セキュリティ対策が弱いスマホの特徴

スマートフォンを簡単にチェックすることで、そのスマートフォンのセキュリティが高いのかどうかがすぐにわかります。

まず、「認証機能」をチェックするようにしましょう。これは顔認証、指紋認証のような高度な認証機能が、高い精度で動作しているのかをチェックする・・・という意味ではありません。シンプルにスマートフォンに認証機能があるのかをチェックするだけです。

もし、認証機能が無いようであれば「古いスマートフォン」となるため、オススメできないスマートフォンとなります。顔認証、指紋認証がどうして必要なのかというと、それは、「パスワードの脆弱性」はそのままセキュリティの低さに直結するからです。

パソコン、スマートフォンの両方に言えるのですが、現代でも、パスワードが誕生日であったり、1234・・・のような数字を順番に並べているだけのスマートフォンは多いです。そのため、スマートフォンを紛失してしまうと悪用されることも多く、そのほとんどはシステムの脆弱性によって起きているのが現実です。

しかし認証機能があると、本人でなければ認証機能を突破することができないため、パスワードが脆弱であっても、簡単に悪用することができないスマートフォンになります。なので、中古スマートフォンなどを購入される際は、認証機能が備わっているかをチェックするようにしましょう。

次に、「OS（オペレーションシステム）」をチェックしてください。OSとは、スマートフォンのインターフェースなど、直感的に操作できるようにするためのシステムです。OSをチェックする際は、「古いバージョン」のままになっていないかをチェックすると良いです。

古いバージョン、新しいバージョンのどちらでも、大まかな動作は変わりません。ですが、新しいバージョンのものほど、セキュリティ対策を取る傾向にあるためチェックしておいたほうが良いのです。

最後に、「セキュリティアップデート」をチェックするようにしましょう。セキュリティアップデートは無料で定期的に行われる・・・のですが、中古スマートフォンの場合は、セキュリティアップデートのサービスが停止していることもあります。

パソコンの場合、Windows XP、Windows 7のサービス停止はニュースになりましたが、スマートフォンの場合は「いつの間にか終わっている」ことが多いため、知らないうちにセキュリティアップデートの無い、スマートフォンを利用していることが多いです。

セキュリティアップデートの無いスマートフォンを利用していると、新しいウィルスに対応することができないため、表面上は安定して動作しているのに、いつの間にかウィルス感染している・・・なんてこともあります。

酷いケースでは、そのままスマートフォンが動作しなくなる、もしくは、「動作を正常に戻して欲しければお金を支払え」と要求されることもあるのです。そのため、中古スマートフォンなどを購入される際は、ウィルス対策関連をチェックしたほうが賢明でしょう。