アトリエDANMI

絵画やイラストデザイン、オブジェなどアートを紹介。サークルの作品なども紹介していきます。

2016 春の生涯学習美術教室 生徒作品展 13回目

2016年04月18日 18時15分58秒 | 美術教室展示会
2016 生涯学習春の美術教室生徒作品展 荘内銀行中央支店
5月6日まで
その後、米沢信用金庫の北部支店、西支店と二手に分かれて展示させていただきます。期間は5月11日から9日迄の予定です。


今年の春で8年目を向かえることになりました。
展示会の回数も春秋を合わせて13回目の生涯学習美術教室の生徒作品展となります。
多くの方にご来場いただけると嬉しいです。



今回は珍しくデッサンを人物にしてみました!
物と違い動きが出るので難しいですが、動きに合わせた配置や影を勉強しました。
水彩画の風景も線で表現するように下絵をボールペンで描いて着色する手法を取り入れてみました。また違った味わいになります。



力強いデッサンやパステルを使った優しいイメージの人物画です。
ここでは、遠藤 貴士さんの作品が面白いので、その迫力を是非肉眼で見てください。



題名やイメージを文章にしてもらいました。
一文ですが紹介します。(文章を省略したので全文は別ページ載せます)

文・遠藤貴士さん
俺はこの作品を描くにあたって、3つのルールを徹底している。

それは「決して上手く描こうとしない」
そして「決して綺麗にまとめようとしない」
最後に「感情が高まった時以外、作品に手を加えない」というルールだ。

そのテーマとは『業(カルマ)』

この作品を創るにあたってのルールに殉ずる為、感情を高める為に映像作品を非常にたくさん見ることになった。
そして、
1つ
「美とは一体何なのか?」
2つ
「人間とは一体何なのか?」
3つ
「人間である為に背負うべき業は何なのか?」

では、俺の絵は、丁寧に意味を翻訳したモノでなく、翻訳してない状態、グチャグチャになった苦しみ、葛藤を現したモノ。



冬の景色に鮮やかな赤が映えます!
秋のオレンジも綺麗です。
新鮮な色を表現するように心がけました。



鈴木 博さんの西屋さんの旅館です、イメージは夕暮れ時の慌ただしい中、静かに降る雪、時間を切り取ったような絵です。
同じ水彩画でもそれぞれに個性が出ます*\(^o^)/*



静物デッサン、鈴木 亮子さん4年のベテランになって来ました!形も陰影も美しいです。
これが鉛筆だけで表現しているのですから凄いでしょ~



今回は顔のパーツをバラバラに描いてもらい、後から福笑いのように輪郭を描いてもらった中に目や鼻、口を、並べてレイアウトして描きたしました。すると皆さんモデルにそっくりに描くことが出来ましたよ、そうなんです❗️
パーツは描けるけど微妙な顔の中の配置で似なかったりするもんなんです、何処をどう描きなおしていいかわからなくなるのです。でも一つ一つのパーツとして意識することで楽になり上手く描ける、人の顔はそんな微妙なバランスで出来ているしそれだけ見慣れているのに個体差がある難しい題材ですね。







子供たちのホノボノとした絵も心が癒されます。
❤️初めて絵の具を使って描きました。







今回の作品は大人こども合わせて39点となります、毎回ぶっつけ本番の展示となり、飾り付けが一つにまとまるレイアウトをと考えてますが、どの作品も個性が出るように見せ方を工夫してます。どの作品が欠けてもいけない、全ての役者が揃って一つの舞台のようにまとまりました
*\(^o^)/*

場所は荘内銀行中央店で期間は只今展示中5月6日迄となり
その後、米沢信用金庫の北部支店、西支店と二手に分かれて展示させていただきます。期間は5月11日から9日迄

遠藤 貴士さん

2016年04月16日 20時43分05秒 | 作品紹介


俺はこの作品を描くにあたって、3つのルールを徹底している。

それは「決して上手く描こうとしない」
そして「決して綺麗にまとめようとしない」
最後に「感情が高まった時以外、作品に手を加えない」というルールだ。

それは俺はこの作品を描くという創作作業ではなく、感情をぶつけ、刻む、衝動的行為の塊にしたかったからだ。

この表現方法が今回俺が伝えたかったテーマを体現するのに一番具合が良い。

そのテーマとは『業(カルマ)』

この作品を創るにあたってのルールに殉ずる為、感情を高める為に映像作品を非常にたくさん見ることになった。

映画は最低でも2日で一本は見て、ハマった海外ドラマはシーズン6まで見た。

その中で非常に作品を与えた
「海外ドラマ デクスター」
「映画 羊たちの沈黙」
「映画 エレファントマン」

その中でもエレファントマンは、まさに俺がこの作品で表現したかった事を、そして俺が叫びたい事を、非常に丁寧に分かりやすく説明してくれた映画だ。

1つの映画で2回泣かされたのは初めてだった。

俺はこの映画から、俺自身が伝えたかった3つの強い想いを感じ取った。

1つ
「美とは一体何なのか?」
2つ
「人間とは一体何なのか?」
3つ
「人間である為に背負うべき業は何なのか?」

俺はこの映画は具体的に俺の言いたい事を伝えている。

では、俺の絵は、丁寧に意味を翻訳したモノでなく、翻訳してない状態、グチャグチャになった苦しみ、葛藤を現したモノ。

つまり、絵で「エレファントマン」を具現化し、そして主人公である「ジョン・メリック」に捧げる作品である。