宮崎駿さんは、現代の宮沢賢治か!?

お恥ずかしながら…先日のテレビ放映を録画したもので、やっと「ポニョ」観ました。
しかも、まだ全部じゃないんだけど(苦笑)。

先週末チビが高熱で寝込んでしまい、起きられない時に観ていたので…。
熱は…恐らくアデノウィルスじゃないかと。。。

毎年ね、かかるんだよね。
可哀想だけど、高熱が何日か、上がったり下がったりしながら続いちゃうのです。

日曜にようやく復活、今日は元気に幼稚園にいきました。

ホッ。

さて、本題です（笑）。
ポニョ観ていて思ったんですが…宮崎駿さんて、なんだか…だんだん宮沢賢治さんみたくなってきてません？
誰かこんな内容で、卒業論文書いてたりするんじゃなかろうか。。。
大学の国文学科とかの方が(笑)。

世界観やストーリーも、それは凄いのですが…どうしてそう感じたのかってね、子ども達の描写の、あまりの豊かさと、視線の優しさ、でしょうか。。。

かの有名な未完の代表作「銀河鉄道の夜」冒頭の「午後の授業」、もう、読んでいると、ジョバンニやカンパネルラの心の動きが…脈打つように伝わってくる、優しい文体なのですが…その感覚と同じようなものを、ポニョとそうすけのやりとりや描写に感じてしまったわけです。。。

物語そのものも、なんだか、風の又三郎を連想させるような…いや、ストーリーそのものは全然似てないのですが…何か、伝わってくるものが。

時代も違うし、描かれている世界もじぇんじぇん違うけど、どうでしょう、そんな風に感じられた方、いらっしゃるのでは？

アタクシは高校時代、演劇部に所属しておりました。
名古屋には、北村想、という有名な劇作家が居るのですが…彼がよく宮沢作品を取り上げていたせいもあり、当時の演劇愛好家の間では、宮沢作品て、とっても親しみのある、特別なものであったのです。
アタクシもその例に漏れず。
北村さんが描いた戯曲から、宮沢さん本人の原作まで、読み漁ってました。

故に、なんかっつーと宮沢賢治さん！ってなっちゃうんですね。。。

まぁ病気みたいなものかしら(苦笑)。

でも、本当にそう感じたんだよなぁ…。
天才の見る世界ってのは…行き着くところ同じような世界だったりするのかな(笑)。
「銀河鉄道～」また読み返したくなって来ちゃった、ははは☆