國學院栃木【柔道部通信】

日本一を目指して太平山麓で汗を流す、柔道部の日々の活動記録をお知らせします。

【解説】変則組み手に対する脚取りについて

2010年10月07日 | トピックス
日本国内で審判の第一人者である川口孝夫先生(全柔連審判委員長)のブログに、
表記の詳細記事が掲載されていました。
難しい解説文ではありますが、競技を行う上で熟知すべき点でありますので、
ご参考までに抜粋にて紹介します。

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2010年1月1日よりスタートしたIJFルールのうち、AがBの逆側の背部にクロスして手や腕を回して組んだ場合、BはAの帯から下部を攻撃・防御しても反則とはならない。但し、Aはすぐに(1~2秒)攻撃しない場合はAに「指導」の反則が与えられる。

※これに関してBの試合者は「帯から下部を攻撃・防御しても反則とはならない」にもかかわらず手をブラブラさせて掬い技に行こうか行くまいか迷っている様子が伺えるが、慣れていないために「反則負け」を恐れているように思われる。
選手は、この状況を想定してすぐに掬い技に入る等の練習が必要と思われる。

この場合、審判員の視線がBの手や腕だけに集中するとAの手がクロスしているかどうかを見過ごす可能性があり、審判員もその状況に慣れる必要がある。全国的な大会はビデオが設置してあるため確認できるが、ローカルの大会等では記憶に頼ることになるため視線の配分に注意しなければならない。しばらくの間、慣れるまで混乱が予想される。

但し、標準的(通常の)な組み手からBが「首抜き」をしてAの組み手をクロスの状況に仕立てて掬い技に入る方法も見られるので、ごまかしに気をつけること。

また、「逆側の背部にクロスして」の解釈が、当初、大きく帯の近くまで届くくらいの状況を想定していたが、IJFから相手の「肩のラインを手首が越す程度」も同様の解釈をすることが示されたので今後講習会等で説明していきたい。

川口先生ブログ http://judotk1.exblog.jp/

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