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Happy Time

好き勝手にLAZYを語ってみる

引越しました

2025-04-15 | 日記
本日gooブログから卒業します。

書き始めたばかりだったので、まさかブログが終了するとは思ってもみませんでした。

細々でしたが、見に来てくださった皆様ありがとうございました。

引っ越し先は、はてなブログです。


これまでと同じように、愛すべきLAZYのあれこれを語っていきます。

もしよかったら、冷やかしにいらして下さい。


こちらは、とりあえず残しておきます。

皆様もお元気で。


Prayのハプニング

2025-04-12 | 日記
1998年7月リリースのアルバム「Happy Time」からの曲 “Pray”

同年12月にはアルバムからシングルカットされたのですね。

2002年のライブバーションです

完璧な曲。
イントロ、歌い出し、間奏、サビ、どこをとっても完璧。
1998年当時、この曲ヒットチャートに入らなかったのでしょうか。
こんなによい曲なのに。


はじめてこの曲を聴いたのは、ここに貼ったYoutubeの動画でした。

「なんて素敵な曲・・・」
と感激しながら聴いていると

”Day~s・・・・・・・・・・Oh my God!”

なになに、歌い出し間違えたの?

とそのときはそう感じたのですが、実は、歌詞が出てこなかったようです。



その後アルバムを手に入れて聴いてみると、新たな発見がありました。



歌詞を忘れて真っ白になった後、気を取り直しての歌い出し
”So daze・・・”の直前に

ドラムが「タン・タン・タタタン・シャーン」
キーボードが「シャーラーシャララー・シャーンシャーン」

これ、アルバムバージョンにはないフレーズです。

樋口デイビーと井上ポッキーが、演奏でコミュニケーションとっている!

というか、

「はいここからまた歌って!せ~の」
「今度はたのむよ~」

とでもいわんばかりのインプロヴィゼイション(といっておこう)。


こういうところ、10代の頃からの、気心の知れた間柄ならではに思えて。

演奏でフォローしつつ突っ込みを入れて、

なんとも微笑ましくなったのでした。



曲のエンディング

「まちごうて ごめんね・・・」

も良かった。



DREAMER聴き比べ

2025-04-04 | 日記
ヘッドフォンをしてステレオのボリューム少しあげて、
アルバム『宇宙船地球号』にハリを落として最初に聞こえた曲
”DREAMER”

すっごくワクワクしたのを覚えいます。
「これがやりたかったんだ。いい。すごくすき。」
1980年、私は15歳だったと、アルバムリリースの年を調べてしみじみ。

2025年の今聴いてもかっこいい。


1980年12月 スタジオアルバム版

作詞:高崎晃 補作詞:伊達歩 作曲:高崎晃 編曲:レイジー

今望むものは 夢だけ
さめた世界はまっぴらごめん
Rock'n Rollを感じる それだけ
全てをかければ Dreamer

いつも言いたい放題
言わせておけばいいさ
それから先は

If your Rock'n Roller
Can't you see baby anything
If your Rock'n Roller
Can't you see baby anytime

ナイフじゃ切れない 夢だぜ
甘えた音はかっきり終わり
Rock'n Rollがたまらず 震える
汗にまみれろ Dreamer

そうさ狂ったぜんまい
まくだけまいて 叫べ
それから先は

If your Rock'n Roller
Can't you see baby anything
If your Rock'n Roller
Can't you see baby anytime


今望むものは 夢だけ
さめた世界はまっぴらごめん
Rock'n Rollを感じる それだけ
全てをかければ Dreamer

いつも言いたい放題
言わせておけばいいさ
それから先は

If your Rock'n Roller
Can't you see baby anything
If your Rock'n Roller
Can't you see baby anytime
If your Rock'n Roller
Can't you see baby anything
If your Rock'n Roller
Can't you see baby anytime



このレコーディング以前の、いうならばプロトタイプといったバージョンがありました。
1980年9月放送 ヤングおー!おー!

