ハーイ! KENTです!

素敵な毎日に感謝

安心

2011年04月30日 | 
この連休中に実家へ帰る予定にしています☆

がんになって以来、両親には心配を掛けっ放しですので、元気な姿を見せてあげなければなりません☆
がん宣告から入院、手術、抗がん剤服用という流れを黙って見守っていてくれた父親、独り暮らしの私を気遣い頻繁に連絡をくれる母親☆

私の顔を見ると本当に嬉しそうな表情になります☆
そんな二人を見ると、親不孝な事にならないで良かったとしみじみ思います☆
二人より先に逝くような事になってたら、、、悲し過ぎます、、、☆



実家へ帰って布団に横たわると、とても落ち着きます☆

なぜなんでしょう☆

とびきり高価な布団でもなければ、ふかふかの枕でもない☆
部屋が総ひのき造りでもない☆
ヒーリング効果のあるBGMが流れている訳でもない☆

やはり自然に感じられる「安心」なのでしょうね☆


この世で常に私を思っていてくれる人からは、知らず知らずの内にこの「安心」をいただいているんです☆

今まで何もしてあげられなかったし、力になった訳でもないし、、、☆
こんな私をここまで思ってくれている事、、、本当に幸せです☆


一緒に食事をしながら昔の話を聞いてあげましょう☆

冷静

2011年04月29日 | 自分
私の友人に孫ができ毎週のように孫の元へ通っている奴がいます☆
どんな話をしていても最後は孫が可愛い話で〆るので、聞き役としてはちょっとかったるいんですが(笑)☆

そんな彼ですが、実は3年前にクモ膜下出血で生死を彷徨った経験があります☆

彼は倒れた時に意識が薄れる直前、家族にこうしろああしろと指示を出したそうです☆
その時はなぜか冷静だったとも言ってました☆

その甲斐あって一命を取りとめ、今ではいいお爺ちゃんとして生活を送っています☆




想定外の事が起こった時、彼のように冷静になれるでしょうか☆

私は自信がありません☆
感情が先走り、言いたい事も言えずただオロオロするだけになるでしょう☆


一昨日に発熱を起こし、喉痛で水を飲む事が困難になった時もバタバタしっ放し☆
風邪でこんな感じですからダメですね☆

大腸がんの時も対面的には冷静を装っていましたが、独り部屋に戻れば号泣したりして感情の起伏を露わにしていました☆


今年の7月に手術から1年が経ちます☆
今のところ身体は平静ですが、万が一何かがあった場合、、、☆

冷静になれるように心を鍛えておきましょう☆

もう一つの病気

2011年04月28日 | 病気
大腸がん発覚以前から治療を続けている病気があります☆
「陰嚢水腫」、、いんのうすいしゅと読みます☆

男性の睾丸の中に水が溜まる病気で、治療法は手術もしくは定期的に注射で水を抜きとる方法になります☆
私は現在、後者の治療法を選んでいますが、およそ2ヵ月ごとに泌尿器科で処置をしています☆

先日、その処置をしてもらうためにクリニックへ行ってきました☆
実はこちらで大腸がんを見つけていただいたのですが、健康診断も含めいろいろとお世話になっているクリニックです☆

「こんにちは、よろしくお願いします」☆
「KENTさんですね、初めまして」☆
「あれ?先生は変わったんですか?」☆
「はい、4月から私になりました」☆
「そうですか、、、」☆
「あっ、KENTさん、私は女医ですけど気になさらないでくださいね」☆
「あっ、はい、、」☆

驚きました、まだ30歳前後の若い女医さんなんです☆

「今まではずっと抜いていたんですよね」☆
「はい、以前の男先生のアドバイスもあり、大腸がんも今後どうなるか判らないので手術は当面見送ろうと、、、」☆
「そうですか、では早速処置にかかりましょう、診察台に仰向けで寝てズボンとパンツをずらして下さいね」☆
「、、、はい、、」☆

