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【現代思想とジャーナリスト精神】

【永岡浩一さんからの通信】

【永岡浩一さんからの通信】


TBSラジオ 荻上チキ・セッション(2023/2/2) 女性の政治参画 大山礼子さん、能條桃子さん、崔真澄さんのお話、日本だと、特に自民党が小選挙区制と世襲で選挙に当選、女性は圧倒的に不利、日本の女性の政治参画は世界でも恥ずべき低水準、女性議員が少ないと若い政治家も少なく、自民党オッサン政治を変えないと日本破滅を語る


 永岡です、TBSラジオの、荻上チキ・セッション、メインセッション、コロナ以後、社会をどうするかのディスカッションモード、通常国会も開始、女性の政治参画について、政治学者・駒澤大学法学部の大山礼子さん、NO YOUTH NO JAPAN(http://noyouthnojapan.org/ )代表の能條桃子さん、エコノミストの崔真澄さんが出られました。パートナーは南部広美さんでした。

 今、衆院議員運営委員会は全員男性、参院選では35人女性当選は過去最多、女性参院議員は過去最多でも、女性は25%と国際的には低水準。ジェンダーギャップはG7最下位、どうして女性の政治参加は遅れているのか、皆さんリモート参加、大山さんは政治制度論、国会と選挙の研究、政治制度論は、議会、選挙制度から、国民主権の実現を考えるもの、能條さんはこの番組によく出られて、この団体は2019年、昨年は20,30代の女性、Xジェンダー支援、統一地方選に25名立候補予定を進めている。立候補の壁について、プロジェクトの前に、こういう政治家が欲しいというものは、どこに聞いていいかわからず、情報は限られて問題、地方だと、議員は給料が低く魅力的な仕事ではない。チキさん、職業として不安定、さらに4年に一度と不安定で、参院選では女性は増えているのを問われて、能條さん、衆院では女性は増えない、大山さん、参院では25%は世界の上院の平均でも、女性の伸び方は遅い。他国は日本の衆院と同じが20年で激増、日本は進まない。日本だと、男性政治家は衆院>参院と考えている&小選挙区制は女性の当選は困難、どこでも現職がいたら女性は出られず、そもそも日本は政権交代だと女性は増えるが、小選挙区制では女性は増えない。女性を増やすのは、有権者にアピール、野党が増やして与党が競争だが、日本は自民の独裁で女性は増えない。制度と、政権交代のないため女性は増えず、国により、政党の競争で増えているもの、クォーター制をやる国はある。日本は政権交代なし、地方だと、競争があると危機感で変わり、維新が増えると、自民も女性を増やす方向になるが、政党に競争があると変わる。現職に足りないもの、新たな支持者を掘り起こす、などのものがある。

 能條さん、候補者支援で、現職がいると女性の進出は困難、中央は賛成でも地方の地元は反対、中央でジェンダー平等を言っても、地方ではセクハラ、パワハラがあり、組織票はオッサンが確保で、女性は困難。チキさん、地元の問題もあると説かれて、さらに、崔さん、女性の少なさについて、原因は、女性の就業比率、お金と時間、政治家になるのにお金はかかり、育児、家事を女性に押し付ける日本社会で政治に女性、とならない。チキさん、労働市場でも女性の参画は困難、さらに政治だと厳しいと説かれて、崔さん、周囲で企業にいて、制度を変える方向にとしても、家庭、家族のためというハードルがあり、経営者では男性が圧倒的に多く、女性が増えているのはファッションなど、元々女性の多かった分野、それでないと、外部の圧力がないと女性を上げられず、クォーター制は副作用があっても大事。

 大山さん、クォーター制は一定の割合女性、議席の30%は女性、女性しか立候補できない、立候補者は女性を一定、韓国がそれ、女性が少ないと政党助成金を減らすetc。チキさん、比例名簿で男女を交互だと指摘、崔さん、日本で議員の3割を女性は困難、ビジネスでも受け入れられず、立候補者の何割かは女性とすべき。経済学では、クォーター制により、新しい女性が参画して、ダメなオッサン退場になり、新しい人材登用の機会になる。選択肢を増やす、お金があるので政治家になる人もいて、女性はその点不利。

 チキさん、福祉など、女性候補が訴えやすいものもあると説かれて、崔さん、今の議員に問題は、焦点に問題、リスクリングは今の女性に求めるのは無理、チキさん、岸田総理のピントが外れている。チキさん、経済、経営でも世襲があり、リスナーのメールがあり、女性の政治参画を否定は世襲、国政、地方も世襲が多すぎて、息子、婿と男性のみ、それは金目当て、岸田総理の息子のデタラメを見たら権力者の利益のために世襲、有権者は世襲に投票したら女性の政治参画は否定。チキさん、地方の選挙で、妻、娘のたすきで、父を男にしてくださいに驚かれて、能條さんのプロジェクトでは、地盤も大変+投票率も低く、地盤をはがすより、20,30代の女性の立候補ゼロのところをなくす。チキさん、議会だと小選挙区制と異なり、余地はある。大山さん、世襲について、ネームバリューがないと当選せず、日本の選挙は個人のネームバリューとお金。政党本位に選挙をすると言っても、批判された中選挙区制は参院、地方では残り、政党ではなく個人の争いで、自民党の場合、地方議員リクルートで金の用意できるものを登用するので、そのため統一協会の支援があるものが当選する。