歌詞の一部がアルバムバージョンとは違っています。


今望むものは 夢だけ
さめた世界はまっぴらごめん
Rock'n Rollさえやってりゃいいのさ
全てをかけるよ僕は


ただ、この思いだけ。

「僕」という一人称が効いて、
ロックバンドとして夢を追い続けたいという強い意志が、
ストレートに伝わってきます。

この前の月にシングル「感じてナイト」をリリースしているけれど、
本当はDREAMERをシングルにしたかったのでは、、、
なんて思ってしまいます。


このアルバム製作が結果的にメンバーの音楽の指向の違いを明確にし、
翌年1981年2月の解散宣言に行き着いてしまうという話は、
今やよく知られたエピソードです。



解散宣言後の出演
1981年3月 ヤングプラザ

この番組は、LAZYがデビューするきっかけになった「ハローヤング」の後継ともいえる番組で公開生放送でした。

間奏も省略することなくフルバージョンで放送したところがさすが生みの親、
LAZY愛を感じます。

疾走するようなドライブ感とガシッと抑え込んだグルーブが絶妙!



そしてLAZYとして最後の日
1981年5月31日放送 NHKレッツゴーヤング

NHKアーカイブスで調べたら、この日は以前貼った”EARTH ARK”の他に、
”僕らの国でも”も合わせて3曲を演奏していました。

とはいえ、フルバージョンでの演奏じゃないのが残念。
視聴者としてはこの放送がLAZYとしての最後のパフォーマンスなのだから。

途中で入る字幕で、メンバーはLAZYとしての愛称ではなく本名で紹介されています。
これからは一人ひとりが個人名義で活動していくことを表明しているかのようで、
なんともいえない思いがします。



さあ、再結成。

1999か2000年のライブでしょうか ミュージックエア

オリジナルよりも1音半程度、低がっています。

1998年のHappy Time Tour’98のライブアルバムでもそうなので、
再結成後、DREAMERやEARTH ARKなど初期の曲では
ダウンチューニングしてたみたいですね。

この時期はLOUDNESSの第4期にあたるので、高崎スージーのギターにはちょっとそんな風味が出て、にゅお~んしてますね。
樋口デイビーのスネアはホールに響き渡って空気を震わせています。

年齢的には30代後半~40代に入った頃で、余裕がありながらパワフル。



2002年宇宙船地球号Ⅱツアー
ここではオリジナルのキーに戻って、ギターソロもイキのいい早弾きを再現。
けれど音圧が増して、さらに重く低くなったようにすら感じます。
LOUDNESSでもNEVERLANDでも影山ヒロノブでもなく、LAZYの音。

ボーカルもギターもベースもキーボードもドラムも、音のアタック感がすごい。
エネルギーの塊のよう。
心が震えました。

しかし、樋口デイビーの体幹の強さ!
ギターの音は初期とはまた違った歪み具合の味付け。

みんないい男。すごいかっこいい。



様々な年代のDREAMERを聴きましたが、全く飽きません。
むしろ聴くたびに違った発見があって、ワクワクします。
5人揃ってのパフォーマンスで、よくぞこの曲を残してくれました。



そして、こんなのもありました。

2017年アコースティックバージョン with山本恭司
LAZYが活動していた1970年代後半からBOW WOWもロックバンドとして頑張っていました。
40年後、こうして一緒にやる機会が巡ってくるなんて想像もしていなかったことでしょう。

温かい雰囲気が良いです。


桜と卒業と無傷な夢

2025-03-31 | 日記

冷たい花曇りの空と、満開に近づいた桜を見て聴きたくなった曲。

LAZYではなくて
影山ヒロノブミッシェルのソロアルバムから
“卒業アルバムの中の無傷な夢〜返信〜”


(作詞•作曲•編曲 影山ヒロノブ)


覚えていますか あの頃の事

夕焼けに染まる 校舎の窓辺で

いつも二人きり 空を見上げては時間を忘れて話したよね


覚えていますか 旅立ちの時

不安や迷いは 僕にはなかった

都会の怖さも 君への想いも

「未来」の文字で かき消したんだ


Time goes by  駅のホームで

手を振る君を思い出す

小さな初恋 小さな僕の故郷


空にサクラ舞い散る季節は切なくて

古いアルバムの中に 君の笑顔を探す


あれからそちらは変わりませんか...

