DT200Aの庫 (goo-blg)

慌ただしく四国2泊3日の撮影ツアー 25日編


 続行票を掲出した列車の後を追う続行列車が見えます。非常に珍しい保安方式ですが取扱には慎重が必要です。時節柄、車内はマスクを着用しているばかりなのですが異様に見えます。     20,03,25 08:00頃 とさでん鏡川橋―鴨部市場前  Canon EOS1DX MarkⅡ 

 25日はとさでん沿線にある高知大学入試受験の学生輸送の為に列車が増発され単線区間である鏡川橋ー井野間のうち鏡川橋ー朝倉間に増発列車を運転するのですが、それに対応して国内ではここだけになったと言って過言はないと思われる単線区間の続行運転が施行されます。とさでんの鏡川橋―伊野は単線で運転され更に鏡川橋―朝倉間は特殊単線自動閉塞方式(停車場両端に極小の軌道回路を設けこの軌道回路を短絡する事で列車の有無を検知する方式)で運転されてこの区間を続行運転が運転されます。閉塞マニアにとっては一度は現地に行ってどんな扱いをしているか見ておきたいと願っていました。しかしここ数年、機会に恵まれず叶うかと無く何年も経過していましたが今年は運良く琴電と予土線のキハ32と絡めて撮影できると言うので予定に入れる事にしました。 
 25日の天気予報は曇で朝がたは一部晴というものでした。確かに夜が明ける時間帯は星が輝いていて期待できる空でしたが、周囲が明るくなるのを待っていたかのように空一面に雲が出てきて失意のどん底に陥る天気になってしまいました。
 もし晴れたら桟橋線で撮影してから朝倉方面に向かう予定でしたが曇ってしまったら桟橋線はどうでも良くなりはりまや橋を07時過ぎの電車で鏡川橋に直接向かう事にしました。
 この日は入試の学生輸送で朝夕に高知駅前ー朝倉間に臨時列車が増発され一部は続行運転となり続行の先行車両には続行票が掲出されこれが大変に珍しく、これを撮るのが本命でした。かつて私が中学生の頃は江ノ電もタブレット閉塞で土日を中心に続行運転がされ先発列車には続行票が掲出されていたことを後に知り、当時撮影した画像にもちゃんと続行票が写っていて感激した事がありました。


 朝は毒盛でしたが昼過ぎには薄雲になっていました。はりまや橋に戻って来ても影の出るロケーションを見ると自然に桟橋線に足が向いて撮影していました。    20,03,25 13:46頃 とさでん梅ノ辻  Canon EOS1DX MarkⅡ

 まずは鏡川橋で続行運転を続行票をメインに撮影しました。天気が悪いのでテンションが上がらないのは否定しませんが、逆に無駄な力は入らず程よい緊張感で撮影が出来たと思います。
 入試の学生輸送も8時過ぎになるとひと段落すると誰からとも言う訳でも無く〝コーヒーが飲みたいネ(^_^)v!〝と言う意見が出てもーたーまん様に依頼して近くのファミレスを探してもらうと近くのガスト(と、言っても10分以上歩きましたが)があったので1時間程度、まったりしていました。その後このままガストにいてコーヒーを飲んでいると何のために高知まで来たかわからなくなるので改めて己を奮い立たせて朝倉電停でまた撮影を開始しました。それも1時間程度過ぎると飽きてきて全員で高知の中心地のはりまや橋に戻る事にしました。
 私以外ははりまや橋付近で昼食を食べに行ったようですが私はガストで食べたトーストで腹持ちがしていたのではりまや橋付近で桟橋線の撮影を続けて14時にはりまや橋付近の昨晩に宿泊したホテルに戻りレンタカーを出区させて、また朝倉電停に戻り小1時間撮影した後、高知空港へ向かい帰路に着きました。
 朝倉から高知空港へは美抑解様を含めて3人も同乗することに。レンタカーを借りた時は一人でしたが返却の際は小さいビッツに大の男が4人も乗っていると言う珍現象となってしまいました。


 続行運転を開始する駅では続行運転士に対して続行票を提示して続行運転開始を知らせます。その後先行列車の運転士にも同じように続行票を提示した後に先行列車の先頭部に続行票を掲出します。    20,03,25 15:20頃 とさでん朝倉  Canon EOS1DX MarkⅡ

 今回は一応〝閉塞が趣味〝と職場で周囲に噴いている身にとって続行運転の取扱は理屈では解っているものの〝百聞は一件にしかず〝と言う言葉の通りに撮影もさることながら現場を見てどんな取り扱いをしているか見たいと言う欲求から訪れたのが第一の理由でした。実際、続行運転の運転取扱を目の当たりに見て非常に勉強になります。鉄道の学習は現場見学が一番習得出来るし理解も出来ます。今回は朝倉電停折返しで朝倉ー鏡川橋電停間のみ続行運転の取扱には〝なるほど!〝と思う場面がいくつかありました。その最たるものが続行運転票は続行運転施行開始電停で後続車両の運転士に続行運転票現物を提示した後でないと先行車に掲出できないことを知りました。これは逆も同じで続行運転解除電停では折返ししない(終点の伊野行)先行、または続行運転士に続行運転票を見せて続行運転の解除を通知しなければならない事を知り大変に勉強になりました。ちょうどスタフ閉塞の先行列車には通券を渡しますがその際にスタフの玉も運転士に提示するのと似ている気もしました。
 さて、最近は北海道で釧路で借りて女満別で返す、またはその逆の様なワンウェー借りする事が良くあります。今回も高松で借りて高知で返却する事にしましたが、撮影後に高松まで高速道路で戻って返却するのは体力的にも、また精神的には大変なのでワンウェーか大正解だったと思います。
 帰路の便は高知空港18:45発のJAL498便で一見して高知大学で受験した学生がたくさん搭乗していました。
 JAL498便は定刻に離陸。羽田空港には19:47に着陸。2白3日間の慌ただしい撮影ツアーでしたが天気も雨が降る事はなく久々の四国を堪能出来て実りある撮影ツアーになった気がします。


 午前中の毒盛がウソの様に午後は雲の切れ目から太陽がのぞいて来ました。そうなるとがぜんテンションが上がってしまう私がありました。    20,03,25 15:31頃 とさでん朝倉  Canon EOS1DX MarkⅡ

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