今日も『宇宙船地球号Ⅱ』のナンバーを語ってみます。
このアルバムにはLAZYの音楽性の豊かさがとてもよく表れていると思うのです。
70年代のブリティッシュロック、グラムロック、ハードロック、プログレッシブロック、
80年代のAOR、LAロック、ヘビーメタル、ラップ、ファンクロック
90年代のオルタナティヴロック、グランジ・・・
解散後のメンバーそれぞれの音楽の歴史が、再結成後の土壌となって、
色とりどりの花を咲かせたような、そんなバンドになったのだなと思います。
音楽の専門家でもないので、見当違いなところもあるかもしれないけれど、
いろいろなロックの影響が、それぞれの曲のちょっとしたところに
顔を覗かせているように思います。
なかでもDeep Purple愛をひしひしと感じるのが
"Driving High"
もうこのタイトルからして、言わずと知れた
"Highway Star"
へのオマージュ以外の何物でもないです。
甥っ子みたいな曲です。
ライブDVD、宇宙船地球号II〜regenerate of a lasting worth〜では
"Driving High"の途中で樋口さんのスネアが
”タツツツ タツツツ タツツツ タツツツ・・・・・”といい感じのグルーブでだんだん強くなっていって、
井上ポッキーのキーボードの
"ジャー、ンジャー、ンジャー、ンジャー、ンジャー、ジャー、・・・・”とコード弾きが重なって、だんだん盛り上がってきたところで
(ドラムス)”スタラタ タカタカ タカタカ タカタカ”(高速フィルイン)
(ギター・ベース・キーボード)”ジャーーン、ジャーーン、
(ボーカル)”ノーバディゴナテクマイカー アゴナ・・・”
と、一気に"Highway Star"になだれ込んでいくという。
(わかる人にはわかる。だろうか???)
このライヴの動画探したのですが、見つけられず、残念。
そこで今回は、2曲それぞれを聴いて脳内合成してみることにします。
LAZY "Driving High"
(作詞・作曲:高崎晃 編曲:LAZY)
突き抜ける青い空めがけて アクセル踏み込み 突っ走るんだ
吹き抜けるエンジン感じて 禁断のWarp to REDZONE
Driving High 連れてけ 俺達を
Driving High 光の宝石
Driving High もっていかれる
Driving High CRAZY EXOST
突き抜ける緑色探して
ガソリンぶち込み 突っ走るんだ
輝く極太マフラー感じて
禁断のエクストリーム ターボする
Driving High 持ってけ 俺達を
Driving High 月までDrive
Driving High ぶっといタイヤで
Driving High CRAZY EXOST
真っ赤な太陽の彼方には 何があるんだろう
何があったとしても 突き抜けるだけ
どうせ死ぬんだ いつかはみんな
最後の最期まで Driving High
(ライヴではここで、Highway Starに突入)
Driving High 持ってけ 俺達を
Driving High 月までDrive
Driving High ぶっといタイヤで
Driving High CRAZY EXOST
Driving High
”Highway Star” Deep Purple
1972年の日本公演(大阪)を収録したライブアルバム『Made in Japan』の音源に
コペンハーゲンのライブDVDの映像を合わせたもの
スタジオアルバムとは異なり、Ian Paiceのスネアが”タタタタ タタタタ タタタタ・・・・”から入っていくところに注目。
LAZYのライブでのアレンジもこれですね。
(作詞:Ian Gillan 作曲:Ritchie Blackmore、Roger Glover、Jon Lord、Ian Paice)
Nobody gonna take my car
I'm gonna race it to the ground
Nobody gonna beat my car
It's gonna break the speed of sound
Oooh it's a killing machine
It's got everything
Like a driving power big fat tyres
and everything
誰も俺の車には追いつけねぇ
徹底的にぶちのめす
誰も俺の車には勝てねぇ
音速を超えてやる
いかしたマシーンだ
なんでもあるぜ
馬力もふってぇタイヤも
全部だ
I love it and I need it
I bleed (feel) it
yeah it's a wild hurricane
Alright hold tight
I'm a highway star
愛してるぜ!俺の車!
狂ったハリケーンみたいにガス欠になるまで走るぜ!
