ハーイ! KENTです!

素敵な毎日に感謝

検査 2

2011年06月13日 | 大腸がん
21日午後からの検査は特に食事制限等はないのですが、23日の大腸バリウム検査の前の日、、、22日は朝から気を使う事になるんです☆

朝は、朝食用検査食のダルムスペースリッチから始まります☆

午前10時、、、コップ2杯(300ml)以上の水分(水、湯、お茶、スポーツドリンク)を摂ります☆

お昼も、昼食用検査食☆

夕食までの間、空腹になったら間食用検査食を食べる事もできます☆
この検査食は栄養補助食をイメージされるとわかりやすいと思います☆
ただ、この間も水分はどんどん摂らないとなりません☆

夕食もまた、夕食用検査食を食べます☆

19時、、、コップ2杯以上の水分を摂ります☆

20~21時、、、マグコロール(下剤)を水150mlに溶かして飲みます☆

21~22時、、、プルゼニド2錠、ガスコン6錠をコップ2杯の水と一緒に飲みます☆

就寝前、300ml以上の水を飲みます☆


ここまでが前日☆


23日当日は、6時起床☆
300ml以上の水を飲み、その後は飲食禁止☆

午前7時、、、座薬(下剤)を挿入☆
腸内を空っぽにして病院へ向かいます☆


午前10時検査開始☆
肛門からバリウムと空気を入れてX線写真を撮っていきますが、検査時間は約30分☆

お腹が張って結構きついんです☆


今回の検査は前回と違って、私のS状結腸と下行結腸の一部がありません☆
したがって、下剤の効果がどの位出るのかが皆目見当が付きません☆

検査の前に漏らさないかと考えると、、、気が重いですね☆


恋と愛

2011年06月12日 | 恋愛
テレビでNHKを見ていた時でした☆
銭湯の風景が映し出された後に、美輪明宏さんが「ようこそ“美輪乃湯”へ」と言うのです☆

美輪さんといえば、ビジュアル系歌手、シンガーソングライターの元祖であり、ホームレスも経験したほどの方、、、銭湯と美輪さん、、、これは気になるな~と思い引き続き画面を見ますと、番台の上に鎮座した美輪さんの元へ客の女性たち5~6人が集まります☆

番組は色々な悩みを持つ女性のために解決の手助けをするという趣旨のようです☆


今回のテーマは、~恋愛とは言うが愛恋とは言わない~☆

恋愛という言葉で「恋」が先に来るのにはその理由があり、「恋」と「愛」は同じようでまったく違う意味があるそうなんです☆

男女が出会い「恋」に落ちると、いつも一緒に居たいと気持ちがどんどんエスカレートして、相手を雁字搦めにしてしまいます☆

デートの約束をして待ち合わせ時間に遅れると、「遅い!」とか、「何分待たせるのよ!」と、相手に対して怒りをぶつけてしまう事、、、☆

自分の満足感を得るための付き合い、つまり自分本位な段階が「恋」なのだそうです☆



反面、「愛」は違います☆
デートの待ち合わせ時間に相手が遅れたとしたら、「何かあったのかな?」とか、「忙しかったのかな?」など、相手本位になれるそうです☆

女性が買い物をしている時にはいつも彼の事が頭にあり、このシャツは似合いそうとか、このおかずは大好物だったなとか、相手ありきの自分がいるという気持ちになっていくのが「愛」なのだと☆


仮に相手に好きな人ができてしまったとしても、彼が幸せになるのなら黙って身を引こうとし、いつでも帰ってきていいからね!と思える、、、これも「愛」☆
男はこういう「愛」には必ず戻ってくると付け加えていました☆


「恋」から「愛」になると、とても気が楽になるのだそうですが、これは相手のすべてを受け止めてあげようと思えるからです☆

「恋」がなければ「愛」は無い、、、☆
男女の付き合いはここが分岐点のような気がします☆

ただ、いくら愛し合っていてもけじめは持つ事、土足で踏み込まない事、礼節をわきまえる事、敬い、尊敬する事は守らないと「愛」は続かないといいます☆


私は恋愛というものは一つと思っていましたので、最後はテレビに釘付けでした☆


自分本位と相手本位、、、できそうでできない、できなそうでできる、、、「恋」と「愛」、、、私は何処に立っているのか☆

検査

2011年06月11日 | 大腸がん
今月は大腸がん手術後1年経過での検査があります☆

早いもので、あれからもう1年なんですね☆

初めての入院手続き中に計った血圧が緊張のあまり、数値が150と出た時に驚いた事が昨日の事のように思えます☆

見るもの聞くものすべてが初体験でしたので、あっという間の18日間の入院生活でした☆


さて、今回の検査内容ですが、、、☆

(21日)13:00~採血による検体検査
     13:30~腹部超音波による生理検査
     14:20~胸腹骨盤造影CT検査

(23日)10:00~注腸(大腸バリウム)検査
     13:00~担当医の診療(21日分の検査結果報告)

