
尺八演奏で
「首振り3年コロ8年」
という文句があります。
「首振り」は現代では首を振って音の終わりにビブラートをつくることを意味しているようですが、実際は違います。
そもそも、尺八の曲(民謡ではなく古典本曲の場合)に「ビブラート」という概念はありません。ビブラートは西洋音楽の技法ですからね、尺八は仏教の吹禅からきているのでもともと関係ないのです。民謡はビブラートを使うことがあるので混同しているのでしょう。
「首振り」とは尺八の微妙な音の違いを表現するときに使用するメリ音とカリ音を切り替えるために首を傾けて吹く技法です。
尺八の音の性質は「純音」「雑音」「余韻」「無音」の4種類から構成されており、「純音」あるいは純音と雑音を混合した「複合音」から初まり、音は次第に「余韻」となり、そして「無音」に次ぐ、と決まっています。音が「余韻」に向かっていくとともにビブラートかけるということはありません。
僕の場合、尺八の音の性質を理解して実際に首振りを実践できるようになるまでに10年かかりました。
次に「コロ8年」。
「コロ」とは正式には「コロ音(コロネ)」と呼び、同じ音を連続して吹く技法です。音がコロコロ聴こえるのでこのような呼び名がつきました。
コロ音は2種類あります。
口の中で舌を振るわせた状態で尺八を吹く方法と、舌を振らない代わりに指を小刻みに切り替えて吹く方法があります。さらに、この2種類を同時に吹く技法もあります。
「コロ8年」なのでしょうが、僕の場合「コロ20年」でした。
「首振り3年コロ8年」は相当上達が早い人向けなのでしょう。
僕の場合
「首振り10年コロ20年」
ということにしておきます☆
「首振り3年コロ8年」
という文句があります。
「首振り」は現代では首を振って音の終わりにビブラートをつくることを意味しているようですが、実際は違います。
そもそも、尺八の曲(民謡ではなく古典本曲の場合)に「ビブラート」という概念はありません。ビブラートは西洋音楽の技法ですからね、尺八は仏教の吹禅からきているのでもともと関係ないのです。民謡はビブラートを使うことがあるので混同しているのでしょう。
「首振り」とは尺八の微妙な音の違いを表現するときに使用するメリ音とカリ音を切り替えるために首を傾けて吹く技法です。
尺八の音の性質は「純音」「雑音」「余韻」「無音」の4種類から構成されており、「純音」あるいは純音と雑音を混合した「複合音」から初まり、音は次第に「余韻」となり、そして「無音」に次ぐ、と決まっています。音が「余韻」に向かっていくとともにビブラートかけるということはありません。
僕の場合、尺八の音の性質を理解して実際に首振りを実践できるようになるまでに10年かかりました。
次に「コロ8年」。
「コロ」とは正式には「コロ音(コロネ)」と呼び、同じ音を連続して吹く技法です。音がコロコロ聴こえるのでこのような呼び名がつきました。
コロ音は2種類あります。
口の中で舌を振るわせた状態で尺八を吹く方法と、舌を振らない代わりに指を小刻みに切り替えて吹く方法があります。さらに、この2種類を同時に吹く技法もあります。
「コロ8年」なのでしょうが、僕の場合「コロ20年」でした。
「首振り3年コロ8年」は相当上達が早い人向けなのでしょう。
僕の場合
「首振り10年コロ20年」
ということにしておきます☆
尺八がこんなに深いものだなんて知りませんでした(-_-;)スンマセン。
今度聞くときはもっと集中して『聴いて』みたいと思います。
仏教に「座禅」てあるでしょ、正坐して精神統一する修行。
実は尺八を用いた禅もあって、「吹禅」と呼ぶんだな。
小さいころは一緒に民謡がんばったよね☆
東京に上京して尺八と禅の関係を知ってそれ以来、僕は吹禅にのめりこんでしまったのだよ☆