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ルーターを交換したら共有ディスクにアクセスできない

2年ほど前に、ノートパソコン2台の設置設定作業を行った施設様から・・・Wifiルーターを交換したら、各パソコンが共有ディスクにアクセスできなくなった・・・とご連絡がありました。この時期設置・設定のご依頼が多くバタバタしており、それらが終った夜にお伺いしました。

状況をお聞きすると、また元のWifiルーターに戻してあり、この状態だと問題なく共有ディスクにアクセスできるとのことでした。
元のWifiルーターの電波が2階では弱いので、ハイパワータイプのWifiルーターに交換したら、各パソコンが共有ディスクにアクセスできなくなったそうです。
ネットワーク的には・・・NTTゲートウェイ→Wifiルーター→HUB→各パソコンへ有線LANまたは無線(Wifi)で接続・・・という構成です。
共有ディスクは、HUBから有線LANで接続されています。確か以前ノートパソコンの設定を行った際に、共有ディスクへの接続設定を行ったのですが、共有ディスク側は、固定IP設定になっていた記憶があります。
念のため今までのWifiルーターを確認すると・・・モードスイッチがBridgeモードになっていました。この場合は、NTTゲートウェイがアドレス管理を行い、Wifiルータは、アクセスポイントとして働きます。新しく設置したWifiルーターのモード設定を確認すると・・・Routerモードになっていました。これだと新設置のWifiルーターがアドレス管理を行いますので、今までとIPアドレス体系が異なってしまうことがあります。パソコン自体は、IPアドレス体系が以前と変わってもインターネットに接続できネット閲覧やメールもできますが、共有ディスクは固定IPなので、パソコンのIPアドレス体系と異なるIPアドレスのままなので、アクセスできません。

一番簡単なのは、新しいWifiルーターもBridgeモード(メーカによってはAPモード)に設定してあければ、元のIP体系に戻ります。
新しいWifiルーターのモードをAPモードに変更して、電源を入れました。
数分待ってWifiルーターが起動してきました。Routerランプが消灯しているので、APモードで動作しているみたいです。念のためパソコンのIPアドレスを確認すると以前のIP体系のアドレスになっていました。
この状態で、共有ディスクへアクセスできることをご確認いただきました。他のパソコンも同様に確認して共有ディスクへアクセスできました。

ルーターを交換する場合、以前のルーターと同じモード(RouterモードかBridge(AP)モード)に設定しておくことに注意が必要です。
ただしRouterモードで使用していた場合は、メーカーや機種によってルーターが割り振るIPアドレス体系が異なることがありますので、割り振りIPアドレス体系を同じに設定しておかないと、今まで固定IPで使用していた機器(例えば、共有ディスク、複合機など)が、認識できなくなってしまいます。
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