dancing soleil

ひまわりは踊っている

生きてる?

2007-11-23 23:12:00 | 日記
四女ノバラの日記「生きてる?」

 ハ~イ!元気?
 人生、楽しんでる?
 どうせ、いつか死ぬんだから、生きているうち、楽しく生きてね!!

 アタシ?どうせ、もうすぐ死ぬわよ。百年以内には確実に。
 でもさあ、サクラ姉よりは長生きしたいな。
 「美人薄命っていうからには、長生きできるはずだっ」と、自信をもっていたはずのサクラ姉が「人生五十年、ケテンのうちに比ぶればー」とかって、なっちゃって、私も、そんなら絶対に美人にうまれてこなきゃ損だって、思った。

 お市御寮人も、細川ガラシャも松井須磨子も夏目雅子も、早死にしたから美人でも納得できるけどさ、長生きの美人ってのがいたら、ゼッテー許せん。

野ばらcome back

2007-11-10 11:35:00 | 日記
四女のばらの日記

嶽本野ばら大麻所持により、新宿歌舞伎町にて現行犯逮捕をいたみてよせるゲーテの「野ばら」原詩に忠実な翻訳を公開


ワラベは見た~り、夜中の茉莉ふぁな

ゲーテの原詩「荒野の薔薇」 春庭翻訳

悪ガキが、野に咲くバラのようすをうかがう
若くてきれいな野原の薔薇

近くに寄ってあいつは眺める、うれしげに。
ちっちゃな野バラ、赤いつぼみの荒野の薔薇ちゃん
おまえを摘んでしまいたい

野バラは答えた「思い通りに摘まれてたまるか、あたいの棘で刺してやる」
かわいい野バラ、荒野のつぼみ

それでもあいつは野バラを摘んだ
野バラはヤツを刺しまくる

痛かあねぇよ、野バラちゃん
かわいいもんだぜ荒野の野バラ
赤いつぼみのちっちゃな野バラ
==============

野バラぁ、サツに摘まれちゃったけど、棘磨いてかえっておいで~
と、春庭が荒野に向かって叫ぶ声、、、、

春庭見

2007-11-04 00:31:00 | 日記
長女サクラの日記「ひみつの春庭見」

 ひまわり四姉妹の本当の名字は「春庭」といいます。元は「春庭見」でした。
 「春庭見」は、「春庭見芳」というお坊さんの法名からとられた名字。越前武生の曹洞宗太平山龍泉寺の39世輪住の春庭見芳(しゅんていけんぼう)に由来するらしいです。

 39世春庭和尚の前に、龍泉寺に住んでいた35世の月江正文和尚は、群馬県子持村(現在は渋川市)双林寺を開山した人。双林寺は、うちの菩提寺です。

 沼田市迦葉山弥勒寺に、龍泉寺の歴代住職の名前を書き写した写本が存在しております。
 たぶん、明治時代にいきなり「これからは百姓も名字をつけるのだよ」と言われたゴセンゾさんが、「名字ったって、なんてつけたらよかんべぇ」と思い悩んで、和尚さんに相談したのでしょう。

 おしょう様は、お寺にある本をあれこれひっくり返し、「そうさなあ、おめえんとこは、春になると庭に花がいっぺぇ咲いて、見事なもんだ。ここに春庭見芳ちゅう、えらいお坊さまの名があるから、これがよかんべぇ。春の庭が見事。で、春庭見はるにわみ。おめぇの名がヨシだから、春庭見 芳、これで届け出をせぇ」おしょうさまのありがたいアドバイスでした。

 「春庭見 芳」とつけられて、表札にはそう書いておきました。村の人々も「ヨシさん、はるにわみのヨシさん」と呼んでいました。しかし、届け出の「春庭見芳」は、役所の人が春庭と見芳の間があけて書き写したので、ヨシさんはお役所からは「はるにわミヨシさん」という名で通知なんかが来るようになりました。
 
 和尚さんが選んでくれた名字、春庭でも春庭見でも、ヨシさんにとっては、新しい名字なのだし、名は、ミヨシでもヨシでも気にしなかったみたい。
 以来、我が家のゴセンゾは春庭です。ヨシは、私の母の祖母の祖父にあたります。

 私の曾祖母は「中郷小町」と呼ばれた器量よしだったそうですが、早くに親をなくし、祖父のヨシに育てられました。
 婿をとり、娘ふたりが生まれましたが、ひとりは小町娘と呼ばれた母親に似た器量よし。もう一人はヨシさんに似て、本好き学問好きの錦(キン)。キンちゃんは、器量には恵まれなかった。

 その器量に恵まれなかったほうが、私たちの祖母。
 キンの娘、静栄がまた、本好き、勉強好き。静栄の四人の娘が、私たち四姉妹、というわけです。

 私が母に「もうちょっと美人に生まれていたら、人生変わっていたかもしれないのに」と、鏡を見ながら愚痴をいうと、母は、「それを言うなら、私も同じ。器量よしの遺伝は、全部カクちゃんの家に持って行かれちゃったから、こっちには少しも残っていなかったんだもん。私だって、若い頃は、一家そろって美人のカクちゃんちがうらやましかったよ」と、従姉妹の家をうらやんでいました。

 母の従姉妹たちは、器量よしを見込まれて、そろって玉の輿にのりましたが、我が家はそろって、、、、、ま、人生そんなもんです。
 
 私も、母から「あんたたちは器量で嫁にもらわれるってワケにはいかないんだから、手に職つけて、自立できるようにしときなさい」と、常々言われて育ちました。
 私は高卒後、美容学校へ通い、美容師試験に受かってからも東京の美容専門学校へも進学して、腕を磨いてきました。

 「パーマネントさくら」は、パーマしても髪がいたまず、きれいなウェーブがでるし、カットの仕上がりもいい、と、お客様からは好評をいただいております。

 さて、名字の「春庭見」をローマ字書くと、ha ru ni wa mi 。
 アナグラムにするとhi ma wa ri nu  になります。
春庭見 アナグラムです 日周りぬ 

 春庭四姉妹が、ハンドルネームとして「向日葵」をつかうのは、「向日葵ぬ」が「春庭見」のアナグラムだから、ってわけです。

 あんまり、ヒミツってほどの秘密でもなくて、ただのアナグラムですけれど、私たちはこの言葉遊びが気に入っていて、自分たちの父親の名字、戸籍上の姓ではなく、母方のそのまた母方の、今は絶えてしまった家の名「春庭」を名乗り、ハンドルネームではそのアナグラムを使っているのです。