ベテラン女性看護師に促されて下は全部さらけ出しました☆

「はい、様子を見ますね~」☆

先生はなんの抵抗もなく私の陰嚢を触診します☆
ベテラン女性看護師も同じように☆

上はワイシャツにネクタイ、下は膝までずらしたズボンとパンツ、、、この格好は誰にも見せられませんね(笑)☆

「では、チクッとしますが我慢してくださいね~」☆

この瞬間、本当に痛いんです☆
チクッとした後に中までググッと注射針が入ってくるんですから、、、☆

1回におよそ100㏄の水が抜かれますが、処置後はすっきりと軽くなった気分になります☆

「KENTさん、では次回も溜まったら来てください」☆
「はい、ありがとうございました」☆

診察室を出る時に、ベテラン女性看護師が満面の笑顔だったのが印象的でした☆


処置は今後も続きますが、注射で済むのなら手術は避けたいですね☆
大腸がんの時に味わった入院の辛さを思い出してしまいそうで☆

50歳を過ぎてから病院の領収書が増えてますが、過渡期なんでしょうね☆

大丈夫

2011年04月27日 | 人間
「KENT、その後どうなんだ?身体は」☆

30年来のお付き合いをさせていただいている先輩からの連絡です☆

「はい、なんとか転移、再発もなく順調にきてます」☆
「そうか、でも無理するなよ」☆
「大丈夫です!」☆
「お前はなんでも大丈夫って言うからな~」☆
「はい、大丈夫です」☆
「わかったよ」☆

性格からでしょうか、人から心配をされるといつも大丈夫だよと言ってしまうんです☆
人には迷惑や面倒をかけないようにする事が、小さい頃からの癖のようです☆

実は、これが一番心配をかけている事なのかもしれないと思うようになりました☆

私はステージ3の大腸がん患者☆
誰が見てもそれを知っている人は、大丈夫な訳がないと思います☆

逆の立場だったら、私も同じ事を言っていたでしょう☆


先日、母親から連絡があった際も相変わらず大丈夫と言っていましたが、母親の反応はそんな訳ないだろうという感じでした☆

正直言って、身体の細かな違和感はあります☆
なぜならS状結腸すべてと、リンパ節、それを取り巻く筋肉も切除した訳ですから☆


人間はどんなに小さい事でも気になる人の情報は把握していたいもの☆
母親はもちろん、友人関係も当然知っておきたいと思います☆

私はそれを隠そう隠そうとしていた、、☆

そして隠せば隠すほど、疑惑が生まれる☆
言いたくない事があるんだと、思わせてしまう、、、☆


大丈夫という言葉は封印したほうがいいのでしょうか☆

悶々

2011年04月26日 | 自分
50代に入りもうすぐ53歳になる私(もう50代半ばなんですね^_^;)ですが、最近、かなり涙もろくなってきてます☆
特に雨の日の夜は弱いですね☆
そういう年代になったんだな~ってつくづく思います☆


この世に生を受け物心ついた子供の頃、見るもの聞くものすべてが新鮮でした☆
大きくなったら特急電車の運転手さんになりたいとか、大きな船で世界一周したいとか、宇宙旅行へ行ってみたいとか、毎日夢は膨らんでいましたね☆

やがて学校に入り初めて集団生活を経験し、友達ができ「情」を学び少しずつ大人になっていき、社会へ出て恋愛をし、そして結婚、子供ができ、仕事も順調、、、となる筈でしたが、なかなかうまくいかないのが人生(笑)☆

まあ、誰でもそうなのでしょうが、何とかならないかな~って本当に思います☆


昨年はギリギリで命が繋がりましたが、自分の人生は成功だったのか、失敗だったのか、、、はたまた後悔はあるのかないのか、、、☆

もやもやとした毎日が続いています☆


今夜は雨が降らないことを願って、、、☆

惹(ひ)かれあう二人 すれ違う二人

2011年04月25日 | 人間
NHKアーカイブで、“女と男 ~最新科学が読み解く性~”を見ました☆
昨年の1月に地上波で放映されたシリーズものです☆

番組では、「男女はなぜ惹かれあうのか」をテーマに進行します☆

男女の恋愛を脳科学で解明していくのですが、恋のメカニズムではその中心になる「ドーパミン」という脳内物質が出てきます☆

ドーパミンは快楽を司る神経伝達物質です☆

このドーパミンが大量に分泌される時が二人の絆が深まる時☆
しかし、反面、皮肉な状況も浮かび上がってきます☆

どういう事かといいますと、高い代謝を要求するドーパミンの大量分泌は身体の負担が大きく長く続かないのです☆
そのため、“恋愛の賞味期限”はせいぜい3年ほど、、、☆

番組では、どうすれば男女関係を長続きする事ができるのかを科学的に分析☆


長続きしない男女関係では、男女差が大きな障害になっている事実が浮かび上がってきている☆
たとえば、女は、相手の顔の表情から感情を簡単に読み解くが、男は必死に脳を働かせてもハズす、、、☆
女が悩みを相談するとき、話を聞いてもらいたいだけなのに、男は解決策を示そうとしてしまう、、、☆