(30日)14:00~担当医からの最終検査報告


私はステージ3の患者ですのでこのようなスケジュールになるようです☆
本来はこれに内視鏡検査も入る予定だったのですが、予約が3ヶ月先まで埋まっていたのと、担当医の判断でその検査は省かれました☆

体調も変わった事がなく下痢などの症状も無いので無事に済むと思うのですが、一つ気がかりな事があります☆

最初の入院前に大腸内視鏡で発見されている直腸にある二つのポリープ、、、☆
1年前は直径1ミリにも満たない大きさでしたが、その後どうなっているかが今回の検査で判ると思います☆

内視鏡で切除できる大きさは6ミリ以上が必要なのだそうですが、もし5ミリだったらとか、もっと大きくなっていて内視鏡で取れる範囲を超えてるんじゃないかとか、、、とてもナーバスになります☆

やりたくない検査をやらなければならない束縛感は、ちょっとしんどいんですが決められた道ですからちゃんと進まないとなりません☆


でも、、、ハラハラしますね☆

睡眠

2011年06月10日 | 自分
電車やバスで移動中、座席に座ると必ず寝てしまいます☆
つい5~6年前だったら座席に座る事すらしなかった私ですが、体の衰えは着実に進んでいるのでしょうね☆
まあ、寝不足の症状にも原因があるとは思いますが、、、☆

知り合いの方に寝不足の話を聞いていただいた事がありますが、その方は長時間寝られると仰ってました☆
それも泥のよう寝られるんだという事なんです☆

羨ましいですね☆

私の場合、例えば夜11時に寝たとすると最初に1時、その後寝付いて次は3時半、その後1時間ほど目が冴え、朝は6時に起きます☆
この間の睡眠深度は非常に浅く、そのせいか夢を良く見るんです☆

夢は深い眠りには現れませんから、その分寝ながら疲れが蓄積されているのかもしれません☆

今も非常に眠くてしょうがありません☆
参りますね☆



普通に睡眠を取る事ができるようになって、毎日朝から爽快感を持って仕事に向かい、目一杯働いていい疲れを家で癒す、、、これができたらいいなと思いますが、今のままでは果てしない夢に終わりそうです☆

残りの時間を考えると気は焦るばかり、、、年齢は残酷ですね☆



大腸がんの1年後検査があと10日になりました☆
検査食や下剤のチェックをしていますが、この緊張感が解けほっとできるであろう日は30日☆

結果を待つのは嫌な気分ですね☆

手術

2011年06月09日 | 大腸がん
私の部屋には30センチ四方のプラスチックの容器がありますが、この容器には病院でいただいた領収書や予約表などの書類をまとめて保管しています☆

今月の検診の予約表を確認するために蓋を開けた時に、昨年7月7日に行われた手術関係の書類が出てきました☆



手術の前々日に直接医師から説明を受けたのですが、改めて見るとすごい手術だったんだと感慨深くなります☆



図で示されたS状結腸から下行結腸に至る部分が摘出された大腸です☆



同意書には私と母親と弟が連名でサインをしましたが、その時の場面は机を挟んで目の前に医師、こちら側は私を真ん中にして3人が並んでいました☆

医師は淡々と今後のスケジュールや手術のリスク、術後の合併症の恐れなどを説明しますが、母親は落ち着かない様子で医師の話に耳を傾けていた事がとても印象的でした☆



その後、担当看護師から手術当日の流れを記した用紙をもらい、同時に細かい説明を受けました☆



この時はまだ他人事のように思っていたかもしれません☆
看護師の説明に冗談を返していましたので☆



でもそれは、こういう困難から逃れたいという事だったのでしょう☆


2週間後の検査が迫ってきました☆
またこういう書類の説明は受けたくないですね☆

ギター

2011年06月08日 | 音楽
私はギターが好きです☆

小学校1年生の時に始めて聴いた「禁じられた遊び(愛のロマンス)」に心を奪われ、当時ギターを持っていた隣のお兄ちゃんの家でクラシックギターを毎日弾かせてもらった覚えがあります☆

