ココロ散歩道

心理士の何気ない日記です 
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クライエントとして

2015-09-01 10:55:43 | 日記
今日初めてカウンセラーに会ってきた。
学生時代に担当教官(もちろんカウンセラーだ)と面接めいたことをして以来の
カウンセラーとの対話。

母亡き後私にとって最後の親、たった一人の父が亡くなってから、亡くなっていく過程から、
毎日心が乱れて落ち着かなかった日々。

仕事も始めたばかりでやめるわけにもいかず、
人の心を深く考えるしごとがとても苦しく
眠れもせず不安から逃れられもせず、
吐き気に悩まされて満足に食べることもできず、
本当に生きるのに精いっぱいでつらくてたまらかなかった時期。

私はカウンセラーなのに、自分のしんどさをどうすることもできなかった。
思いつくことは全部やった。
専門知識というものが言っていることで、できることは全部した。
ホームドクターにも早々に相談に乗ってもらい、お薬ももらった。
でも、感情の波は予測できなくて、私を困らせた。
薬に頼ってみたけどそんなにすぐ効いたりしないし、
しんどい時間は容赦なく続いて流れていく。

どうしてこんなにしんどいのか、
という問いに対する答えも簡単。
それがまた私を行き詰らせた。

父が亡くなったから。
こんな時期に8年ぶりの仕事再開をし、新しい学校を4つも抱えたから。
支えてくれる人間関係をまだ築きもできていない、2週間に1度の孤独な職場だから。

親との死別。8年ぶりの仕事、慣れない職場での孤立感。頼られる側の心の仕事。
もう必要十分だろう。

私は鬱だと、はっきり認識できた。予期不安や焦燥、不眠、食欲減退。
完全に患者な私が、どうしてカウンセラーなんてできるのか。

一時的に薬を使ったり、自分や(たぶん相手も、ゴメンなさい)ごまかして、
なんとかかんとか辞めずに仕事してた。

毎日の食事作り、片付け掃除洗濯に、育児もやった。
いろいろな仕事の不十分さでまた自分が嫌になったりもした。
よくがんばっているよ、って誰か言ってくれないかなと思ってた。
そりゃそうだよね、見かけ上の行動が変わらないから、誰も気が付かない。誰も言ってくれない。
夫にだけは時々しんどいって言ってたけど、共感とは遠い人。
「ふーん」と聞いてはくれるけど、どうせ、わからないだろうな~って感じ。


全部抱えてしんどくなっていく自分。
カウンセラーだという自分が本当にうっとうしかった。
仕事選択、間違ったって思った。
若いときは、親が死んだり、子どもを流産したり、
人生にはいろいろな苦難が待っていることをちゃんと認識できていなかった。
これほどまでに自分が、親の死に打ちのめされるとは思っていなくて。
こんなにこんなに悲しくてさびしいものだと思っていなくて。




























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