Jフロント 402 ?3 小幅に3日続落。UBS証券は、同社のレーティング「Buy」、目標株価550円を継続した。百貨店売上の下期予算は3.6%減(既存店ベースで0.1%減)との設定だという。9月は残暑の影響で6.1%減収(既存店では3.9%減)となったが、10月は増収転換して順調とみられるそうだ。経費削減ペースもふまえれば、会社計画はやや保守的との印象と指摘。なお、下期から来期に向けて所得動向や逆資産効果などを慎重に見極める必要はあるとも。UBS予想は追加分析を経て再考する予定だという。 NSSOL 1362 +16 4日ぶりに反発。三菱UFJモルガン?スタンレー証券(MUMSS)は、セクターバリュエーション低下に鑑み、今後12ヵ月間の目標株価を従来の1870円から1800円へ引き下げたが、株価判断を「Neutral」から「Outperform」へ引き上げた。MUMSSでは、同社が売上高に占める製造業の割合が高い(10年3月期売上比36%)ため、現株価は円高などを主因とする製造業のIT投資削減リスクに対して過度に悲観した株価形成になっているとみるという。しかし、最近の取材、短観(9月調査)のソフトウェア投資計画などに鑑み、過度な悲観は不要と判断したそうだ。 ソニー 2589 +3 小幅反発。三菱UFJモルガン?スタンレー証券(MUMSS)は、同社の目標株価3000円、「Outperform」のレーティングを継続した。液晶テレビは、欧米での需要減退、韓国メーカーの過剰生産の影響により、液晶パネルが急落し、液晶テレビ価格も低価格競争が激化しているという。同社も影響を受けているため、液晶テレビ事業は、会社計画に対して販売台数(会社計画2500万台、MUMSS予想2300万台)、損益とも減額修正する可能性があるとMUMSSではみているもよう。しかし、ミラーレスのデジカメが予想以上に健闘していることから、この減速を補填しているとみられるそうだ。 サイゼリヤ 1597 +31 3日ぶりに反発。三菱UFJモルガン?スタンレー証券(MUMSS)は、同社の目標株価は従来の2400円を2300円に引き下げたが、「Outperform」のレーティングは継続した。11年8月期会社計画営業利益は前期比1.6%増の146億円と増益を確保する見通しは安心感のある内容だという。既存店売上前提の前期比?5%を、新店効果や粗利率改善でカバーする計画だとも。MUMSS予想営業利益は既存店売上会社前提が保守的とみて、150億円を予想(従来並)するという。 東宝 1289 +34 3日ぶりに反発。野村證券は、同社のレーティング「1」、目標株価2000円を継続した。10年6?8月期業績はすでに10月5日に発表された業績上方修正に沿う内容で驚きはないという。ただし、下期の作品ラインアップ、営業興行部門の収益改善、不動産事業の空室率の改善などを考慮すると、さらなる上振れ余地が残されているそうだ。何事にもしっかりしており、業績には安定感があり、利益の質も高く、強気を継続するという。 電気化学工業 366 +12 4日ぶりに反発。野村證券は、同社の目標株価は従来の550円を500円に引き下げたが、レーティング「1」は継続した。11年3月期上期決算は会社計画をやや上回るものの、年間の営業利益は会社計画並みにとどまると指摘。一方で、LED材料の拡大、合成ゴム事業の好調などから、12年3月期以降に増益基調を維持できる可能性が高いという。不透明な事業環境下において、独自の成長ドライバーを持つ企業として、投資魅力が高いと考えているそうだ。 東製鉄 921 ?53 大幅続落。12日、11年3月期第2四半期累計期間業績予想の下方修正を発表した。第2四半期累計期間業績予想を、売上高790億円(前回予想比1.3%減)、営業損失15億円(前回予想は17億円の利益)、経常損失15億5000万円(同18億円の利益)、四半期純損失25億円(同10億円の利益)に、それぞれ下方修正した。当7月?9月期においては、田原工場の生産数量が予定を大きく下回って固定費負担を吸収できなかったこと及び8月?9月にかけて原料鉄スクラップ価格が製品価格の上昇を上回って値上がりしたことにより、期間損益が当初予想に比べ悪化した。加えて、9月末に鉄スクラップ価格が下落に転じ、期末で在庫評価に関わる低価損を計上したこともあって、第2四半期累計期間の経常赤字計上を余儀なくされる見通しとなった。なお、通期業績の見通しについては、10年10月19日に予定している11年3月期第2四半期決算の発表時点で開示する予定。 7&I?HD 1923 ?26 3日続落。大和証券CMは、同社のレーティングを従来の「2」から「3」に引き下げた。このレーティング引き下げが売り手掛かりになったと観測される。国内GMSと百貨店は想定以上に厳しいという。同業大手に比べ、業績回復の遅れが顕著であり、なかでも、国内GMSは改革の軸が定まらず、10年度下期以降の不透明感が強いそうだ。大和では、10年度の連結営業利益は会社計画の2400億円を50億円前後下振れるとみているようだ。 長瀬産業 942 +6 3日ぶりに反発。12日、11年3月期第2四半期連結業績の上方修正を発表した。売上高は3290億円(前回予想比1.9%増)、営業利益は103億円(同37.3%増)、経常利益は111億円(同38.8%増)、四半期純利益は65億円(同41.3%増)に上方修正した。化学品および電子事業で、液晶、液晶パネル業界および半導体業界向けの販売が好調に推移したことに加え、海外販売もアジアを中心に、携帯情報機器、自動車関連向け等が堅調に推移したことにより、売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益、いずれも前回公表した業績を上回る見込み。なお、通期の業績予想については現在集計中であり、第2四半期決算発表時に公表する予定。 新東工業 585 +13 5日ぶりに反発。12日、新規事業分野の計測機器事業を拡充?強化するため、10年10月12日をもってトプコンの子会社であるソキア?トプコの計測機器事業を会社分割により承継したソキアファインシステムの全株式を取得して、完全子会社化する契約を締結し、また、同日付けでソキア?トプコンが現在使用している不動産(現ソキア?トプコンの本社工場である土地?建物?構築物)の所有権を吸収分割により同社がソキア?トプコンから承継する吸収分割契約を締結する旨合意したと発表した。(編集担当:佐藤弘)【関連記事】銘柄パトロール(2):DENA、ベスト電、リソー教育、パル、Vテクなど 銘柄パトロール(1):第一生命、大成建設、シャープ、トヨタ、りそなHDなど 東京株式大引け:メガバンク後場失速、日経平均反発も21業種が下落 銘柄パトロール:東京電力、昭和シェル、ファーストリテイリング、DeNAなど 9月24日レーティング情報:メリルリンチ証券
引用元:ff14 rmt