当然、その時は満足に音も出ませんでしたが、ギターを持つ楽しい感覚はその時に養われた気がします☆


あれから47年、、、身近にギターがあるのはとても幸せです☆
弦を爪弾いている時は完全に「無」になり、気持ちも集中できるんです☆

部屋での独りぼっちは本当に辛いですが、ギターは強く弾けば強く返してくれるし、弱くすれば弱くというふうに、その時の自分の気持ちを素直に出してくれる、、、いわば自分の辛さをそのまま出してくれる代弁者のよう、、、これが「無」に繋がるのでしょうね☆

昨年の10月に購入したアコースティックギター(MARTIN D-28CTM2010)は、長年の夢のギターでした☆

部屋でチューニングをし、コードを押さえ、ボローンと音を出した時、ちょっと涙が出ました☆
夢が叶った事とがんの闘病中だった事、、、張り詰めた気持ちの中での感激でしたから☆


メンテナンスのために購入した楽器店へ定期的に通っていますが、その時は子供の気持ちに戻ってしまいます☆
数あるギターを試奏したり、スタッフの方々とギター談義をしたり、、、とても気分が良くなるんです☆


そして、もっともっと練習をしたあと、いろいろな方に聴いてもらえる事ができれば最高です☆

今夜も「無」になります☆

肥満

2011年06月07日 | 自分
最近、食欲が旺盛になり少しずつ体重が増加傾向にあります☆

ゴールデンウィーク前の4月には68キロだった体重が今では71キロ☆
3キロも肥ってしまったのですが、まあ、ひと頃の激やせの時に比べれば健康的に見えるので、周りへの気遣いが済むのでいい事なのでしょう☆


睡眠も少しずつ深く寝られるようになってきましたので、それも原因の一つなのかもしれません☆
ただ、食べ過ぎは禁物ですね☆
せっかく順調にきている体に違う障害が起きたらそれこそ余計な病気にもなり兼ねませんし☆



私はかつて体重が90キロになった事があります☆
平成2年の頃でした☆

仕事が終わると酒を飲み、料理をつまみ、〆はラーメン、餃子、ビールと毎日食べっ放しでした☆

休みの日は昼食は決まって店屋物☆
カツ丼大盛りと、かけそばが定番でした☆

こんな不摂生な生活でしたから、血液検査の数値は酷いものでした☆
ただ、肝臓だけはいつも異常が無かったので調子に乗っていたのかもしれません☆

この事が直接がんの原因ではないのでしょうが、目茶苦茶ですね☆


私は下行結腸の3分の1とS状結腸の全部がありませんので、汚い話ですが前日にたくさん食べると翌日のトイレは頻繁になります☆
それだけ体内での食べ物の滞在時間が少ないという事です☆
なのに肥ってきているというのは、知らず知らずのうちに食べているんですね☆


体の管理は大変です☆

ライブ

2011年06月06日 | 音楽
昨日のライブ観賞はとても楽しく過ごせました☆

開演時間の40分前に会場へ到着したのですが、「Side Of A Hill」のお二人は丁度リハの最中でしたが、私の顔を見るや否やリハを中断して笑顔で迎えてくれます☆

「KENTさん、いらっしゃい!」☆
「三上さん、中林さん、今日はよろしくお願いします」☆
「こちらこそ、、、あれ?ギターケースが見えますが、、、」☆
「はい、持って来ました!」☆
「マーチンですか?」☆
「はい!」☆
「おおーっ!素晴らしい! ライブで使わせてください!」☆
「はい、是非使ってください」☆

私のギターでお二人のテンションは急上昇でした☆

午後3時から始まった本番では、最初の2曲目までは三上さん所有のギターでの演奏でしたが、3曲目からは私のギターにチェンジ☆

後から聞いたら、本当は最初から私のギターでやりたかったと仰っていました☆
気になって気になってしょうがなかったようです☆

ギターが変わってからは、その音の良さからお二人はノリノリの演奏になりそのテンションがこちら側にも伝わって会場は一気に盛り上がります☆

そして三上さんからいきなりステージに呼ばれます☆

「KENTさん、演奏してください!」☆

突然のリクエストで私もビックリ☆
ここで演奏するとは夢にも思っていなかったので辞退しようとしましたが、三上さんの目が怖かったので引き受けることに☆

サイモン&ガーファンクルのライブで、私が演奏できるレパートリーもほとんどカブリます☆
無茶ブリも困ったものですが(笑)☆

結局、「4月になれば彼女は」と「とても変わった人」、「アンジー」の3曲を披露させていただいたのですが、彼らのセットリストも事前に聞いていなかったので選曲は大変でした☆



