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デジレル党ブログ

デジレル党党首キリシマ氏の公式ブログ

チャプター1・不安な知らせ

2007-03-07 20:20:45 | Weblog
「スクープ」を作ったのはハリー・ブレントであった。アメリカ人は晴れた朝に出て来た。一面の全ページを4インチの特大見出しに充てた。殺人、強盗、ギャングの抗争、株価、洪水のあまり重要ではないニュースを内側のページに追いやった。薄汚い父と娘の殺人は紙面を求めた。それらに関わることは本当に困難だった。後に、私たちレポーターは、アナベル・ウォーバイにお悔やみを申し上げた。なぜなら第一級殺人の不吉さだったからだ。

アメリカ人はそのニュースが駆け巡った。

北欧の女性はラテンアメリカで危険だ!
アメリカの最も美しい人々の多くが何の痕跡もなく消えた!

翼を持った新しい人種は訪問中の白人女性の奇妙な失踪に責任があると信じていた!

南アメリカの公式筋は意図的に観光業の喪失を懸念して誘拐という言葉を消していると信じられている!!!

新聞売りはそれぞれのニュースを見てきたかのように説明する鳴り物入りの宣伝と共に通りに混乱を呼び起こし、新聞はホットケーキのように売れた。

翼の人々(2)

2007-03-07 13:14:32 | Weblog
序文

貴重な書類の山を試験する。その書類は慎重に包まれていて、札をつけられた状態で古めかしい丸天井の部屋にあった。その部屋は私たちの先祖たちが「安全」と呼んだところだ。そこで私はこの書類に出くわした。その歴史的価値を考慮して、私は全ての人が読むであろうことを思い、出版する事を感謝する気持ちになった。

私たちは今日、翼を持つ民族になっている。私たちはごくわずかしか私たちの独特の進化の要素を知らない。しかし冷たい卵のような冷厳な事実はわれわれの興味をひきつけないし、欲望をそそることもしない。それだから、実際に起こることにより鮮やかな理解を与えるために、私は私の先祖の物語を紹介している。先祖の日々の風変わりな慣用句を使うために、偉大な、そして最も生き生きとした世界史の時代を「タイプ」した。

およそ500年が過ぎ、書類のページは時間と共に黄ばんでいる。しかしこれらの書類を人に鮮やかな効果において、物語を蘇らせ、読ませることは可能である。ある人は彼の上に広がる空に目を向けなければならない。そして彼の仲間を見なければならない-その仲間とは羽を広げ鳥たちのように飛びぶ人だ。彼が何世紀も前の彼の先祖たちの様でなかったことを感謝するために見なければならない。その人々は飛ぶための奇妙な機械装置の貧弱さに頼らなければならなかった。その装置は後世の彼に伝えられている。彼らは鷲たちの頭の上空を飛ぶ純粋な楽しみについて知らなかった。また牧草地のヒバリに声をかける楽しみも。そして世界がアメリカの受難者のような大統領に敬意を払わせ、我々の共通の先祖、ハワード・メンターに感謝の祈願者を飛ばすことができるのは、この事実を理解することである。

ある人は、長々と翼で飛ぶことの利点を書くことができるだろう。実際、私たちの文学はextravaganzaである。実際、我々のユーモアな書き物をする人のいくらかはもし私たちが、20世紀初頭の貧弱な地球につながれた状態に先祖返りしたならば、私たちがどのように生きるべきかということを描いてきている。彼らは惨めな在り方を生きなければならない。

だから私たちの物語は1945年から始まる。

Men With Wings~翼の人々~

2007-03-07 12:08:52 | Weblog
「彼の翼は雪のように白く、そして彼は飛行機についてとても知りたがっているようににこやかに笑った。ムレーノは彼を囚人として連れ戻すことを考えた。しかし、他の人は笑い、そして飛行機から落下した。」

現在の物語はまったく並外れたものである。そして冒険、サスペンスと興味はさておき、卓越した科学を含んでいる。
よく知られた進化論者はかつて言った。もし人間に完璧に必要だったならば、二本の腕と手の代わりに、四本の腕と手があることが、余分にある腕と手はやがて発達するだろうと。自然は常に必要性に対応する。特にこの必要性が生命に関わることならば。かつてある部分がもはや生きていくうえで必要なくなり、それは即座に消滅する。例えば人類における尻尾。これは一般的には知られていない。人類の間では。それはいわゆる「先祖返り」。先祖返りは未だに物をつかみやすい一本の尻尾を持っている。

著者はこの最も卓越した性質の進化の物語を利用しようとしている。そして決して終わることのないサスペンスと共に、章から章へと読者に読ませ続ける。

著者、レスリー・ストーンの概略。

翻訳目標変更

2007-03-07 11:24:18 | Weblog
いきなり学術書では難しすぎるので、『Men With Wings』という小説からはじめることにします。

それではよろしくお願いします。

E.H.カー『歴史とは何か』翻訳プロジェクト開始

2007-03-06 23:43:56 | Weblog
このたび小生はこの薄味な大学生活に一つの記念碑を立ち上げるために一つのプロジェクトを開始します。
それはE.H.カーの『What is History』を翻訳することです。
清水幾太郎訳を参照しながら、これを翻訳します。
何ヶ月かかるかはわかりません。
しかしもうこれ以上この薄味な大学生活には耐え切れないのです。

このブログに一日に訳せた分だけアップしていくことにします。