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TBS株買収:諸井氏「話が違う」と楽天社長を批判

2005-10-18 | 事業再生・M&A
①先日のアエラでは、共同持株会社を示唆したのが諸井氏とされる。
 そしてこの毎日新聞によるインタビューでは手のひら返し。
 あちこちのメディアが色んな書き方をしている。
 諸井氏にも問題がありそうだ。
 もっと責任ある発言をして欲しい。 

 ただ言えることは、記事末尾にあるように、
 この提携話、長期戦の様相を呈してきたことは間違いない。

②でも、今月初に諸井氏は説明を受けたとしています。
 であれば、TBS社外取締役でもある同氏は、
 その事実と内容をTBS側に報告するのが義務ですよね。
 ちゃんとその義務は果たしているのでしょうか? 
 
③また、楽天が諸井氏に根回しに来たとなれば、
 企業価値評価特別委員会の専決事項になりうる話ではないか、と考えるのが
 自然ではないでしょうか。
 十分、クギを差すことができたはずではないでしょうか?

 「この会社にして、この社外取締役」ってとこですかねぇ。  
 

<以下、毎日新聞>
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TBS株の買収防止策発動の是非を判断する
「企業価値評価特別委員会」の委員長で、
TBSの社外取締役でもある諸井虔・太平洋セメント相談役は17日、
毎日新聞社の取材に応じ、楽天の大量株取得について
「(三木谷浩史楽天社長からは)事業提携したいと聞いていたが、話が違う。
TBSにすれば迷惑千万」と強引な行動を批判した。

三木谷氏からは、今月初旬に「事業提携」を相談されたことを明らかにした。
そのうえで、「(三木谷氏に)株式を支配するような乱暴なことを
するなと言ったら、『しません』と言っていた。
持ち株会社を作るというが、(両社の)時価総額の比率を考えると、
TBSを経営支配するのと変わらない」と語った。

さらに、「誰が見ても(統合協議は)うまくいかない」と述べ、
事態は長期化するとの見通しを示した。
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