君は君らしく歩いていますか?

僕も僕らしく かなり不器用に

いつも迷って 立ち止まってばかり


So Faraway 今は春だね  あの日と同じ季節だよ

逢いたい......逢いたい......


空にサクラ舞い散る 何度目の春だろう....

卒業アルバムに書いた「未来」はまだ見えない


いつかサクラ舞い散る季節に逢いたいよ

卒業アルバムの中の無邪気な頃のように

無傷な夢を持って




2007年リリースの『30years3ounce』からの曲。


LAZYデビュー前の淡い初恋や

LAZY解散後の迷いやつまずきの中にいて

未来が見通せない苦しさが感じられて、

切なくも愛おしくなります。


この卒業の時期

多くの子たちが無傷な夢を持って

次の場所へと歩んでいくのですよね。


いつか傷つくかもしれないけれど、

恐れず夢を追って欲しい。


と、桜の下の少年少女たちに

おばさんは願うのです。





赤頭巾と黒頭巾

2025-03-27 | 日記
LAZYといえばこれ。
『赤頭巾ちゃんご用心』

1998年の再結成にあたって、
”赤頭巾だけは、しない”
と封印したとか。



まずは1978年当時のシングル盤で


当時ピンクレディーの振り付けで有名だった土居甫氏による振り付けで演奏していたのですが、
その振り付けがとにかく嫌だったと、高崎スージーが語っています。

高崎「普通にあれをやってるんだったら『ええ曲やね』って思うんやけど、派手なジャンプスーツ着てさ、ピンク・レディーみたいに足をパカパカやったり」

井上「僕も、演奏しなくていいから振付しなさいって言われて」 

                (2017年12月22日 livedoor Newsより抜粋)



これです、セーラーカラーのトリコロールジャンプスーツ。
確かに振り付け満載で、足パカパカもやってます。
ギターはカッティングメインだけど、ディストーション効かせて存在感はレコードの比じゃないです。
改めて聴くと、ベースラインいいですね。



その後のバージョン。
1980年のハードロック宣言後でしょうか、
どうやら1979年の”ベイビー・アイ・メイク・ア・モーション"のころのようですね。
もうジャンプスーツは着ていません。まあまあ普通、かな。
でもまだ振り付け残ってます。
サビの部分、5人の性格が表れているような・・・
M:サンバステップでもええか
F:これはこれでおもろいやろ(パカパカ)
S:絶対やらん
P:厚い音で盛り上がれ~
D:(ニヤニヤ)

初期と比べて演奏の安定感とバランスがぐっと上がり、
この音がLAZYの原型じゃないかという感じです。

倍音のきいたスリリングなボーカルに、キーボードは軽快さと明るさ担当しつつ、ギターはさらにディストーション効かせて、ベースは重く丸く切れよく、ドラムはもたるかもたらないかというイイ感じのところでガシっと重い。

このサウンド大好きでした。



せっかくなのでこれも。
1988年 小泉今日子カバーバージョン

期待の斜め上をいっています。

『赤頭巾』はやらないけれど、『黒頭巾』で楽しんでくれ!
ということだと受け取りました。



これだけでは物足りないので、
ライブアルバム版
(作詞・作曲・編曲:LAZY Original Planning:S)
Black Sabbathばりの不気味さです。
しかも、デスボイスを聴かせる高崎晃。
(本当は少し高めのやさしい声なのに・・・)


ほんとうに良い曲です。