goo blog サービス終了のお知らせ 

非ブルジョア

キャバクラみたいなの…もう最高!

地獄穴と久々の恐怖

2006-06-06 | くだらない日々
今日はもう富士山が見れない…呆然としながら時計を見ると午前9時を回ったところだった。さて、これからどうしようか。

樹海に行ってみよう。

富士の裾野に広がる青木ヶ原樹海には、延長53mの縦穴環状洞穴で一年中氷に覆われている『鳴沢氷穴』という有名な観光地がある。氷穴内部には『地獄穴』という水が吸い込まれる穴があり、どこまで続いているのかわからない為、伝説によると相模湾にある江ノ島の洞窟に抜けられると伝えられているらしい。それならば、ぜひこの目で見てみたい。
30分ほどバスに揺られ鳴沢氷穴バス停で降りる。『ようこそ鳴沢氷穴へ』という看板の下に『営業中』と書いてある。営業…。
鳴沢氷穴は真夏でも内部は氷点下。230円(安い!)を支払い入ってみると確かに地面が凍っている。ちなみに地上の気温は午後10時で14度だった。
天井も一番低い場所だとわずか90センチ。段差も多くありついでに足場も悪い。スニーカーでも慎重に歩かないとステンと転んでしまう。ヒヤヒヤしながら先を進むと、お目当ての地獄穴があった。
足を踏み入れると二度と出ることのできない穴、と言われているので、当然目の前には金網があって入れないようになっている。もうネーミング自体、禍禍しい。そっと金網の奥を覗いてみたが、おかしなうめき声が聴こえてきそうだったので、写真を一枚撮ってそそくさと後にした。

地上に出る。14度という気温は涼しいほうだと思うが、長く地下に居ると汗ばむほど蒸し暑く感じる。
歩いて10分ほどのところに同じ観光地で富岳風穴というところがあると駐車場のおじさんは言う。おじさんの周りには2匹の犬がいた。
この犬は飼われていた犬が捨てられ、ここで野犬となって観光客に餌を貰っているという。「チッ、チッ、チッ…」と手を出して近づいて見ると、白い犬がウーッと軽くうなり始めた。「うふふ…大丈夫、怖くないよ」と言い一歩足を踏み出した瞬間、突然もう一匹の黒い犬が明らかに親しみ目的ではない表情で私に向かい走ってきたので、「わぁぁっ!」ときびすを返して逃げ出す私を見ておじさんは笑っていた。
犬に追いかけられるなんて小学生以来だ。『怖』という文字が頭に浮かぶ。(上の写真はもう近づくことの出来なかったので、こんなに遠い。手前の黒い犬が、例の犬)

気を取り直して次の観光地『富岳風穴』に向かおう。そこにはあの有名な看板もあるという。

つづく。


最新の画像もっと見る