こうした男女の違いは、無意識のなかに深く根ざしていて、日常生活のなかで深刻な影響を与えやすいといいます☆
違いをちゃんと意識して、相手の気持ちを理解する努力が欠かせないのだそうです☆

お互いの気持ちを理解し合うこと、、、ちゃんとできれば最高ですね☆

医者

2011年04月25日 | 友人
医師の仕事をしている友人が2人います☆
一人は内科、もう一人は歯科です☆

彼らとはブログを通じて知り合ったのですが、仕事のストレスは半端じゃないようです☆
内科の友人は一度精神障害を患った事があるといいます☆
毎日強烈なプレッシャーを感じ続けていて、孤独感を味わい、その恐怖から陥ってしまったのだと、、、☆

歯科の友人に至っては、地元の警察に借り出され殺人事件の検死に立ち会う事もあるそうです☆


私はがん患者としてストレスを味わい、彼らは医師としてストレスを味わう、、、☆
この関係は凄まじいと思います☆

人間の命を挟んだ関係者という間柄は、命の尊さを重んじているからこそ真剣に向き合っているのでしょう☆



内科の友人に私の大腸がんの話をした事があります☆
酒の席で、それまで冗談を言い合っていたのですが、がんの話になった途端に目つきが変わり真剣な場になっていったのです☆
私も当然真剣になりましたので、その場は一転して診察室に☆


今の担当の外科医もそうですが、彼らがいる限り私たちの命は守られているのでしょうね☆


命は粗末にできません☆

体裁

2011年04月24日 | 人間
自分の体裁を守る事は正しいのでしょうか、、、それとも間違っているのでしょうか☆

一番だった人に裏切られました☆
最後の最後の最後、、、この糸だけはと思っていましたが、やはり体裁を守ったのでしょう☆

自分だけは違う、自分だけはいつもお前を見てる、自分だけはお前を守る、、、☆
しかし、結果は自分の立ち位置に留まっていた☆



私が誰かに連絡を入れると、それがあっという間に広がるようです☆
そのネットワークの仲間に入っていたとは、夢にも思っていませんでした☆
今までの私とのやり取りはすべてが漏洩していた、、、☆
私を追い詰めていた者たちがいろいろ詳しいのがこれで判りました☆


これでようやく事のからくりが判明しましたが、残ったのは虚しさだけです☆
一番最初に大腸がんを告白した相手だったのですから☆


彼らは私に対して何を要求しているのでしょうか☆
それは何もないでしょう☆
振り上げた拳の落とし所がわからなくなったため、仲間を募り誹謗中傷を繰り返し溜飲を下げているだけなのでしょうね☆


私も厄介な人間たちに捕まったものです☆
大腸がんの看病を名目に近寄られ、因縁を付けられているのですから☆

今、私がやらなければならない事は、他の友人たちを巻き込まないようにする事だけです☆

彼らは躍起になって私の出没先を探っていますが、その行動が他の皆さんの迷惑になる事をまだわかってないようです☆


「共通の憎しみほど団結されるものはない」というチェーホフの言葉があります☆

彼らはその麻薬に取り付かれているのかもしれません☆

ゴールデンウィーク

2011年04月23日 | 自分
もう直ぐゴールデンウィークがやってきます☆
週休2日の方が休暇を絡めると連続10日間の休みも可能だそうですね☆

私の仕事はカレンダー通りですので、5月3、4、5日がゆっくりとできそうな休日です☆

今回は沼津の実家へ帰り、両親とともに過ごせそうです☆
大震災の影響から伊豆半島の旅行客が激減していますので、そちらへ周るのもいいかもしれません☆


1年前のゴールデンウィークは何をしていたのかを思い出してみました☆

私は大腸がん発覚直前で、秒読み状態の時でした☆
幹事役を買って出て開いた同窓会、、、総勢20人ほどのメンバーが集まりとても楽しい時間を過ごしました☆

身体も付き合いも崩壊寸前の頃です☆


歴史において時代が大きく変わる時は、有史以来数多くありました☆
王制から主権在民となったフランス革命は有名ですね☆

私の場合はどうでしょうか☆
50年間、いろいろな挫折を経験しましたがそれもなんとか切り抜けて生きてきました☆
経済的な苦境や対人関係の悪化、裏切り、詐欺、等々、、、、☆

