社労士・行政書士・司法書士・司法試験 -合格のためのお薦め基本書・テキスト-

今後ますます人気が高まることが予想される人気士業資格に合格するために本当にお薦めできる基本書・テキスト等をご紹介します。

社労士試験 -入門書・基本テキスト-

2013-05-10 17:59:02 | 社労士試験 -入門書・基本テキスト-
<入門書>

「労務関係の知識が全くないのですが、社労士試験に挑戦して、合格できるでしょうか。」
といったご質問を頂くことが多くなっています。
「毎日必ず勉強し、勉強方法を間違えなければ、どなたでも短期間で合格ラインに達することは出来ます。」
とお答えしていますが、そんな時私はいつも、そもそも本当に社労士という仕事に興味が持てるのかということを確認されたほうが良いと思っています。
従って、そのようなご質問を頂いた時には、労務知識がゼロでもとても面白く読める以下の2冊の本を紹介させて頂いています。
この2冊はあっという間に読めますので、面白そうだなあと思ったら、本格的に勉強を始められれば良いと思います。

労働法のキモが2時間でわかる本

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本

また、入門講座を受けなくても、真島先生の入門書を読んで頂ければ十分だと思いますので、併せて紹介させて頂きます。

真島式社労士試験入門講座〈平成25年版〉

<基本テキスト>

各社の基本テキストは以下の通りです。

「出る順社労士必修基本書」(LEC)
「うかる!社労士総合テキスト」(富田先生)
「社労士極テキスト」(ダイエックス)
「真島のわかる社労士 基本書」(真島先生)
「うかるぞ社労士 基本テキスト」(秋保先生)
「ナンバーワン社労士必修テキスト」(TAC)
「U-CANの社労士 速習レッスン」(ユーキャン)

以上について検討しました。

まず結論を書きますと、
「LEC」「富田先生」「ダイエックス」が推しです。

「LEC」は、必要な情報が比較的しっかりと掲載されていて、見やすいと思います。
以前のものは、個人的には非常に使いにくいと思っていましたが、最新版はよく出来ていると思います。

同じくらいお薦めなのは「富田先生」です。
後発の基本書ですので、どれくらい知名度があるかわかりませんが、とても分かりやすいと思いましたし、内容の充実度も標準以上です。
これから、人気が出てくる基本テキストなのでしょう。

「ダイエックス」も良いですね。
内容の充実度は「LEC」や「富田先生」とあまり変わりませんし、以前は視覚的に分かりにくかったのですが、最近のものは良くなっています。

「真島先生」「秋保先生」は、標準的なテキストという感じです。普通に必要なことは掲載されているというイメージですね。
但し、「真島先生」は、個人的にはお薦め出来ません。

私の意見としては、「LEC」「富田先生」「ダイエックス」の三冊の中から、ご自身が感覚的に使いやすいなと感じられたものを選ばれるのが良いと思います。
「秋保先生」も相性が良さそうならば選んでも良いでしょう。

そして、これでは合格に必要な情報があまりにも足りないと感じたのは「TAC」です。
従前のものは比較的良いと思っていましたが、最近は中身があまりにもスカスカになっています。
今の社労士試験は、何が出されるか分からないので、TACのハイレベルテキストを参考書として位置づけして、基本テキストはシンプルにしたのかもしれませんが、大事なことが書いてありませんので、言葉足らずで誤解して覚えてしまうのではないかと思われる箇所があります。
初めて社労士試験をやられる方には、「出来る限りシンプルなものでさらっと全体像をつかんでもらって、最終的にはハイレベルテキストに重点を移さないと合格できませんよ。」と仰いたいのかもしれませんね。
ハイレベルテキストを基本テキストにする気合いのある方が、最初と最後にさらっと使うのであれば使われても良いでしょう。

「ユーキャン」は視覚的な部分、特に導入部にかなり気を使って、まさに初学者が挫折しないようにと工夫しているように感じました。
しかし、結論から申し上げるとお薦めできません。
私個人の見解としては、実は混乱しやすいテキストなのではないかと思っています。
勉強しにくいと思います。
また、内容的にも足りないと思います。

横断本もいろいろ出ていますが、私は、コンパクトに必要なことがよくまとまっているTACの「ナンバーワン社労士 必修横断整理」かダイエックスの「社労士横断式学習」をお薦めします。

一番重要なことを書きます。
資格の試験というのは、必ずコツを上手く掴んで短い勉強時間で一発合格する方がいらっしゃいます。
旧司法試験であれば、そのような方はほとんどいらっしゃいませんでしたが、難化の一途をたどっていると言われる社労士試験でもそのような方は毎年少なからずいらっしゃいます。
従って、「LEC」「富田先生」「ダイエックス」のいずれかを選択されて、過去問を数回まわしただけで、1年で合格される方はいらっしゃるでしょう。
しかし、自分なりに1年間死ぬ気でやったと思われたのに涙を飲んだ方はやはりハイレベルテキストをやられるべきだと思います。
本当は、1年目から「TAC」の必修テキストを一度まわしたら、その後はハイレベルテキストを徹底的につぶして欲しいのですが、挫折する方が少なくないと思い、上記の三冊を推薦させて頂いています。
ハイレベルテキスト(最初に必修テキストを一度まわせばなお良い)、過去問3周、各受験予備校模擬試験計5回受験。
これが私の最もお薦めする合格への道です。
時間の問題、挫折の問題を考えて妥協するとハイレベルテキストの代わりに上記の三冊のいずれかということになります。
仕事をしながら本当に1年間だけでさらっと合格という方は合格者全体の1割程度だと私は思っています。

最後に一言。
あれこれ手を出すのは良くありませんが、資格の試験で本代をケチる方は合格出来ないでしょう。
予備校のお金に比べたら本代などたかが知れています。
1年間がんばって泣いた方は、是非ハイレベルテキストと正面から向き合って下さい。
やり切れば合格出来ます。
社労士試験は運の試験ではないと確信出来るでしょう。

2013年版出る順社労士必修基本書 (出る順社労士シリーズ)

うかる! 社労士 総合テキスト 2013年度版

社労士極テキスト〈2013年度版〉

2013年版 うかるぞ社労士 基本テキスト (QP books)

ナンバーワン社労士 必修テキスト 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (1) 労働基準法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (2) 労働安全衛生法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (3) 労働保険法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (4) 雇用保険法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (5) 労働保険料徴収法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (6) 労働に関する一般常識 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (7) 健康保険法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (8) 国民年金法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (9) 厚生年金保険法 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (10) 社会保険に関する一般常識 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 ハイレベルテキスト (別冊) 直前対策 一般常識・統計/白書/労務管理 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

ナンバーワン社労士 必修横断整理 2013年度 (TAC社労士ナンバーワンシリーズ)

社労士横断式学習〈2013年度版〉

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