ハプニングだらけのライブでしたが2時間ほどで終了し、その後はお二人と音楽談義です☆
もちろん話はサイモン&ガーファンクルの話題で☆



音楽が身近にあるって最高です☆
ギターを持っていって本当に良かった☆

The Side Of A Hill

2011年06月05日 | 友人
今から2年前に知り合った「The Side Of A Hill」のお二人☆
世田谷区を中心として活動をしている“サイモン&ガーファンクル”のカバーグループで、ギター&ボーカル担当でポール・サイモンのパートが三上さん、ボーカル担当でアート・ガーファンクルのパートが中林さんです☆

何気に見ていたS&G関連のPCサイトで彼らの存在を知り、ライブを見てみたい衝動にかられ会場に行ったのが始まりでした☆

ライブの合間に彼らとお話をする時間ができたのですが、驚いた事に彼らとは同い年だったんです☆
彼らは中学校からの付き合いで、共にS&Gの楽曲に惹かれていき自然とグループを組んでいたそうです☆

会場で一気に私たちは仲良くなり、私もまた当時バンドを組んでいたという事で話が盛り上がりました☆

その後、三上さんとはギターを交え一緒に練習をするなど、とても楽しいお付き合いをさせていただいてます☆


その彼ら「The Side Of A Hill」のライブが今日の午後にあるんです☆
もうお邪魔するのは6回目でしょうか、私も楽しみにしているライブです☆

前回お邪魔した時は、演奏終了後に会場でお二人とそのご友人の方々とS&Gのセッションをしたんです☆
中林さんと私とのスカボロー・フェアは嬉しくて最高でした☆


私はその後バンドを解消されてしまったので現在は独りで演奏を楽しんでしますが、S&Gのようなハーモニー重視の曲の場合はしっかりしたボーカルが必要なんです☆

その点、中林さんは高音がとても綺麗なのでセッションをしていると、とても気分がいいんです☆

お二人が本当に羨ましい☆



毎日部屋でギターを抱え、1曲、1曲、少しずつレパートリーを増やしていますが、今はこの時間が一番好きです☆

ちょうどバンドを解消した後に買った現在のギターは、当時の相方は見ていません☆
そういう意味で新しいギターに打ち込められるのでしょう☆
以前のギターをケースから最近出していないのは、相方絡みの嫌な事を想い出さないようにしているからですし、、、☆

このギターと会っている方々が、これからの私の心の支えになればいいなと思います☆

今日、ギターを会場に持っていきます☆
初めてお二人にギターを見てもらえます☆

時計

2011年06月04日 | 自分
現在住んでいるマンションは最寄の駅まで徒歩20分程度で、陸の孤島と言う人もいる位に不便です☆

目の前が環七ですので騒音が絶え間なく続き、たまに大きなコンテナートレーラーが通るとその重さから来る振動で微弱ながら揺れる事もあります☆

まあ、いいところは目の前にあるスーパーとがん治療で通っている「東京医療センター」がベランダから見えるという事でしょうか☆


目の前が環七ですので、この部屋は防音が利いてます☆
趣味のアコースティックギターを弾いたりしてもご近所からの苦情などはないので、差し引きしたら住みやすい部屋なのかもしれません☆


この部屋にはいつまで居るんだろうか、、、☆
こう考える事が増えました☆

がん以前は一生ここでいいや、、、と思っていましたが、大きな病気にかかると気弱にさせます☆
明日は?、明後日は?、来週は?、来月はどうなっているんだろう☆

先々の事を考えても何も得る事は無いのに、独りでいるとそうなってしまう自分がいます☆


「KENT!お前はどうしたいんだ?」☆

これは毎日自問している課題ですが、未だ答えが出てきません☆



人生の時計は、もう夜の9時ぐらいでしょうか、、、、焦ってしまいます☆

2011年06月03日 | 自分
仕事が変わり新しい環境になりました☆

社内に居るほとんどの人が若いスタッフですので、空気がそれまでと変わってザワザワした感じを受けます☆
まあ、20年前の私だったらワイワイガヤガヤと同じ事をしていたと思いますが、、、☆