こういう事を乗り切れたのは、健康な体力があったからです☆
誰にも負けない身体を自負していました☆

ところが、昨年のゴールデンウィーク明けに発覚した大腸がんは、私の体力、気力などをあっさりと奪ってしまいました☆
身体の弱さから人にすがり、人に甘える人間に陥る事となったのです☆

友人たちのと付き合いが消滅する事になったのも、これが大きな原因なのでしょう☆


2010年5月は、私の人生タイムテーブル上での大きな分岐点になったと思います☆
物事に対する考え方も以前と以後ではずいぶんと変わっているかもしれません☆
以前は野心家な部分もあったと思いますが、以後ではまったく無くなりました☆

別居生活からの脱却で新しい連れ合いと夢見ていた以前、、、その連れ合いも今は居ない以後、、、☆
仕事も順調だった以前、、、その仕事も無くなる以後☆


いろいろな事柄すべての分岐点は、やはり“大腸がん”でした☆

これにより間違いなく私の歴史は大きく変ったと思います☆
以前は今後どうしようかという時間的な余裕がありましたが、以後ではそうもいきません☆
自然と今後はこうしないとダメなんだという切迫感を持った気がします☆


新しい時代は始まったばかり☆
いつ襲来するか判らないがんとの闘いがある限り、気を抜けない日々が続いていくのでしょう☆


これから何回あるか判らないゴールデンウィークですが、来年、再来年と一つの道標として捉えていきたいと思います☆

訃報

2011年04月23日 | アイドル
田中好子さんが55歳でお亡くなりになりました☆

私の2つ年上です☆

昨年の10月に十二指腸潰瘍を煩い、その治療のため絶食をしたことで体力・免疫力が低下し乳がんが再発☆
今年の2月にはがん細胞組織が急激に増殖するラッシュ状態となり、肺や肝臓にもがんが転移☆
そして、4月21日にご逝去☆


とても寂しいです☆

思い出

2011年04月22日 | 自分
今、私の体を気遣ってくださる方々はたくさんいますが、心の病を知っている方の数はそんなにいません☆
以前付き合っていた同級生から受け続けていたバッシングで陥った鬱病、、、とても信じられない仕打ちでした☆

独りでがん症状の激痛に耐え、独りでかかりつけの病院へ行き、独りで大腸がんの診断を受け、独りで入院手続きし、独りで手術を受け、独りで痛みに耐えました☆

こんなギリギリの精神状態だった時、心を癒してくれると思っていた人間からのバッシングでしたから、鬱病になるのは必然だったのでしょう☆
この時も独りでメンタルクリニックへ行き、安定剤と睡眠薬をもらい、抗がん剤と一緒に服用していました☆

振り返ると、この時期の心の落ち込みは相当なものでした☆

私はこれらの事柄を受け、人間不信になる前に自分を恨みました☆
なんで今までそういう相手だったと気付かなかったのか、、、☆

自分の女性問題を棚に上げて私の過去の女性問題をとやかく言っている者、大腸がん発覚の時に誰にも言わないから治癒に専念してくれと言っていた者は直後に他の方に吹聴したため、その方から話が伝わる☆

問題の女性自身も私との付き合いのすべてを同級生たちにあからさまにしているので、何も知らなかった人にとっては最高の話題になっている☆

先日お会いした別の同級生はそのすべてを承知していて、KENTは彼女とそういう付き合いをしていたんだと失笑され、、、☆
女性を含め未だにこの方々は同級生に会う度にバッシングを続けているようです☆

なんか哀れですね☆

この方々とはもう一生涯お会いしませんが、私が生きている限り私の話題はこの方々の毎日の楽しみになるのでしょうから感謝をいただいてもいいかもしれません(笑)☆
まあ、これは冗談ですが、そういう人間として生きていかれるのでしょう☆

ただ、こういう険悪な関係になった事で、ご迷惑をお掛けしている他の方々がいるという事はお互いに知っておかなければなりません☆
意地を通すのも程々にしておかないと、最後は自分自身に降りかかってくるという事です☆

いつまでも拘っていてもしょうがないですしね☆

私がここまでの心境になるには時間がかかりました☆
本来は性善説の考え方ですから☆
これからは残された命を大事にして、そしてずっと私を気遣ってくれる方を大事に人生を終えたいと思っています☆
嫌な思い出は消し去りたいですから☆



