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デジレル党ブログ

デジレル党党首キリシマ氏の公式ブログ

労働基準法を超過し過労死な青春18きっぷ

2007-03-06 19:15:00 | Weblog
労働基準法が設けられたのには理由がある。
人が無制限に労働力を販売しようとすると、人は欲張りだから労働力を極限まで売ってしまい、結果として長時間労働になる。
それに経営者側も労働者に長く働いてもらい、たくさん利潤を出したい。
そのため、労働時間は自然に延びてしまう。
労働時間が延びすぎると、人は疲れて、過労の状態になる。
そして、過労の度が過ぎると人は過労死という状態になり、死んでしまう。

それを防ぐために労働基準法というものがあり、労働時間に法的規制を設けている。
しかし、そんなのおかまいなしなのが青春18きっぷである。
この恐怖のきっぷは人間の欲望を極限まで引っ張り出す魔法の装置である。
人間の旅行したいという需要をこのきっぷは格安で供給する。
需要と供給のバランスは崩れ、金銭的な旅行への規制は撤廃され、全ては自由になり人は野放図な旅行を行う。
それにより旅行者は自分で自分の墓穴を掘り、うちのめされるまで旅行する。

この旅行地獄を防ぐ方法は一つしかない。
自己規制による計画的な旅行である。
しかし、この自由な欲望に対する規制は自己では行いきれない。
移動の自由を禁じる規制がなければ。

旅行は計画的に。

小生の日本横断作戦(2)

2007-03-06 19:06:36 | Weblog
小生は朝、目がぱっちりと覚めた。
実に10時間は寝た。
そのおかげで体力は回復し、体調はかなりよくなっていた。
体力低下と極度の不潔さに体調悪化の原因があったのだと思う。

これは大いなる教訓である。
これからは鼻水止め、鎮痛剤、栄養ドリンク、手軽に栄養が取れる食料、飲み物などが必要だと思った。

朝早く自衛隊基地へ向かう。
小生が一番乗りで、新型のミサイル艇、従来の護衛艦、イージス艦に次ぐ新型の護衛艦を見た。
新型護衛艦は、イージス艦と同様に普段は出航していて見れないのだと、広報担当の自衛官の方は言った。
おそらく北朝鮮関連なのだろうと容易に想像がつく。
それから京都へ戻る。

京都の駅はものすごく立派だ。
京都駅の屋上まで続くエスカレーターには一度乗ってみるといい。
これはまるで天孫降臨の現場のようだ。
京都駅から観光地へのバスはものすごく混雑し、しかも渋滞ばかり起こしているからメキシコシティー並にストレスがたまる。
金閣寺に行き、障害者割引で400円から300円にしてもらい観光したのだが、他の観光地には行こうとは思わなかった。
京都は大阪に比べればおとなしく上品だとよく聞く。
しかしそれは眉唾ものだ、どちらも同じくらいだ。
でも、京都の方が良いのでしょうね、実際。
それから京都駅のラーメン小路というラーメン店が密集しているところで、内モンゴル塩ラーメンなるラーメンを食す。
ものすごくおいしかったので、汁まで飲みつくしてしまった。
また今度京都へ来る機会があったら再び来ようと思う店だった。

名古屋へ向けて出発。
奈良などへ行きたかったが、時間が許しそうもないし、再び体調が悪化してきた。
全ては粉塵のせいだ。
名古屋へ到着し、ビジネスホテル街をうろついていると、漫画喫茶を発見した。
奇跡だ。
中ではシャワー室も完備していて、宿泊用途にも対応していた。
小生もシャワーを浴びた。
シャワーを浴び、粉塵を洗い流すと体調は良くなった。
全ては不潔と粉塵が原因なのだった。
3時間ほど時間をつぶすと軽く食事をしたくなったので名古屋駅北口方面へ向かう。
夜11時だというのに人通りが多い、東海地方が栄えているのは本当らしい。
みんな派手で本当に栄えているのがよくわかる。
ミスタードーナツで少し食事をし、名古屋駅へ戻りムーンライトながらに乗車する。
睡眠薬を飲んで席へ座ると次はもう東京だった。
検札は来たはずなのだが、それに気づかない程眠っていたのだろう。
睡眠薬は深い睡眠を与える。
そして東京のアパートへ戻った。

小生の日本横断作戦(1)

2007-03-06 18:52:05 | Weblog
小生の日本横断作戦は結果的に成し遂げられたが、多大な苦難を伴うものであった。
小生の住む広島県東部を早朝に出発。
こんな朝早くなのに乗車客が多い、青春18きっぷ効果であろう事は間違いない。
早朝の電車はすばらしく愉快だ。
誰もいない街に一人で居るような気がして、その錯覚のおかげで街を独り占めしているか、まるでゲームの世界にいるようだ。
姫路駅で姫路城を見学。
早朝だったので天守閣内部に入れなかったので、時間節約のために引き返す。
姫路駅前は結構快適であった。
姫路駅前のコンビニバイトは平日昼間で700円か、参考にしておこう。
姫路城でムーンライトながらの指定席切符を幸運にも手に入れることができた。
これで小生の当初のシビアな旅程は多少緩和された。

