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Classic Shellのサポートは終了しています

<追記>2020.8.18:
「Classic Shell」の開発は終了しましたが、その後「Open Shell」というアプリがあとを引き継ぎ、利用できるという情報をいただきました。
詳しくは、本記事のコメント欄「ClassicShellなしでは辛いっす」さんの情報を参照ください。


1年半ほど前に、プリンターの接続設定でお伺いしたお客様から・・・パソコンを起動すると変なメッセージが表示される。「OK」か「キャンセル」の選択画面が表示されるが、どうしたらよいかわからないので、見て欲しい・・・とご依頼がありました。
どんな画面ですか?とお尋ねしましたが・・・よく覚えていないが、パソコンを起動すると必ず表示される・・・とのことで、お伺いしました。

Windows10のノートパソコンで、電源を入れてWindowsが起動してきました・・・すると、出ました!
英語のメッセージで・・・「使用しているOSに対応していないので、新しいバージョンにUpdateしてください、云々」といった内容でした。
そして、そのメッセージを表示しているのは「Classic Shell」でした。

Classic Shellは、Windows8.1やWindows10の環境で、Windows7のようなスタートメニューを復活させたり、スタートボタンをカスタマイズできるツールです。
Windows8.1(Windows8)が出始めたころ、その使い勝手の悪さに対応するため、このClassic Shellをインストールして、Windows7(XP)のような画面にカスタマイズして使用しているユーザーが多かったことを思い出しました。
確か、お店でパソコンを買うと、Classic Shellを入れて、従来のWindows7のような画面で使用できるようにしてくれるところもありました。

お客様の画面のスタートのボタンも、四角いWindowsマークでなくて、Windows7の丸いマークでした。

そういえば、最近はClassic Shellを見ません。念のためネットで調べてみると・・・Classic Shellの開発(サポート)は、昨年12月で終了していることがわかりました。その理由の一つとして、Windows10の更新が頻繁なため、負担が大きいことが挙げられています。確かに年2回の頻度でメジャーアップデートを実施されてしまうと、それに対応するのは大変だと思います。

今回のメッセージは、Classic Shellの開発は終了してしまっているのに、Windows10が継続してアップデートを行っているため、Classic Shell側では、対応できない状態になっているために、新しいバージョン(Classic Shell)にしてくださいと表示されているものと思われます。しかし実際には開発終了したClassic Shellには、新しいバージョンは存在しません。

お客様に状況をご説明して、「Classic Shell」をアンインストールして、本来のWindows10のスタートメニューで使用してもらうことにさせていただきました。
長い目で見れば、Windows7のMicrosoftのサポートは、2020年1月で終了してしまうので、それ以降はWindows8.1かWindows10のパソコンが主になっていきますので、いつかは、Windows10のスタートメニューやインターフェースになれる必要があります。

Classic Shellをアンインストールして、再起動すると・・・Windows10の見慣れた四角いスタートボタンが表示されました。最初は若干戸惑うかもしれませんが、使用していくうちに少しずつ慣れていくと思います。

コメント一覧

doratomonet
管理人です。
Classic Shellが開発終了後、Open Shellという形で引き継がれていたのですね。
とても重要な情報をコメントいただき、ありがとうございました。
ブログ記事も追記で修正します。
ClassicShellなしでは辛いっす
「Classic Shell」は2017年12月に開発が終了され、その後は「Open Shell」として他所に引き継がれました。
Classic Shellのホームページ(http://www.classicshell.net/)上部に赤い太字で簡単に説明書きがあります(英語です)。英語が苦手な場合は、次のページにも経緯説明があります。→https://eizone.info/open-shell-classic-shell/

因みに、Classic Shellの最終版は、上記リンクを見た限りではVer.4.3.1ですが、Ver.4.3.1は日本語化に対応していないとの事です。日本語化に対応するのはVer.4.2.1からVer.4.3.0までと記載があり、別途ダウンロードする「ja-JP.DLL」が必要になります。尚、Vectorで公開されているClassic ShellのVer4.2.5は、Windows10(Ver.1809)ではインストールできません(Windowsからのメッセージで古いと言われる)ので、日本語化したい場合は、Ver.4.3.0を使用するのが無難かと思われます。最終版の1つ前のVer.4.3.0は、Classic Shellのホームページからたどって行くとダウンロードできますが、面倒なので、ダウンロードできるページのリンクを書いておきます。

Classic Shell Ver.4.3.0のダウンロードページ:http://www.mediafire.com/file/dah8ag7171rjn4e/ClassicShellSetup_4_3_0.exe/file

ついでに、日本語化用のDLLのダウンロードページも:http://www.mediafire.com/file/oj32h8888z8cbve/ja-JP.dll/file

念の為、ダウンロードしたファイルはウイルスチェックしましょう(^^

最後に、引き継がれたOpen ShellについてもClassic Shellのトップページからリンクがありますが、こちらです→https://github.com/Open-Shell/Open-Shell-Menu

上記Open Shellのページの少し下にスクロールした所に「Download」のリンクがありますので、その先のページから「OpenShellSetup_4_4_142.exe」を見つけてクリックすればダウンロードできます(2020/8/18時点でVer.4.4.142が最新版との事です)。
doratomonet
管理人です。
Classic Shellのサポートが開始されたのでしょうか。
当時結構使用しているユーザーもあったように記憶しています。
また情報を教えてください。
qp です
クラシックシェル 愛好家ですが、最近どこかの会社が引継ぐ(継いだ)、のコメントを見ましたが再確認出来ません。すみません。
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