 女性の政治参画について、さらに考察、チキさん、世襲だと地盤、看板、ネームバリューがあり、女性だと不利であり、地方議会には票田の温存もあると指摘、大山さん、地方議会も様々、政令指定都市だと一人区、中選挙区もあり、一般の市町村は大選挙区、世田谷区は50人の枠で有権者は一人しか選べず、そして成りて不足、無投票当選は圧倒的に一人区、どうせ〇〇が当選で対抗馬でない、一人区、二人区は女性が少なく、さらに当選は困難。チキさん、やりたいのに名乗りがない、悪い表現だがいいタマがないと説かれて、大山さん、地方の町村だと、地区割の地域代表で実質一人区、地方でしんどくなると、名乗りを上げるものがいない。地区評議会などは、何となく候補、議員を出していた。チキさん、新参のものに見えにくいところで候補者選び、能條さん、177都道府県で模索、東京と地方は全く異なり、地方で地区割、仁義を通さないと立候補できない、コミュニティでやれないものもあり、本当にあほらしく、それを破り議会に入ると村八分になり、胆力がないと地方議員はやれず、女性のやる気で解決する問題ではない。

 リスナーより、昔某党の女性候補の手伝いをしたが、選挙期間は家庭のこと、子供の世話、家族との会話もできず、女性は家事で大変で、これでは選挙に出られない。チキさん、男性には妻が支援するのに女性を夫は支援しないと説かれて、大山さん、地方だと古いオッサンとやらないとならず、地方だと若い女性は流出して、衰退、女性の政治参画がないと、その社会は衰退。都会だと個人で選挙しないとならず、24時間闘わないとならず、女性に過酷。政策、政党本位だと24時間辻立ちはきつい。チキさん、供託金も問題、日本の選挙制度の問題を問われて、大山さん、国会の選挙制度もひどいが、地方だと100年前のままで、選挙制度は破綻、抜本的な改革が必要、政党は人材育成しないと日本は潰れる。

 チキさん、海外で参考になるものはあるかと問われて、大山さん、中選挙区のように何人もいるのに一人しか選べないのは日本だけ、政党本位だと全部比例にすべき、さらに市区町村だと複数名に投票できるようにすべき、3人投票できたら、2人、3人目にユニークなものを選べて対策はたくさんある。チキさん、そういう複数の投票、オール比例だと政策主体になると説かれて、能條さん、選挙制度を変えないとダメ、この75年女性が議員になれても女性は増えず、そのためには選挙制度の変革は必須、今の選挙はファミリービジネス、夫の壁があり、夫の実家がOKを出すか、そして家事・育児を全部やってくれる女性がいて男性の政治家は成り立ち、個人の努力では限界、制度を変えるべき。チキさん、岸田総理も育児をしたというのは嘘だとわかりてんやわんや、チキさん、選挙制度を変えるのに、現職は今の制度で当選で抵抗、変えるのに必要なものを問われて、大山さん、94年に衆院を小選挙区制にしたのは、みんな抵抗、しかしそれだと政治改革に反対と見られて、そういう危機感は必要、地方議会は成り手不足、しかし国民が選挙制度に関心を持たないとダメ。チキさん、選挙の規模でも制度に問題、成り手のないものはどうか、大山さん、定数削減は反対、維新は削減を言うが、日本は国会議員、人口比では世界でも少なく、あまりに大きな人口を一人で抱えている。チキさん、政党主体の比例メインなどが望ましいかと問われて、大山さん、戦後1回目の衆院選で女性39人当選、その際に2人3人選べて、それを元に戻したら女性は激減。チキさん、有権者が複数選べるのは意味があり、自治体、国ごとの選挙制度がいる。大山さんは完全比例、1%の得票に1%の議席だと多党化、中選挙区で比例代表だと同じ政党で同士討ちはない。チキさん、選挙制度の問題は国民も共有されている。リスナーより、思い出したこと、10年前地方移住した友人が地方議員になり、彼女が立候補しないと全員男性+高齢者、給与が低すぎて、社長の副職しかできず、どうしたらいいかとあり、チキさん、その中で課題意識を持つ人もいて、能條さんは支援、能條さん、女性の立候補、年代別だと50代最多、若い層は少なくなり、若い世代が上がらないのは、専業主婦が激減の今、女性にハードルある。チキさん、最初のキャリアが政治家はハードル高い、大山さん、統一地方選について、地方は様々、女性を増やすのは課題、大都市だと、野党は女性半分などに注目。若い人が少なく、女性議員が少ないと、多様性なし、チキさん、若い女性の進出を支援する仕組みもいり、しかしクォーター制すら進まない今の政治、何とかしないといけないと締めくくられました。この国、政治、社会は明治時代のまま、オッサンののさばる社会を変えないといけません、以上、大山さん、能條さん、崔さんのお話でした。





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