次に京都に到着した。
京都からは横に追いやられた感のある山陰本線から嵯峨嵐山駅に向かう。
嵯峨のトロッコ列車に乗ったのだがさほどおもしろくなかった。
値段にしては高すぎるし、商売のやり方がなっていない。
それから列車本数の少ない山陰本線にまた乗る。
しかし、ここから鼻水が止まらなくなり体調が悪化した。
それでもそれに耐えながら福知山の手前の綾部に到着した。
小生は京都市内や奈良の観光を行おうと思っていたのだが、北への志向が強まり天橋立と自衛隊の舞鶴基地へ向かうことにしたのだ。
残念ながら鼻水止めの抗ヒスタミン剤のピレチアを忘れていた。
鎮痛薬のロキソニンも忘れていたので、鼻水を止める方法は限られていた。
300円の栄養ドリンクを飲み回復を期待する。
このドリンクは体力を回復させ、風邪にはよく効く。
しかし、あまり効果はなかった。
もしかしたら、効果があったのかもしれないが体調は変わらなかった。

北近畿タンゴ鉄道に乗り込む。
日本海が美しく見える、天橋立へ近づいている気がしてきた。
そして天橋立に到着。
自転車を借り、往復してみたが、ここは昭和40年から50年頃で時間がストップしているのではないかと思った。
昔はディズニーランド(小生は嫌いだが)やUSJみたいなものがなく、当時豊かになってきて余暇が増え始めていた日本人は競ってこういった場所に来たのだろう。
しかし時間とともに刺激の少ないこういった観光地はさびれ始めたのだ。
小生も例に漏れず、深い感動もなく舞鶴へ行く。
京都に戻り宿泊しようとしていたのだが、そこまで体力が持ちそうにないので舞鶴で一旦宿泊することにしたのだ。
本来だったら漫画喫茶に泊まりたかったのだが、そこまでの体力はもはや残っていないし、そもそも舞鶴に漫画喫茶はない。
スーパーで代えの下着と飲み物お購入し、ホテルに宿泊。
シャワーを浴びると体中は脂とススまみれになっており不潔さを極めていた。
徹底的に体を洗い、睡眠薬を多めに飲んで早めに就寝。

自由な国の自由なニート

2007-03-06 11:13:42 | Weblog
ニートとは自由の象徴である。
なぜならニートは自由な国でしか存在し得ないからである。
社会主義の国ではニートは存在する事を許されない。
マルクスの『共産党宣言』では「平等な労働の強制」が提唱された。
これは後のソ連でもそのまま受け継がれ(E.H.カー『ロシア革命』)ソ連ではニートは法的に禁止され、完全に抹殺された。
それは明らかに物理的な手段によってであった。
ソ連は世界で最後まで奴隷制が残された国であった。
それは、無賃金の悪名高い強制労働収容所による。

ニートが他からの抑圧により、強制により労働につかされた場合は、そこには自由は無く、ただ抑圧があるのみである。
即ち奴隷。
人間の自由を奪い、奴隷にしようという試みはソ連だけでなく我々のうちにも内在している。
近代資本主義のエートス(倫理)で労働を行われなければならない圧力がそれである。
労働は決して否定はされないが、強制が伴うならばそれは倫理ではなく抑圧であり、暴力である。

労働においてはあくまで個人の自由意志がなくてはならない。
だからニートが自由に働かないことを進んで選択することができる社会は自由である。
ニートは自由な国の自由な象徴である。
この象徴がなくなってしまっては、その社会は最早自由ではない。

狂った時代の狂った象徴-恨みは武器だ-

2007-03-02 14:16:31 | Weblog
狂った時代には必ず狂った象徴が現れる。
ロバート・カーライル主演のヒトラーの伝記映画『ヒットラー』を思い出す。
一年前ほどに見たのだが今でもたまに見返すほど印象に残っている。
劇中のヒットラーは覚醒剤中毒者のように目がぎらぎらと輝いていて、キレまくっている。
まあ、実際のヒトラーも覚醒剤をやっていたらしいのだが。
この映画ではヒトラー個人の超越的カリスマにより大衆を導いたように見えるのだが、そうは思わない。
この映画は今までになかったヒトラーの描き方、つまり政権掌握後ではなく幼少から政権掌握までを描いている。
その中で第一次世界大戦が描かれている。
ちなみにヒトラーはこの戦争の事を「戦争というよりはむしろ地獄」と『わが闘争』で語っている。
戦争の最後でヒトラーは毒ガス(マスタードガス)攻撃を受けてしまい一時は医者にさじを投げられるほどの負傷を負い、一時的に失明してしまう。
ここにヒトラーの被害者的側面を見出す。
朝日新聞の愛国心特集で小熊英一は「日本には加害者と被害者の両側面がある。」と言っていた。
まさにそうだと思う、日本は空襲原爆で多大な被害を受けると共にアジアへの加害もある。
右翼の人は被害ばかりを強調し、左翼の人は加害ばかりを強調する。
ヒトラーは右翼左翼、全世界の人から加害の面しか今まで強調されてこなかった。
だが私は敢えて被害の側面に注目してみたい。
第一次世界大戦でドイツは何百万人もの死者を出し、多額の賠償金を背負わされた。
しかも多くの兵士たちは国へ帰れば職は無く、日々の生活に困る。
こんな中に恨みが生まれないはずが無い、その恨みが結集してヒットラーという人間が誕生した。
まさに狂った時代の狂った象徴だ、カオスの中から生まれたデーモンである。
しかし彼は真の象徴であり、国民の支持を受けていた。
戦後の日本はアメリカの復興支援があり恨みが溜まったままにはならなかったが。

今はどうだろうか。
派遣社員や派遣バイトが増加している。
彼らは貧窮した生活に苦しみ、怒りをたくわえている。

(書きかけです、文章がめちゃくちゃですいません)