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扇風機から出火  経年劣化による発炎・発火

2007-08-20 | 製品事故
長年愛用の扇風機から発煙・発火する事故が起きています。

古い扇風機の使用には十分な注意が必要です。

不在時、就寝時の付け放しはとても危険です。


●扇風機の出火か! 84歳と81歳夫婦死亡  


 20日午前2時50分ごろ、東京都足立区西新井栄町1の無職、小池昇さん
(84)方から出火、木造2階建て住宅延べ147平方メートルのうち1階約
10平方メートルが燃えた。

小池さんと妻千代子さん(81)が消防隊に救出されたが、小池さんは背中な
どにやけどを負い、千代子さんも煙を大量に吸い、いずれも死亡した。

 小池さんが寝ていた部屋の扇風機が激しく燃えており、警視庁西新井署は、
ショートするなどして出火した可能性もあるとみて調べている。
小池さん方は2人暮らしだった。

毎日新聞 2007年8月20日


●最近の扇風機による火災

・平成19年6月27日

 洗濯物を乾燥させるため、部屋で扇風機を使用していた。
 火災が発生し、扇風機のモーターカバー、スイッチ部が溶けて、
 洗濯物が焼損した。

・平成19年7月12日・軽傷1名

 就寝時に電源を入れた。
 夜中に扇風機付近からの発火に気付き、家人が消火器で消火した。
 出火元も含め、現在、原因を調査中。


●扇風機 危険信号の4つのポイント

 長年使用されている扇風機はよく点検して、異状があれば使用を中止を
 してください。

 ☆☆危険信号の4つのポイント

 (1) スイッチを入れても羽根が回転しない
 (2) 回転が遅かったり、回転が不規則
 (3) 回転するときに異常な音がする
 (4) モーター部が異常に熱かったり、コゲくさいにおいがする

 
モーター・コード・電気部品等の劣化や磨耗、油切れ・ホコリによって発煙
・発火の危険があり、火災に至る場合もあります。

事故を防止するためには、このままでは、再使用できません。

使用を中止し、すぐに電源プラグを抜いて販売店等で点検を受ける必要が
あります。


●日常の点検を
 
扇風機は比較的構造が複雑ではなく、家電製品の中でもかなり長持ちする
もののひとつと言えます。

中には、20年、30年前に製造されたものが、今でも現役で活躍している
ケースも少なくないでしょう。

扇風機も機械ですからいつかは寿命が来てその役割を終えますが、スイッチ
を入れても動かなくなるといった「静かな最期」を迎えることが理想ですが、
使用中の発煙や発火といった形で最期を迎える場合もあります。

 扇風機に限らず、長年使用している家電製品については、日頃から異状が
ないか気を配ることはもとより、販売店やメーカーのサービス部門で、きちんと
した点検を受けることを心掛けましょう。



●扇風機 点検・お手入れ(日本電気工業会)

http://www.senpu-ki.jp/01maintenance.html



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