管理人日記

将棋部とは名ばかりの将棋部日記。東工大将棋部ブログ。

部内リーグ消化

2010年06月02日 02時50分45秒 | 生活
6/1が期限な訳でしたが、前日から消化しはじめるという切羽詰まった感満点の状況。
毎度ながら大人気になってしまい申し訳ありません。
なぜか眠くて初日から2日め午前中まで寝ていた、という今年春の合宿のデジャヴュです。
なんかこの状況だけで将棋の本を部室に寄贈したほうが良い気がします・・・。何かリクエストありますか?
もうちょっとよく部室に顔を出すようにします。

で、部内リーグなんとか全局消化しました。内訳は:
 5/31 部室で1勝1敗。夜中24で1敗。
 6/1 プログラミング講義中にJrと指し始め、その後部室に移動するというがんばりも含めて2勝2敗。
3勝4敗で2勝集団から抜け出し残留を決めた模様です。よかったよかった。
てかBに落ちて全勝していた某先輩がいたことからみんな落ちたがっていた気もしたが
A,Bリーグとも未消化が0or1局とかなり高消化率だったようです。

盤面割愛しますが印象に残った将棋を。
直前で戸部vs羽生の将棋を見ていて戸部圧敗という形勢でしたが、島さんならこの何手前で投げてるだろうという話が出、そのあと最短手数の投了の話などが出ていましたが、それに似た将棋が2連続で出たので紹介します。

まずは勝ち編。
こちら先手。
7六歩、3四歩、2六歩、4四歩、4八銀、4二銀、4六歩、6二銀、4五歩まで9手で島さん投了の一手
6二銀の前に5四歩、4七銀が入っていれば普通なのですが・・・。
この場合4五歩が激痛で、角が浮いているためこのあと4三銀としたりするわけですが、以下4四歩、同銀、2五歩、3三角、2四歩、同歩、2二歩でこれがとれずに発狂します。
とったら2四飛、3二金、4四角、同角、2一飛成とかなんとか。うわあ。
本譜は2二歩に対し3五銀と角をぶつけましたが冷静に2一歩成などとして桂香拾って盤石。
と思いきや、実際のところ歩切れで7一銀のあと4二飛と回る手が見えていろいろひよりだしたところ、途中負けの筋もあった局面を経由してかなりやばいことになりましたが逃げ切りなんとか勝ちました。
この時点で3勝目をあげ残留確定。よかった。

続いて負け編。
これまた先手。
ですが、少しここで後手になった気持ちで次の棋譜を見てください。
7六歩、3四歩、2六歩、8四歩、2五歩、8五歩、7八金、3二金、2四歩、同歩、同飛、8六歩、同歩、同飛、2二角成、同銀、7七角、8九飛成、2二角成、同金、同飛成、7九竜

かなり手数進めましたが、要は横歩取り模様の時いきなり角交換から攻め入った場合です。ここで7九竜と銀を取った手が良い手で、同金は7七角の王手竜、王逃げるのは7八竜と金を取る、合い駒打つのは後手玉への詰めろが消えて悠々9九竜、などで後手優勢、つまり角交換から角打ちが無理というのが定跡でした。

これをふまえた上で次の順を見てください。
7六歩、3四歩、2六歩、3二金、4八銀、8四歩、2五歩、8五歩、7八金、8六歩、同歩、同飛、2四歩、同歩、同飛、8八角成(まで16手で島さん投了の一手)、同銀、3三角、2一飛成、8八角成、同金、同飛成、3一竜、4一金(発狂)

出だしが変則的なのでこちらが4八銀と上がりましたが、8四歩に角道を止めて矢倉にするなどをしなかったため普通の横歩模様に合流しました。
ここで何がさっきと変わるかと言うと、4八銀が上がっていることと、攻めてる方が先手ではなく後手になるということです。
で、普通なら3一竜でさっきの7九竜みたいな圧勝劇をたどれると思いきや、4一金と打たれるのです。先手玉を見ると見事に4八銀が壁になっていて次に6八銀から7七銀成の空き王手で普通に詰みます。金を自陣に使っても銀1枚で先手玉が詰むのです。なので4一同竜しかありませんが・・・。
壁銀の状態で竜を作られていて二枚飛車があるというのはもう勝ち目なしですね・・・。このあと受けましたがすぐ詰みました。
なかなかひどいですね。読めてません。

しかし、ともあれ消化できてよかったです。
自分はこれで明日の計算基礎論の中間を失敗しなければ圧勝なんですがね~…
明日起きたら勉強開始します。