twincafe akane diary

あかねの独り言日記 2008~

伯父さんの夢

2013年03月25日 | Weblog
今朝、伯父さんの夢を見た。
もう亡くなっている伯父さんは、
終戦間近にシベリアに抑留され、奇跡的に生還した。
一緒に抑留された友は向こうで亡くなり、帰って来れなかった。
だから自分の命は余りみたいなもんだと言っていた。
感染による肝炎で病床生活となってから、
書き溜めたいくつもの詩を見せてもらった。
これに曲をつけてほしい、という。
抑留期のさびしい風景がにじむ言葉の数々、、
伯父さんから直接聞いた話もあわせて「日没」が出来た。
夢の中で、
シベリアのどこかで「日没」を歌う青年がいる、
というニュースがあり、
その青年が、抑留者の生まれ変わりではないかと、
それが、抑留先で亡くなった伯父さんの友だということで、
伯父さんがその青年に会いにいくから、
一緒に行こうという話をしていたところで夢から覚めた。

ほんとうに行きたかったなぁ。
伯父さん、私はわすれないよ。

「日没」
いつものように日は落ちて
ひとつひとつ灯りに照らされる
これは夢ではないかと笑う
モノクロームの君のことも
・・・
CD「町から消えた自転車」兄弟、収録)



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