goo blog サービス終了のお知らせ 

 ◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

会計士兼アナリストによる屈指の歴史だけがウリの会計・財務・株式・金融ブログ。異常な経済金融環境を一刀両断!できるかな?

ヨタヨタトヨタ ~なんと下期の単体営業損失は▲1,125億円!

2008-11-07 | 会計・株式・財務
お疲れ様です。


すいません、こちらの手違いでいったんエントリーしたこの記事、
どう間違ったのか削除しちゃったので、再エントリー。

陳腐化したのでポイントだけ簡潔に。

――――――――――――――――――――――――――――――――

11月6日にトヨタの歴史的な業績下方修正。

下期のみの会社計画ですと、なんと!
連結営業利益    180億円
単体営業利益 ▲1,125億円

会社側のリリースはこちらから↓

業績予想の修正に関するお知らせ


決算説明会プレゼンテーション資料

11月6日のアナリスト向け説明会の質疑応答から
百戦錬磨のアナリスト諸氏の動揺ぶりがうかがえました。



決算説明会 会社側プレゼン(15分)&質疑応答(45分)


私は個人的に、35分くらいからの松島アナリストの質疑が非常にオーソドックスかつポイントを突いていたと思いましたので特に興味深く聞きました。
  ・危機感を抱くようになったのかいつからか?
  ・固定費が重くなっただけに生産調整などを行うのか?
  ・単体下期営業赤字の意味は?

会社側ではこれ以上の下ブレのないよう、
保守的に予算を組んだとしておりますが、
ドル円100円の想定だけ取ってみても、
下ブレのおそれがあるのでは?と
思ってしまいます。


この他、
 ・米国での資金繰り(注:格付トリプルAの会社に対する質問ですよ!)
 ・減配の可能性
(注:これまでトヨタは減配したことがない。当社役員も苦笑い。)
といった滅多に聞けない質問も飛び出し、
このIR自体も歴史的なものになっております。


説明会の模様は一ヶ月しか聞けないとのことですので、
お時間のよろしい時に一度お聞きください。
普通、質疑応答までは収録・公開はしませんので、
証券アナリストの考えていることなども分かって面白いと思います。


・・・・しかし、100年に1度の金融危機と言われておりますが、
トヨタも半世紀ぶりの赤字決算のリスクも高まってきましたね。こりぁ。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

今回の1曲。


トヨタラクティスのCMで流れていた爽快な1曲。


ゆず ストーリー PV(曲は43秒から) 


皮肉なことに、トヨタそのものへの応援歌とも聞ける曲。
トヨタの復活ストーリーはどう描かれていくのでしょうか。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« こっちの「ライオンズ」も出... | トップ | 一流商社マンの節約術 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

会計・株式・財務」カテゴリの最新記事