小学6年生のとき、卒業文集の原稿提出時、担任から「クラスで一番下手くそ」と揶揄されました。
そのトラウマで、文章作成はもっともストレスを感じる作業となっていました。
25歳のとき、営業職に配置転換となったとき、文書作成の必要性を感じ、苦手克服のため、鍛錬開始。
まずは、新聞や雑誌への投稿と考えたものの、原稿用紙1枚を埋めるのに2時間以上要しました。
隙間時間に読書し、図書館に通い、ペンだこに薄っすらと血が滲むほど書き捲りました。
いつの日か、10分以内で完成するようになりました。
30歳のとき、たまたま目についた新聞の俳句欄に初投句。兼題は「虫」であったことを覚えています。
ただ、虫が秋の季語であることなど、俳句のルールは一切知らず。
たまたまビギナーズラックで月間賞をいただき、本格的に俳句にチャレンジ。
俳句は世界で一番短い究極の作文だと思います。
推敲を重ねた末、脳裏に浮かびます。作文が「作製」なら、俳句は「授かる」ものなのでしょう。