債務会計士の時代 ～会計士 やっぱり来たか 氷河期が～

業界関係者戦慄のニュースが飛び込んできました。
まずは日経記事から。


会計士「就職浪人」最大に　大手監査法人が採用４割減
2010/11/15
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　公認会計士試験に合格したのに就職できない「就職浪人」が、
合格者の半数に当たる過去最大の１千人超に達する可能性が出てきた。
企業の四半期決算などへの対応が一巡したことに加え、
上場企業数の減少を受けて監査法人が採用者数を絞り込んでいるためだ。
こうした事態を受け、金融庁も会計士制度の見直しに動き出している。

　金融庁の公認会計士・監査審査会が15日発表した2010年の公認会計士試験
の最終合格者数は2041人と前年に比べ8.4％減り、合格率は８％と2.5ポイント低下した。


大手監査法人の2010年の新人採用
(単位人、カッコ内は前年実績)
あずさ 250(355) 　　　　　　前年比▲３０％
トーマツ 200(383) 　　　　　　　　▲４８％
新日本 100～150(226) 　　　　　　▲５６％～
あらた 100弱(110) 　　　　　　　　▲９％強
　「狭き門」を通っても就職できるとは限らない。
四大監査法人の今年の新人採用は前年比４割減り、700人弱にとどまる見通しだ。
Ｍ＆Ａ（合併・買収）などで上場企業数が過去２年間で200社以上減り、業績が悪化しているためだ。

　トーマツは採用人数を200人と半減。新日本も「監査業務の拡大が見込めない」として採用人数を大幅に減らし、
最大150人にとどめる。あずさは250人と３割減らす見通し。残りの中小監査法人を合わせても、
監査法人に就職できる試験合格者は計800人程度にとどまりそうだ。

　合格者は監査法人などで最低２年間の実務経験を積まなければ公認会計士として登録できない。
就職先を見つけられなかった合格者は、とりあえず事業会社や税理士法人、コンサルティング会社などに就職して、
監査法人で求人が出るのを待つのが現状という。

　金融庁は、会計監査はできないが、会計の専門家と認められる「財務会計士」（仮称）という新しい資格を設け、
企業への就職を後押しして就職難に対応する構え。ただ未就職者が増え続ければ合格者数の絞り込みも課題になってくる。

(引用終了)
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（以下は独り言）


横綱・白鵬の連勝が６３で途切れ、史上最年少の公認会計士試験合格者が誕生した歴史的な（？）15日。
けれど何より衝撃的な情報は上記記事でした。


合格された方、とりあえずおめでとうございます。
でも大量の「財務会計士」の誕生日ってことですね。

選挙と一緒ですよね。「公認」、あるに越したことないですから。


まぁ、それでも
人生は電卓のように「計算通りにいかない」ということが身に染みて分かれば
それはそれで大切なことを学ばれることになるのではないでしょうか。



思うに、監査法人だけが人生ではありませんよ。
私は会計士に合格後、監査法人にはお世話になら（れ）なかったクチですから、
「財務会計士」のハシリかもしれません。

勤務先で細々とキャリアはいえないキャリアを積んできまして、
そのなれの果てが・・・・

このお笑いブログの主宰者かぁ。


……やっぱり監査法人に行ったほうがいいかも。



それにしても
余りに就職浪人を出しすぎると、
「財務会計士」じゃなくてまるで
債務会計士。
つまり、社会にとって立派な債務（お荷物）という意味で。
やっぱり合格者数、思い切って減らしませんか？

（p.s.氷河期だけあって、サムイ会計士と揶揄されるかもね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　⇒そういう私のオチが寒かった・・・・）





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