私は歳より若く見えるようで、スタッフとも表面上は仲良く話が出来ています☆
とは言っても、それまでの文化の違いは私もそうですし、相手もそう感じていますのでこれからどうやって付き合っていったらいいのか判らないという現状は仕方がない事です☆

どんな仕事を任せればいいのか、どんな性格の人なのか、会社に忠誠心はあるのかないのか、そういう目で私が見られているのは手に取るようにわかります☆

正直言ってやりにくい事は否めません☆
しかしながら歳も歳ですし、我慢をしていかなくてはいけないのでしょうね☆



私の大好きなアーティスト“サイモン&ガーファンクル”の作品に「木の葉は緑」という曲があります☆
その最後の歌詞、、、☆

『Leaves That Are Green』

Hello, hello, hello, hello
Goodbye, goodbye, goodbye, goodbye
That's all there is
And the leaves that are green turn to brown
And they wither with the wind
And they crumble in your hand

  出会いがあって
  別れがある
  人生って、ずっとそんな繰り返しなのかな・・・

  蒼かった木々の葉も
  やがて茶色に染まる
  冷たい風の中で、枯れ葉となって
  掌の上で、砕け散ってしまうんだ


ずっと一緒に仕事をしていた方々との別れ、新しく出会った方々、、、これも時代の流れなのでしょうね☆

若かった私も年老い、やがて朽ちていきます☆

寂しい事ですが与えられている「今」を大事に生きていく事しかないのでしょうね☆

木曜日

2011年06月02日 | 大腸がん
木曜日はすべての始まりの日です☆

最初に大腸がんが発見されたのは、中央区明石にある「みなと中央クリニック」での内視鏡検査でした☆
クリニックの医師からカルテと紹介状を持参して手術を依頼した目黒区の「東京医療センター」へ向かったのは木曜日☆
そこで治療のお世話になるOS医師と初対面しました☆

診察を受ける外科は曜日ごとに医師が代わりますので、もし他の曜日であったら担当は違っていました☆

PCでカルテを展開し、私の状態を確認すると医師は開口一番、、、「これはでかい!腫瘍は6センチ以上ですね」、、、☆
当初、クリニックで聞いていた小指の先ほどの腫瘍という事でしたが、実はもっと大きかったんです☆

その他所見をいろいろ精査した後にOS医師は、、、☆

「KENTさん、これはS状結腸がんで、それもかなり進行しています」☆
「そんなに酷かったんですか、、、」☆
「はい、そうです、これから体中を検査してスケジュールを組んでいきます」☆

OS医師はすべてをストレートに言うタイプの医師ですので、最初は面食らってしまい、少しは優しく言えないのかな~と思ったほどでしたが、考えてみれば病気が病気だけにこういった風にストレートに言ってもらった方が結果的によかったのです☆

ただ、その日は悲しくて泣きましたが、、、☆


木曜日にOS医師と出会わなかったら、私はどうなっていたでしょうか☆

私の手術方法は腹腔鏡手術☆
最小限の傷で済みましたが、後から聞きますと私の腫瘍の大きさからして開腹手術と紙一重だったそうです☆

たった5センチの穴から、S状結腸すべてとリンパ節、下部筋肉の一部約2キログラムを取り出すというのはかなりの至難技☆

術後14個の検体を採ってがん細胞の顕微鏡検査の結果、1個にがん細胞が発見され半年間の抗がん剤治療になるのですが、その検査結果を私に伝える時の表情が、あれだけクールな方だった筈なのに、申し訳ないという顔になっていたのです☆

入院中、看護師の方々によく言われた、「KENTさんはラッキーです」という言葉、、、それは担当がOS医師になったからなのだそうです☆

あとひと月遅れていたらどうなっていたか判らなかった私を、水際で救ってくれたのですから☆


すべては木曜日にOS医師と出会うようになっていたのでしょうね☆

今月は21日、23日に1年後検査があり、30日に診断結果を告げられます☆
月末の木曜日に医師と再会です☆

またストレートに言われるんでしょうね☆

吉か凶か、どちらかで、、、☆


今日も木曜日、、、楽しい事を探しましょう☆

レ・ミゼラブル

2011年06月01日 | 人間
ビクトル・ユーゴーの大作、「レ・ミゼラブル」はご存知でしょうか☆

主人公のジャン・バルジャンが一切れのパンを盗んだ故に牢獄に入り、19年後に出獄した後も行く先々で冷遇され人間不信と憎悪の塊になってしまう☆

ある日年老いた司教の元へたどり着いたジャン・バルジャンを彼は暖かく迎えるが、人を信じる事ができないので、その夜銀の食器を盗んでしまいます☆
翌日、その罪で憲兵に捕らえられたジャンを司教は食器は自分が与えたとして無罪放免にした上に、銀の蜀台まで差し出しました☆

