本を買う基準って何だろう?
作家名は言うまでもないが、見ず知らずの作家であったなら、書評や本の内容で判断するというのが順当なところであろう。内容を確認できないとしたらどうするだろう。言うまでもないが本の装丁等で判断するだろう。加えて私の場合は活字である。好きな活字の本であれば尚好い。
今回アップしたこの本、ご覧のようにカバーの絵、文字、紙質、全てが私の好みに合致する。そして文芸春秋社の活字、これがなんとも言えず滋味深い。阿刀田 高という作家であるが私のなかでは軽妙なブラックユーモア作家という位置づけで特段好きな作家という訳ではない。しかし、こういう体裁で本を作られたら是非にも買いたくなってしまう。しかも¥100である、買わない理由がない。
内容については語れない。未読だからである。