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 ◆「財務アナリストの雑感」 2024◆

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楽天社長、TBSの買収防衛策発動で特別委をけん制

2005-10-14 | 事業再生・M&A
ほとんど備忘録的なブログとなってきましたが、
サクッとコメントしておきましょう。

やっぱりこの攻防、TBS経営陣に旗色悪い。
三木谷氏の手堅い球団経営経験もあってか、
企業価値評価特別委への牽制球は絶妙。

①時価総額の差。いわずもがな。楽天10:横浜7ですから。
②株主総会決議を経ないポイズンピル導入等で投資家の不興をかった実績、
③佐山一橋大大学院教授も経営陣に注文。
 「企業価値評価特別委員会」の前に、まず自分たちはどう考えているのか
 とキチッと述べるべきだと。

<以下、NIKKEI NET より>
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楽天の三木谷浩史社長は14日夜、NHKのニュース番組に出演し、
「(TBSへの出資比率が)20%を超える前にしっかりした提案をしたかった」
と、TBSの買収防衛策発動基準である20%を意識した取得株数であることを
明らかにした。
経営統合を拒否された場合、今以上に買い増す考えがあるのかとの
問いに対しては「それは分からない。じっくり考えようかな」と明言を避けた。


さらに「(買収防衛策として)新株予約権が発行されれば、
我々を含む既存株主は(発行額である)800億円を(持ち株の価値が
目減りする格好で予約権割当先の日興プリンシパル・インベストメンツに)
持っていかれる。
役員会や諮問を受ける委員会には(それを踏まえる)責任がある」
と買収防衛策発動の是非を判断する企業価値評価特別委員会をけん制した。


共同持ち株会社による経営統合を提案したことについては
「テレビ局は公共性、社会性を重視する。
傘下に入れるのでなく持ち株会社でテレビやラジオと並列のひとつに
ネットがあるのがふさわしいと判断した」と述べた。
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