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ロシアの凋落

2017-08-07 11:44:39 | 日記
 旧ソ連は、輸出用の兵器については意図的に性能を落した輸出専用タイプを生産・販売する“伝統”がある。いわゆる「モンキーモデル」で、輸出先の国との関係悪化や、あるいは輸出先の国が戦争の当事国となった場合に、第三国に兵器が鹵獲(ろかく)され性能が露呈することを想定した予防策だ。

 だが、この方針が祟った。中東戦争や湾岸戦争でこうしたモンキーモデルの戦車などを使った軍が惨敗し、旧ソ連製兵器の評価は下落した。

 さらに旧ソ連崩壊とロシア経済の悪化で兵器産業は弱体化。ガスなど天然資源も輸出では値下げ競争に巻き込まれて経済も振るわず、兵器産業への開発資金は不十分だ。このためロシアが開発中のステルス機「PAK FA」は試作機の初飛行から8年経っても実用化に至っていない。

 一方のインドは独立以来犬猿の仲のパキスタンをはさんで中国とも仲が悪い。パキスタンはイスラム国家だが、2000年の9・11同時多発テロに始まる米国の対テロ戦争に協力する姿勢を示したことから対米関係が改善。昨年2月には米国からF-16戦闘機8機の有償供与を受けている。

 インドとしては、関係の良くない隣国が高性能機を保有しているのは脅威にあたる。もはやロシアに“お付き合い”して性能が今ひとつのロシア製戦闘機のモデファイ(改良)に苦労するより、生産のライセンスから各種パテント、レーダーやセンサーなどの最新鋭システムまでフルセットで契約できる米国とLMのオファーは魅力的なのだ。