【 山 踏 跡 】

白根南嶺・深南部・南ア・北ア中心に思い出に残る過去山行、日々山行の記録

2000 9月 天子山塊縦走1泊2日山行 

2000-09-22 22:26:26 | 天子山塊


↑富士川河口より左奥が天子山塊(この頃から狙っていた?) 2000.01.22撮影


2000 9月 天子山塊縦走山行 (竜ヶ岳~雨ヶ岳~毛無山~長者ヶ岳~天子ヶ岳)

2000年9月22日(金)~23日(土)  天候:晴れ/曇りのち雨  同行者:いつものメンバー

今回の山行写真は何故かゼロ! 
よってこれまでの山行時の写真の組み込みと
天子山塊カテゴリへ を参考にしたい。

  今回の山行は、白根南嶺あの青笹、青薙、布引縦走の為の合同訓練のひとつ。本番を想定しての荷を担ぎ笹薮歩行訓練をする1泊2日山行を実行した。ポイントは荷の軽量化、寒さ対策、最適な水の量をいかにするかだった。コースはこの頃、竜ヶ岳への登山道が本栖湖側から作られ、笹薮で覆われた熟達者のみが許された山だった竜ヶ岳が簡単に上れ横断できるようにまでなっていた事から本栖湖を出発点に決めた。車はゴール地点立石に1台デポし移動、本栖湖スポーツセンター付近に車をとめ縦走を開始した。

 竜ヶ岳から端足峠までは登山道を作り始めた頃に一度、端足峠でちょっとしたミスコースと天候悪化で中止した山行を含め2度の経験があったが、竜ヶ岳までの上りがなぜかついついあせって上り毎回息が切れる。下りはまだ笹薮があった頃で事前につけた赤目印等を追って端足峠に向かった。

 端足峠から雨ヶ岳への上りがこのコースでは最難関となる。重い荷と急登、水が二日分で4L+ビール?+テントが軽量化をしたつもりでもどうしてもそれなりの重さとなる。厳しい上りを笹をつかみながらじっくりとあえぎ登る。そして雨ヶ岳では各自持参の昼食を富士山麓を眺めながらとる。

 雨ヶ岳からの下りは南アの展望もよく気持ちよく歩くことができたが・・・一気に藪漕ぎとなる。笹で右往左往しながら進む(この頃は笹薮は背丈もありそうとうなものだった)。タカデッキを過ぎ当初宿泊予定の毛無山到着。 あまりにのどが渇いたことと、ここで宿泊のつもりでいたのでビールを飲んでしまう・・・”うまいなー!”しばらく休憩を取って時間を見るとまだ幕営に入るにはちょっと早く体力的にも行けそうな感じに、”明日は雨の天気予報だしもう少し先までいこうか?” ”そうだでね行ける所までいってた方が後が楽か!”と言うことで先を急ぐことにした。(われわれパーティーにはよくあるいけるとこまでパターンだ)地蔵峠は天場にはいいのだがまだ時間が・・・もう少し行こう!大分薄暗くなりそろそろテントを張る場所をみつけなければ・・・ないよ!一瞬困った!しかし探しながら歩いていくと最終的に雪見岳手前で一張やっとの場所を見つけることが出来、早速幕営開始をする。夕食はなんとタン塩メインの焼肉パーテイーだ。こんなとこでこの匂いじゃ周りの動物も迷惑だろうと思いつつがんがん食べてはビールを飲む。すばらしい山でタン塩パーテイーだった

 夜は雨が降るとの天気予報に何ともいやな雰囲気。じっとりと濡れた重いテント、びっしょりと露をたくわえた笹薮、つるっとすべる足元いやなことが頭をよぎる。

 朝、以外にも雨が降っておらず撤収には最高のチャンスとなる。素早く身支度を整え撤収し出発、天候は曇天いつ雨が降ってきてもおかしくない状況。

 まずはいきなり雪見岳手前の笹薮歩行だが飛ばして行く。頂上では雨が来たので休憩しザックカバーも取り付ける。ここからの下りも笹が多いがその時々で深かったり浅かったりでこと時は・・・?記録なし。猪ノ頭峠に降り熊森山への上りだがここからは急勾配で意外ときついこの辺で山人に会う。湧水峠までのまでのくだりを一気にくだり鉄塔へ到着。天気が良ければ目の前を富士山バックに色とりどりのハングライダーが飛び回っているのが見える。後の長者ヶ岳までの道は平坦で悪場もなく安心してあるけた。長者ヶ岳まで来ればもう安心コーヒーを飲んで一服し天子ヶ岳を通過し雨で下がすべりやすくなった急勾配のくだりをバランスを崩しながらも林道まで飛ばして歩く。そしてデポしておいた車で着替えスタート地点の本栖湖へ戻り帰路に着いた。


time

 9/22(金) 天候:晴れ       歩行時間 ・・・ 7:29


セブン(車移動) 5:30 → 立石 → スポーツセンター 6:15/6:28 → 竜ヶ岳 8:13/8:20 → 端足峠 8:45/9:03 → 雨ヶ岳 10:36/11:10 → タカデッキ 11:53/12:10 → 毛無山 13:38/14:15 → 地蔵峠 15:01 → 雪見岳手前幕営地 15:50  

  
 9/22(金) 天候:曇り後雨    歩行時間 ・・・ 5:48

雪見岳手前幕営地 6:10 → 雪見岳 6:21 → 熊森山 7:41/8:11 → 長者ヶ岳 10:35/11:01 → 天子ヶ岳 11:35/11:55 → 林道 13:14     

                                                                                                      ↓雨ヶ岳-竜ヶ岳より



 天子山塊縦走標高イメージ図 (山行前に検討図として作成)

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竜ヶ岳への上り本栖湖と北岳方面  2004.4.30撮影


竜ヶ岳頂上、以前は笹に覆われていたのだが  2004.4.30撮影


竜ヶ岳を端足峠側に降りたところ、笹藪はなく立派な木道が頂上へ延びている。
  2004.4.30撮影




田貫湖湖畔より天子山塊を望む長者ヶ岳~遠く雪が残る毛無山、一番右奥はタカデッキ?雨ヶ岳? 
日帰り縦走出来ないかな~?      1998.3.29撮影
 娘(10歳?)と二人、雪の残った毛無山地蔵峠側に少し上って帰りに寄る。





                        以降、 つづく


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