煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

『Be-Leave』 ~教師からの教授と先生

2017年11月07日 19時54分00秒 | オレ推し(よっちん&あんぼむ)
この一週間、先週のライブビューインクの余韻から抜けきれず、疲労感も半端なく…。
なんか、
ほんとに、自分、歳くったなぁ~(´;ω;`)…って実感せざるをえません。
体調崩しました…なさけなっ…(´д`|||)


『教師』について、もう少し書き留めておきたかったので、時間たっちゃったけど『Be-Leave』の中から思い出し。


まず、飛田さんの演技力がやっぱり自然体ですごかったな…という印象があります。
これはお二人の演技を比べるとか、そういう意図ではないので誤解のないようお読みいただきたいのですが、
先に飛田さんの教師のイメージが『教師』というより『教授』感じたように、管理人の正体がわからず怯えたりしてても、教師はどこかに貫禄があるベテラン教師感があり、やっぱり『教授』って名乗っていた方がしっくりくる印象でした。
飛田さんの演技を映像越しとはいえ生で拝聴する機会はこの先なかなかないと思うので、ほんとに貴重な経験だったと思います。

何が…って細かい表現では現しにくいんですが、とにかく、凄い~!っとしか言いようがない感じ。
圧巻って表現の方がしっくりくるかな?。



で、そんな強い印象がついてしまった『教師』役。
夜の部では吉野さん。

各々の部屋の扉から出たり入ったりの住人達。
右端の部屋からその様子を伺う教師。
暗い場面なのでなかなかライブビューでは人物の確認が出来ない…。
エレベーターから降りた時だったか、何かの一瞬に教師の風貌が表になって、教師役が吉野さんだ!って確認出来て、テンション上がった瞬間にすぐ台詞があったんですよね。

「お前は誰だ?!」
だったかな…?ちょっとうろ覚え。
エレベーターで外へ出れない、と騒ぎだした住人達が部屋から出て来てわらわらするシーン。
なに食わなく住人達に混ざっている『管理人』。
“ここにいるはずのない”『管理人』にいち早く気付いて発した言葉。(⬅多分。)


ここで驚いた!
びっくり!
えっ…!?誰~?????
って…。

心の中は
吉野さんだー!わーい(≧▽≦)!!!

…って…えっ?…ちょ…だ、だれ~(゜〇゜;)?????
な、な、な、、、、せ、先生…?!(⬅違います。教師です。)

って感じですかね。


最初の観想で書いてますが、そんなんで、その瞬間から吉野さんの素は見えなくなり『教師』は『教師』として板の上で存在したのでした。

終盤のアドリブは、ほんと面白かったけど、
ライブビューのカメラを意識してアドリブ入れていただいてて、嬉しかったけど、
心情的には泣きに入っていたので、あのままラストに向かって、泣かせていただきたかった感が…。
そういいながらも、吉野さんが空気感を旨く元に戻した瞬間から、またすぐに泣いてましたけどね…。

あの時、お顔がアップになっていて、役から外れていた吉野さんがだんだんお役に入って行く感じが、実は観ててもよく、わからなかったけど(笑)…。
吉野さん、ステキ…
から
先生が、先生(⬅だから教師です)が…ビリーが…うっ、うっ…泣く。
って心の中はいつの間にかお芝居に没頭。
でした。


後ね、『乱暴者』が消えてしまった翌日。
部屋から出て来た住人達が円のように丸く並べられた椅子に座り、回る盆の上で互いに台詞を言い合うシーン。
教師は…椅子に座るなり、台本を板の上に置いちゃって、椅子に座ったままくつひもを結び直す。
盆は回り続け、シーンは進み、台本をめくりながらくつひもを結び直し続ける。
くつひもを結び直すと、台本を拾い、何事もなく居ずまいを直し、住人達の会話に加わって行く。

何かね…
盆が回ってるのに下向いて気持ち悪くならないのかなぁ…とか、
お尻…客席向きだね…とか、
直したのが片方だけ(多分右足)だったので、本当にほどけていた、またはほどけかかったくつひもを結び直したかっただけ、とお見受けいたしまして…
そんな色々思う前に、