これにはジャンも心を開き、ついには子供から奪い取った銀貨の話を司教に懺悔して、以後正直な人間として生きていく☆

その後事業に成功し、市長まで上り詰めたジャンはファンティーヌという女性の娘コゼットを養い愛情を注ぎます☆

そんな矢先、自分と間違えられ逮捕されたシャンマティユーを助けるために自分の正体を世間に公表し終身刑が言い渡され、コゼットとの別れに☆

護送中のアクシデントでジャンは通算5度目の脱獄を図り、クリスマス・イヴの夜にコゼットと再会☆
血の繋がっていない二人でしたが、その後は実の親子以上に愛情を捧げあいます☆


時はナポレオン時代のフランス、、、国家が日々揺らいでいました☆
その中で、二人は最後の最後まで愛を貫き通したのです☆

彼らの運命の渦が周りを取り巻く人々を巻き込んで、時には憎しみ合い、時には励まし合い、そして最後は分かり合う、、、☆

ジャン・バルジャンという徒刑囚が偉大なる聖人として生涯を終えるまでの底にあったものは、永遠に変わることのない真実の『愛』でした☆



改めて物語を自分に置き換えてみました☆
愛に乏しかったために、人間不信や憎悪など、人が持っている醜さをすべて抱え込んでしまいました☆

自分が変わらなければならない事は判っていたつもりでしたが、それが実行できないどころか変われないのは他に原因があると都合よく勝手に振るまっていた、、、☆


母親から聞かされた一言が私をとても気楽にさせてくれました☆

愛は与えるもの、、、与えた愛は必ず戻ってくる、、、戻った愛は永遠である、、と☆

2011年05月31日 | 兄弟
私には3歳違いの弟がいます☆
小さい頃から仲が良く、今も定期的に会ってお互いの近況報告などをしています☆

昨年の入院中、退院後は本当に力になってくれました☆
大腸がんの手術の時は、早朝6時には母親と一緒に病院へ来てくれたし、約5時間の手術中もずっと病院で待機してくれました☆

手術が終わって、担当の医師と切除した患部の説明を受けた時も独りで対応してくれました☆

当初6センチだった腫瘍が15センチになっていて破裂寸前だったのも、約2キロの肉の塊もすべて見届けてくれたのです☆
あとひと月遅れていたら転移の範囲が広がっていたであろうという話もしっかりと聞いていてくれました☆


たまに二人で酒を酌み交わす時は、とても楽しい宴席になります☆
小さい頃はどうだったとか、社会へ出た時はどうだったとか、毎回同じような話をするのですが、なぜかいつも新鮮な感じがします☆

そんな弟も今年50歳になります☆


二人で約束している事があります☆
死ぬ時も生まれた順番だと、、、☆

最後の最後まで面倒を掛けてしまいそうです☆

2011年05月30日 | 自分
雨は好きではありません☆

昨年、大腸がんの診断書と紹介状を持って初めて「東京医療センター」へ行った時は雨でした☆

窓口で受付をして診察までの時間、1階のロビーで雨だれを眺めていた事を思い出します☆
これから始まる検査、入院、手術を考えながら、、、☆

この時は周りの音が耳に入らず、大きな窓柄ガラスの上の方から、一滴、一滴、、、雨の流れは右へ行ったり左へ行ったりという軌跡をたどり地面に伝わる、、、半ば茫然自失で、、、☆

7月7日の手術まで1か月間は検査で通院していました、、、季節は梅雨、、通院の日は決まって雨が降ってました☆


がんになるまでは雨は大好きでした☆
普段の騒音も雨音に消され静かな時間を過ごせるので、仕事上人との関わりが多かった私にとっては束の間の休息を取れる日でしたから☆


でも、今は雨が嫌い☆
あの日を思い出しでしまう☆

最終検査結果で出た大腸がん、、、それも進行がん、、、☆
腫瘍が6センチ以上に腫れ、リンパ節から筋肉まで転移しているという事を告げられ、泣きながら歩いて部屋へ戻った後にも雨が降りました☆

辛かったこと、、雨は思い出したくない事を思い出させてしまいます☆



雨は大嫌いです、、、☆