週刊東洋経済06.12.16号はイオンの大特集でした。
その中でp.44の「財務リスク検証」の部分だけをザックリご紹介。
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◆著名小売アナリストの告白
「イオンの実質的な有利子負債は約2.4兆円。ダイエーのピーク時並み。」
有利子負債 約1.0兆円
支払手形・買掛金・更正債権 約0.6兆円(←でも何故、支手・買掛も含むの?)
リース債務 約0.8兆円(オペレーティングリース)
◆隠れた財務リスク ~店舗に係る証券化
2005年2月期 米国会計基準における有利子負債 9,034億円
日本基準 同 7,368億円
主な差額:差入保証金の証券化 673億円
営業貸付金の証券化 97億円
キャピタルリースの未経過リース料 876億円
家主に支払う差入保証金は、将来の返還請求権をSPCに売却して早期回収する手法が
取られているが、証券化は将来の金利水準によって償還負担が増える可能性が
あることから、米国基準では有利子負債としてカウントしていると。
米国基準で見れば、イオンの財務バランスは日本基準と比べ悪化することとなるが、
米国基準でほぼ全てのリスクを織り込んでおり、それでも憂慮するほどの水準でも
ないのではないか?(というニュアンス)。
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(コメント)
①先日、新幹線から見た車窓で印象的な光景がありました。
浜松近辺。「あぁ、イオンのSCがあるなー」
・・・・・・・・・と見過ごして約1分後。
「アレレッ、オレはデジャヴを見たのか?」と一瞬焦りました。
というのも、またまたイオンの巨大SCが車窓に飛び込んできたからです。
浜松の方は、よほどイオンが好きなんですね。
でも何事もほどほどがよろしいかと・・・・・・。
②それにしても、2年前には「イオン大丈夫か?」みたいな特集を
確か週刊ダイヤモンドで組んでいたような・・・・・。
時は移り、今回の東洋経済は、どちらかといえば好意的な取り上げ方。
でも、へそまがりな私は、「これがピークにならなければ良いけど」と思う始末。
いつまで経っても安心できない「何か」を感じてしまいます。
理由その1。
記事では一切触れられていなかったのですが「貸金業法改正」の影響。
どうなんでしょうか。
クレディセゾンや丸井など流通系カード会社は、
それ相応の利息返還損失引当金などの追加計上など、
早々に対応してリリースを出しておりますが、
確かイオンクレジットではまだ出ていないような・・・・・。
もちろん、仮にこの影響が出たとしてもイオングループの屋台骨を
揺るがす可能性は低いとは思いますけどね。
でももっと言えば、ダイエーも、OMCカードが連結業績を支えております。
往復ビンタを喰らわなければいいんですけどね・・・・・・。
13日には法案が成立する予定と聞いております。
そこで各社の影響試算・・・・・・とかの特集で、
おそらく注目されると思います。お見逃し無く。
そして理由その2。
最大の不安は、SCそのものが「ブーム」扱いされていることです。
2006年ヒット商品番付(日経流通新聞)を見ますと、
[西横綱]がなんと「ショッピングセンター(SC)」でした。
こういうのって、ブームにしちゃいかんでしょう?
反動、来ますよ。
熱しやすく冷めやすい国民性ですから。
③蛇足ですが、個人的に関心があるのは、
純粋持株会社化完了後のバランスシートのイメージ。
のれん、有利子負債でブクブクに膨れあがるのでしょうか。
その中でp.44の「財務リスク検証」の部分だけをザックリご紹介。
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◆著名小売アナリストの告白
「イオンの実質的な有利子負債は約2.4兆円。ダイエーのピーク時並み。」
有利子負債 約1.0兆円
支払手形・買掛金・更正債権 約0.6兆円(←でも何故、支手・買掛も含むの?)
リース債務 約0.8兆円(オペレーティングリース)
◆隠れた財務リスク ~店舗に係る証券化
2005年2月期 米国会計基準における有利子負債 9,034億円
日本基準 同 7,368億円
主な差額:差入保証金の証券化 673億円
営業貸付金の証券化 97億円
キャピタルリースの未経過リース料 876億円
家主に支払う差入保証金は、将来の返還請求権をSPCに売却して早期回収する手法が
取られているが、証券化は将来の金利水準によって償還負担が増える可能性が
あることから、米国基準では有利子負債としてカウントしていると。
米国基準で見れば、イオンの財務バランスは日本基準と比べ悪化することとなるが、
米国基準でほぼ全てのリスクを織り込んでおり、それでも憂慮するほどの水準でも
ないのではないか?(というニュアンス)。
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(コメント)
①先日、新幹線から見た車窓で印象的な光景がありました。
浜松近辺。「あぁ、イオンのSCがあるなー」
・・・・・・・・・と見過ごして約1分後。
「アレレッ、オレはデジャヴを見たのか?」と一瞬焦りました。
というのも、またまたイオンの巨大SCが車窓に飛び込んできたからです。
浜松の方は、よほどイオンが好きなんですね。
でも何事もほどほどがよろしいかと・・・・・・。
②それにしても、2年前には「イオン大丈夫か?」みたいな特集を
確か週刊ダイヤモンドで組んでいたような・・・・・。
時は移り、今回の東洋経済は、どちらかといえば好意的な取り上げ方。
でも、へそまがりな私は、「これがピークにならなければ良いけど」と思う始末。
いつまで経っても安心できない「何か」を感じてしまいます。
理由その1。
記事では一切触れられていなかったのですが「貸金業法改正」の影響。
どうなんでしょうか。
クレディセゾンや丸井など流通系カード会社は、
それ相応の利息返還損失引当金などの追加計上など、
早々に対応してリリースを出しておりますが、
確かイオンクレジットではまだ出ていないような・・・・・。
もちろん、仮にこの影響が出たとしてもイオングループの屋台骨を
揺るがす可能性は低いとは思いますけどね。
でももっと言えば、ダイエーも、OMCカードが連結業績を支えております。
往復ビンタを喰らわなければいいんですけどね・・・・・・。
13日には法案が成立する予定と聞いております。
そこで各社の影響試算・・・・・・とかの特集で、
おそらく注目されると思います。お見逃し無く。
そして理由その2。
最大の不安は、SCそのものが「ブーム」扱いされていることです。
2006年ヒット商品番付(日経流通新聞)を見ますと、
[西横綱]がなんと「ショッピングセンター(SC)」でした。
こういうのって、ブームにしちゃいかんでしょう?
反動、来ますよ。
熱しやすく冷めやすい国民性ですから。
③蛇足ですが、個人的に関心があるのは、
純粋持株会社化完了後のバランスシートのイメージ。
のれん、有利子負債でブクブクに膨れあがるのでしょうか。