そのまま、台本めくった!スゲー!
って感動しましたょ、ほんとに…。



何言いたいか自分でもよくわからなくなっちゃったけど、
そんなんで、『教師』は自分の中で『先生』に変換され、
行動がなんだか無謀にも見え、
言動は教師の前に私は私、と主張するようにも聞こえ、
戸惑いや迷いも、全てを受けとめようとしたいけど、受けとめ切れず…。
でも、私は私の信じる道を行く!
行く先に何が待ち受けようとも恐れず前だけを向いて行く!
って、そんな印象の『教師』でした。ほんと。


『管理人』と対のお芝居は今思い出しても、ゾクゾクっとします。
もう1回観たいな。


まあ、実の所は、ほんというとですね、なんかね…あのアドリブで、全部の印象、飛んじゃったんでもう1回観たいんですけどね~(笑)。
別の場所であのアドリブ見たかったですわ…ははは。


と、いうわけで、やっぱり、ビリーのために消滅を選んだ教師が綺麗に流した涙と、最後の微笑みが忘れられないポイントですね。


最後のご挨拶なんか、あっさりしていて、あんまり覚えてないし、
なんか、お辞儀、可愛かったぞ!ぐらいの印象と、中井さんが話しの途中で、急に吉野さんの方を向いた時の驚いたようなリアクションが可愛いし…。
まだまだ吉野さんって方が、わからなくて楽しい~って思ってる自分がいるのは確かです。


最後に、昼と夜で全体の中で印象的だった事を幾つか…。

⚪江口さんの声が割りと好みだった。
お衣装の上着の丈が短すぎて、そんなアンバランス差も『エリート』の演出なのか?とさえ思った。

⚪柿原さんがアンコールで出て来た時の、役からの離脱感が半端なく、「あっ!お帰り~カッキー!」とか、馴れ馴れしくも心の中に浮かんだ。

⚪浪川さんの演技は、ほんとはまだ何か隠しているような挙動不審感があって、最後まで目が離せなかった。

⚪『乱暴者』の回想シーンで、盆が回る中で木村さんの後ろからライトが射し込んだ一瞬、客席が宇宙の闇に、ライトが一筋の星の流れに見えて、(多分)赤いライトに映えた木村さんのお顔が綺麗だった。
そう感じた瞬間、涙腺決壊した。

⚪うなだれて、崩れ落ち、膝をがくりと折って両手を地に着けても、台本はちゃんと開いたまま板に置き、進行に合わせて頁をめくる神谷さんの姿が忘れなれない。
台詞を発する集中力と、演技から外れた“台本をめくる”という行動が、どこでどうなって繋がって演じていらっしゃっるのか知りたい。
同じシーンがあったはずなのに昼の部の記憶はない。

⚪住人達(人格)が消えて『教師』の中へ統合されていくのが表現される、人格の言葉と教師の言葉が重なって発せられるシーン。
どちらの教師も流石の見せどころであったと思われる印象的な演出。
乗り移られたように発した時も、自分の中の一部となって発せられた時も、
ふとした瞬間の教師の戸惑いや恐れが微妙な声のトーンで感じられて…。
それがあっての統合された事を受け入れた時の声の調和具合いがとても自然でした。
吉野さんのこういう声のトーンが変化する演技がめちゃめちゃ好き!と強く思った瞬間ここにあり。

⚪演者の台本にマーカーが引いてあるのが見えたり、舞台での立ち位置の図が書いてあるのが見えたり、色々な場面を貴重なアングルで鑑賞できた事…
ライブビューって凄い!


やっぱり役者さんの演じられる姿を生で観られる事って幸せですね~。
来年は公演日程増やしていただいて、平日公演もやっていただけると嬉しいな~。
是非、劇場で観たいな!


そして吉野さんの色々な演技、もっと観たいな~
聴きたいな~。
コメント
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