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フォムービー:音楽と写真

初恋の思いを胸にウィーンへ

2018-06-05 | フォトムービー



■初恋の人コンスタンツィヤが初演の特別演奏会に出演

 ワルシャワ音楽院で声楽を学ぶコンスタンツィヤ・グワトコフスカは、ショパンと同い年の
 栗色の髪と澄んだ瞳の美しい女性でした。
 同窓生である彼女に対してショパンは、胸の内に押さえきれない感情の昂りを抱き始めて
 いました。

 コンスタンツィヤは美しい声と容姿で演奏会でも注目の的。そんな彼女に対するショパンの
 想いは募るばかり…。

 しかしとうとうその気持ちを、直接伝えることができませんでした。こうした恋愛の最中に書
 かれたのが二つのピアノ協奏曲です。

 「僕はコンスタンツィヤのことを思いながらこのアダージョを書いた」と、友人に宛てた手紙で
 知られるように、第2番の第2楽章ラルゲットは彼女への感情の表現として有名です。

 そしてショパンがワルシャワを離れる直前の1830年10月11日に行われた特別演奏会では
 自身のピアノ演奏による第1番初演のこの舞台にコンスタンツィヤが特別出演し、故郷で
 最後の晴れ舞台に花をそえたといいます。

 彼女への打ち明けられなかった初恋の想いを胸に、ショパンはいよいよ音楽の都ウィーンへと
 旅立って行くのでした。                (「クラシック名曲サウンドライブラリー」より)

●そうとは知らずに聞き,やさしくみずみずしいと感じていたが,そんな気持ちが込められた第2
 楽章だったんだ。

●小石川後楽園では,途中から「石」が気になってきた。空襲で焼失した建築物の遺構である
 土台の石とあけられた穴,道に置かれた様々な庭石などに触れ,時間の重みを感じた。

 パンフレットにある「円月橋」。当時の貴重な建造物なのに見逃した。また,消火栓らしい
 黒い物体は,特別史跡・特別名勝であるからか。赤ではバランスが悪いのか,通天橋が
 赤だからなのか。
 


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