はじめに。
これはただのひとりごとです。
共感も賛同も求めません。
こんな思いの人間もいる、って意味で
読んでもらえたら、と思います。
ここ最近、あっちこっちで
「風化しないように」
ってフレーズよく目にするのね。
東日本大震災の話ね。
いろんなとこで復興支援のイベントやってる様子が
報道されたりネットでみかけたりするけど、
みんなの感覚でいうと
風化しそうなん?
私は、3.11に、大阪の自宅で地震の揺れを感じてから
今日現在まで、
1分1秒たりとも外れることなく「現在進行形」ですけど。
「風化しないように」って言う人は、
なんかイベント事でもなければもう関心持たなくなるんでしょうね。
私のあたまのなかに、風化なんて言葉、ネットのなんかで見かけるまで
いっぺんたりとも出てこなかったよ。
たしかに「状況」は変わりつつあります。
3月は救命第一優先。
支援活動も、何より人命をつなぐものを、でした。
春〜夏は災害支援。
避難所〜仮設住宅への移動、
災害ボランティアの一般受け入れ。
↑これは一部のぞいて、8月くらいまでに概ね落ち着いてます。
今は生活支援、産業復興中心。
それから冬対策ね。
私みたいな関西の一府民にできるお手伝いは
落ち着いてきたと思ってもいいとは思います。
今は大きな機関や各種NPO団体など、
多様なニーズに見合った支援が中心です。
でも、私の場合、
一瞬たりとも
東日本の支援の気持ちが途切れたことは誓ってないです。
もすこし正確に言うと、
9〜10月は近所の奈良・和歌山が大変やったので、
この間は一時、こちらの支援を優先してました。
それでも、和歌山で会った人たちは、
東北のボランティアにも行ってた人がほんとに多かったし、
あるいは関東から東北とどっち行くか悩んだけど、
今は和歌山の方が緊急だろって言って新宮に来てた人とかもいた。
和歌山に行ったときも東北の話はけっこうする機会あったから、
気持ちのなかで忘れることはなかったです。
ついこないだ、新宮で知り合ったメンバーと、
和歌山市で集まってました。
今後何かあったときに
知り合ったみんなで動きたいってことで、
チームを発足させたいって話でした。
私の身近な知り合いが、
商店街あげて気仙沼の復興支援プロジェクトをやってます。
ミーティングに一回だけ参加させてもらったけど、
大学の教授とか、報道機関も来てて、
内容もすごい本格的。
そんなとこにちょこちょこ関わってるし、
向こうで知り合った人たちもいます。
気持ちが途切れることはありません。
私のツイッターのタイムラインは
福島の人のつぶやきも多いです。
福島に尽力されてる国会議員さん、市議さんなども多いです。
原口さんがこないだ20km圏内行ってきはった、とかね。
東北は、まだ震災・復興のまっただなか。
ニュースちょこちょこ見てるだけでも
どこもなにも解決してないでしょう。
福島なんてもっとひどい。
国をあげていじめにあってるんだから。
少し前の記事に書いたけど、
こないだ福島県広野町に行ってきた。
文科省の車が放射線量測ってた。
カメラ持ってる地元民じゃない人間ってだけで
職質された。
警官4人に囲まれて、身分証明書見せてって。
別に普通に旅行ですってしゃべっただけで
なんも問題なしやけど。
私がお弁当食べてる10メートルくらい前で
ガイガーカウンターもったライターさんが
原発で仕事してた人と長いことしゃべってました。
避難地域解除になって
少しずつ住民戻ってきてたけど、
駅でおばちゃんらが喋ってた内容は、
どこに避難してたとか、
子供さんがいくつやからまだこっちには帰せないとか、
週末だけ来てまた避難先に帰るとか、
そんな話。
↑この話は
ここ1〜2週間でのできごとね。
こういう空気、関西にいて想像できるもんじゃないよ。
帰ってきて思うと映画より非現実的な空気。
でもそれが当然の現実としてこの国内にあるってこと。
3月、4月、7月、8月、そして11月、
行くたびにずっと感じて帰ってきたんです。
そして、この空気が、こっちと同じような元の平和に帰る目処は
まだたってないから。
もいっかい書くよ。
風化って何ですか?
私はあまり東北の話こっちではしません。
それは理由があって、
理解できる人としか話しづらいことなんですよ。
理解できる人っていうのは
被災地の様子を見た人のこと。
被災エリアに直接立って、
被災地の人と直接触れ合った人は、
そこで感じたことを
たかが8〜9ヵ月で遠くに感じることはまずないと思う。
「風化する」なんて発想そもそももたないよ。
「風化しないように」て言葉が使えるのは
現地に触れてないからだと思う。
そういえば最近関心持ってないなって
認めてるから言える言葉じゃない?
みんなが現地を知ってるわけじゃないから
それがいけないとはいわないです。
私が個人的にちょっと引っかかってるだけのこと。
だから、誰も何もあらためなくていい。
でも、それが「温度差」として感じてる人がいるってこと。
少なくとも、被災地の人に届くところで
「風化」なんて言葉使ってほしくないな。
これから冬に向けて、
被災地の問題は「現在進行形」であり
今まさに直面することだから。
気仙沼復興プロジェクトで話に出たことで、
心に留めておこうと思った話。
神戸の震災の時、一年目はたくさんの支援があった。
いちばんしんどかったのは2年目だったって。
私は、向こうしばらく、
旅行するなら東北限定にしようと思ってます。
縁あっての演奏旅行はまた別にして、ですけどね。
まあ、東北に行きたいとこたくさんあるんだけどね。
なまじ、宮古から北茨城までひととおり行っちゃったから、
気になるところもたくさんあって。
夏に陸前高田の花火プロジェクトで会った方が
お礼のはがきをよこしてくれたので
寒中見舞いを書こうと思います。
いわきのボランティアチームさんとは
こないだ行ったときはいれちがいになったので、
また遠くないうちに会いに行きたいな。
三陸鉄道に乗りたい。
岩手の観光地は4月はぜんぶスルーしたので
じっくりまわりたいな。
4月にまっくらだった国道6号水戸〜いわき間、
とくに北茨城あたり、
今の様子も見に行きたい。
日々思うのはこんなことです。
私個人の価値観で勝手に思ってるだけの話。
誰も何もあらためなくていいです。
賛同してもらうような話でもないです。
はあ、ちょっと整理できたかな。
明日は予定が夜だけなので目覚ましかけずに寝ます。
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