近々、楽しみなイベントがあります☆
不安な時、辛い時に私を元気づけ、体を心配してくれた方が集います☆

思い出は楽しいものだけがいいですね☆

貧血

2011年04月21日 | 自分
抗がん剤を服用していた昨年8月から今年の1月まで、定期的な血液検査(1ヶ月毎)で必ず指摘されていた項目があります☆

MCV(平均赤血球容積)、 MCH(平均赤血球血色素量)、MPV(平均血小板容積)、PDW(血小板分布幅)の4項目です☆

今月の血液検査でもこの項目は指摘されました☆
簡単にいえば貧血の症状が出ていると言うことなのです☆

人間の体は正直とよく言われますが、自分ではなんの自覚症状もないのに血液検査をすると出てしまうんですね☆


担当医に言わせると、まだ問題はないと言っていましたが、「まだ」という言葉がちょっとだけ気になるんです☆

ほんとに神経質な自分に参っちゃいます^_^;☆




知り合いの飲食店の店長からメールが来ました☆
今度、新宿御苑にラーメン店をオープンさせたので是非いらしてくださいと、、、☆

気分転換に行ってみましょうか☆


がん

2011年04月20日 | 病気
「KENTさん、父親の手術が終わったんです」☆

後輩T君のお父様は肺がんです☆
胃がん検診の際見つかったそうなんです☆

「で、手術はどんな感じだったの?」☆
「はい、早期に発見できたので腹腔鏡手術で片肺の3分の2を摘出しました」☆
「そうか、、、」☆
「その後、検体を調べたらステージⅢでした、、KENTさんと一緒です」☆
「様子はいかがなの?」☆
「はい、もう退院してます」☆
「そうか、、、」☆
「そして術後に父親の臓器を初めて見ました」☆
「立ち会ったんだね」☆
「はい、がんの肺ですから色は黒っぽいのかと思ってましたが、普通の臓器の色だったんです」☆
「そうなんだ」☆
「はい、父はヘビースモーカーだったので意外でした」☆
「そうだよね、世間では肺は真っ黒になるって言ってるもんね」☆
「医師に言わせるとテレビなどで映し出される映像は余程の患者さんのようですよ」☆

「そうなの?」☆
「はい、個人差はあるかもしれないけど、テレビのようなあれだけ真っ黒になるのは稀だそうです」☆
「きっと、喫煙の怖さを強調した映像なんだね」☆
「はい、でもタバコは止めないとダメですね」☆
「そうだよ、毒だからね」☆
「うちはがん家系ですから注意しないと」☆
「私もタバコを吸っていたら手術がすぐにはできなかったと聞いたし、術後の痰が少なくて済んだんだからね」☆
「はい、そういう立場にならないと人間はわかりませんからね」☆
「とにかく父上の回復をお祈りするよ」☆
「ありがとうございます」☆


あれだけ元気だったT君もそうですが、家族、それも親ががんの手術をしたという事はショックだったようです☆
普通に元気でいるのが当たり前だったのに、普通ではなくなったんですから、、、☆

それだけがんは人間の心を揺さぶる厄介な病気なんでしょう☆
当事者も看護する人も、それを見守る人も、関係する人たちは皆です☆

早くこの世から無くなってほしい病気です☆

これからの事

2011年04月19日 | 自分
下の息子が二十歳を迎え大人の仲間入りをしました☆
ただ、学生なので卒業するまでは監視しなければなりませんが、、、(笑)☆


少しひと区切りが付いた気がします☆

そして、今の私の立場を客観的に見てみました☆

現在52歳でもうすぐ53歳になろうとしている自分、、、実家には高齢で体力も落ちている父親、、、70代半ばになろうとしている母親、、、長期間別居中の妻、、、子供たちとも離れている、、、☆

自分の生活もいつまで体力が持つかわからない、、、☆
独りでは精神力も落ちてくる☆


がんという病気になっていなかったら、とうに新しい生活を手に入れていたと思います☆
毎日不安が付きまとっていると、何でもいいから何かと繋がっていたいという弱さが出るのは仕方ない事なのでしょう☆

ただ、これを人から見れば八方美人に映り、はっきりしない人間とみなされて誤解を呼びそういう奴だと片付けられる、、、☆

そうではないんだという事も伝わらず、辛く悲しい時間を過ごしていました☆



自分のこれからはがんとの闘いだけです☆
これさえ克服できれば、すべてが旨くいく筈です☆

今、応援してくれている方々に対してもこれが一番のお返しと考えています☆

みんな、ありがとう☆