オッケーしっかりつかまれよ
俺はハイウェイスターだ
Nobody gonna take my girl
I'm gonna keep her to the end
Nobody gonna have my girl
She stays close on every bend
Oooh she's a killing machine
She's got everything
Like a moving mouth body control
and everything
誰も俺の女は奪えねぇ
ずっと俺のものだ
誰も俺の女にふさわしくねぇ
カーブの度ぴったりくっついてくる
いかしたマシーンだ
なんでも持ってるぜ
艶かしい口に引き締まったボディ
全部だ
I love her I need her
I seed her
Yeah She turns me on
Alright hold on tight
I'm a highway star
愛してるぜ!最高の女だ!
やっちゃうぜ
その気にさせたのは向こうだ
オッケーつかまれよ
俺はハイウェイスターだ
Nobody gonna take my head
I got speed inside my brain
Nobody gonna steal my head
Now that I'm on the road again
Oooh I'm in heaven again I've got everything
Like a moving ground an open road
and everything
誰にもトップは譲らねぇ
頭もスピードでキレてるぜ
誰にもトップは走らせねぇ
なぜなら俺が戻ってきたからな
ああ最高に気持ちいい
なんでも持ってるぜ
走り去る視界、開けた車道
全部だ
I love it and I need it
I seed it
Eight cylinders all mine
Alright hold on tight
I'm a highway star
愛してるぜ!俺の車!
俺が見つけた車だ
8気筒の車は俺のものだ
オッケーしっかりつかまれよ
俺はハイウェイスターだ
(引用元:ジョジョの奇妙な英会話 『Highway Star / Deep Purple 歌詞和訳』)
いかがでしょう。
バンド名からして、Purple愛にあふれていないわけありません。
次もDeep Purpleつながりで語るかも。
今日は、東京、神奈川エリアでのソロ活動をご紹介。
影山ミッシェルと高崎スージーの
現在申し込み受付中のイベントです。
★影山ヒロノブのソロアコギの旅 5月編
5月10日と11日、横須賀と二子玉川。
HIGHWAY STAR CLUB先行で申し込みが始まっています。
小さなライブハウスで日本全国を巡るソロアコギの旅。
温かい人柄とともに、生声も届く距離でのライブ、いいですね。
そしてこちらがすごい。
★高崎晃がレクチャー Super Guitarist Bootcamp
初回講師がたっかんスージー
なんと1泊2日でギター漬け、高崎晃漬けになるブートキャンプ。
こちら、ギターが弾ければ初心者(!?)でも受けられるみたいです。
”単に教えるだけじゃなく一緒にプレイしながら、俺の音を感じ取ってほしい。
技術だけじゃ出せない響き、フレーズのニュアンス、音作りのコツ……
そのすべてを、実際に音を交わしながら共有しよう。”
料金はというと
シングル:220,000円(税込)
ツイン(2名で参加):420,000円(税込)
高いとみるか、安いとみるか。
こんなの人生一度しかない機会だもんね。
たっかんフリークにはたまらないかも。
LAZYとしての活動が待ち遠しいけれど、
ソロ活動の積み重ねが、LAZYの音にも繋がっていると思う。
応援します。
1980年スタジオアルバム『宇宙船地球号』
NHKの番組
それはたぶん今年1月の休日、少しのんびりした時間を過ごしていたような気がする。
スマホであれやこれや見ていたとき、アルバム『宇宙船地球号Ⅱ』のジャケットが目に留まった。
「ん?何で?何?え~~~~~再結成してたの~~~???うそぉぉぉぉぉぉぉ~~~・・・・・・」
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脱力
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1998年に再結成していたこと、全く気づいていなかった。
樋口宗孝でいびーが2008年に亡くなったときはリアルタイムで新聞で知って、言葉を失った。
でも、あのとき”LOUDNESSの・・・”って書かれていたよ。まさか既に再結成していたなんて、その記事のどこにも書かれていなかった。と記憶している。
ああ、この25年もの間、こうもLAZYの話題に触れる機会がないまま過ごしてきてしまったなんて、悲しすぎる。
98年て、何してた?
よく思い出せないが、30代前半の頃・・・・
ああ、あれだ。
車の競技にはまって、仕事以外の時間は全てそっちに向けていたんだ。
は~
そうだったんだ。
中学時代、どっぷりはまりこんだLAZYとそのサウンド。
解散したあと、3方に散らばった音楽を聴いたけど、
「やっぱりこれじゃない」
って感じて遠のいて、洋楽にはまり込んだんだっけ。
後悔の嵐のなか、大手オンラインサイトで、宇宙船地球号ⅡのCDをポチったのさ。
還暦を目前にして再びLAZYにはまろうとは、13歳のあの頃、1㎜たりとも思ってもみなかったよ。