ロマンティック・ファーブル☆

今年最初に読んだ本がコレ(*^_^*)。

「ファーブル昆虫記」。

しかも、子供向けの♪


昨年からずっと、うちのチビが虫に夢中。

実家では、父が録画しておいてくれた「ヘラクレスオオカブト」の番組を一緒に観たりもしました。。。


杉並の家には小学生向け位の、かなり詳細な図鑑もあるので…実家で母が本棚から引っ張りだしてきてくれたのが、この本。

データや写真中心の本ではなく、文字ばかりの「読み物」。

しかし、チビは飛ばし飛ばしだけど熱心に読んでいるようなんです。


チビが寝てから、ちょっとのぞいてみると…☆

簡単な訳で抜粋され、さらには自伝も交えられていますが…それは素敵な、ファーブルの人柄が偲ばれるような…ロマンティックな内容で、とっても驚いたのでありました。。。

実験と観察に基づく内容がほとんどですが、たとえばセミの項。。。


「蝉はなぜあぁ騒々しくなくのか？
大砲を使って実験したところ、セミにはほとんど音が聞こえないことがわかったのです。ではなぜ？
やはり、長い間どろんこになって暗い土の中で暮らしてきたので、めいっぱい地上暮らしをたのしむために、鳴いているのでしょう!!」


…なぁんて、書いてあるんですょ☆


世界中を旅して標本を採集するのではなく、わたしには、石ころ混じりの庭、塀で囲まれた庭で十分なのです…と。


人生観や生きざままでが伝わってくるような温かい内容で、彼が歴史に名を残す人物たるゆえんが、解ったような気がしました。。。

ことばとことばの間から沸き上がる、想像の空間。


現代は映像も音も…ほぼ全ての感覚を覆ってしまう形で情報化されてきています。


しかし、やはり未来に向けては、この「想像の空間～時間」を、どうにかして子供たちに伝えていって欲しいものであります。


そういう意味でも素敵な本でした！


つづきを読まなきゃ♪