ダンスツアーズインターナショナル、ホームページ
2011年2月6日(日、午後8時) 天気:晴れ(多分) 気温:10℃
最終日、昨日まで静かだった会場が熱気に包まれました。
ステージでは、直前のバーレッスンが行われています。。みんな集中していて、嵐の前の静けさと言った感じです。
決選の審査は、昨日のようにレッスンは考慮されず、クラシック1/2、コンテンポラリー1/2の配点です。本番が勝負です。
今日はさすがに1階も使っていて指定席。DTIの席は、なんと前から4番目の真ん中右寄りでした。オケピもないから、足先がちょとだけ切れてしまいます。えーん。
おまけに前には大きな男性が!途中から分かったのですがNYから来たインディアナポリス・シティ・バレエの芸術監督さんで、ヤングダンサーのガラを企画中。ダンサーを探しに来た、ということ。
まあ、仕方ないか。よろしく頼みますよ!
この5日間、毎日のように見て来た皆さんなので、何だかもう、全員に賞をあげたい気持ちはきっと審査員の先生方も同じだろうと思います。難しいですよね、きっと。
結果発表を待つ皆さん。
まずは観客賞の発表。
可愛らしいアプリコット色の衣裳でスワニルダを踊ったMayara Magriさんです。まずはお客様に愛されるダンサーである事が大切ですよね。
そして、スカラーシップ賞の発表・・・、
やっぱり「おめでとうございます、パート2!」となりました!
スカラーシップ賞7名の中に、堀沢悠子さんと、加藤静流くんが入りました!
!マークばっかりですが、本当によかったです!
おめでとう!です。
男女1名ずつの受賞は、DTIの知る限り、初めてです。
左から、堀沢さん、加藤くん、そして軽やかなジェームスを踊ってくれた、中国のZhiyao Zhangくん。
そして、注目のゴールドは、ブラジルから来たMayara Magriさん!
マヤラさんの右は、丁寧で繊細なアルブレヒト、指先、足先まで神経の張りつめたCalibanを踊ってくれた韓国のHan Sung Wooくん。恵まれたプロポーションで、将来が楽しみです。18才なので、きっとすぐに舞台が観れますね。
ゴールドと観客賞をダブル受賞したマヤラ・マグリさん(Mayara Magri,16)は、昨年アルゼンチンで行われたDanzamericaで優勝、ローザンヌへの出場権を獲得した実力者。レッスン中もとても目立っていました。まだ16才なので、カンパニーではなく、学校からのオファーということになるのですが、さて、どこに行くのでしょうか。やっぱりゲイリーン先生のロイヤルなのでしょうか。今後も注目ですね!
コンテンポラリー賞は、アメリカ、ヒューストンバレエで勉強中のDerrin Wattersくんへ。褐色の肌のアリが印象的でしたが、長い手足を完璧にコントロールする強靭な身体能力で踊りきったLibera Meは、ぐっと来るものがありました。
それにしても堀沢悠子さんの踊りには参りました!振付けにも寄るのですが、物語性たっぷりのスワニルダはまるで舞台を観ているようでした。バルコニーには人形コッペリアが座って本を読んでいるのが、目に見えるようです。そして何と言っても、それをこの大舞台でやってのけてしまうのが、凄いのです。堀沢さんも16才になったばかり。どこに留学するのかな?
加藤静流くんの練習する、アクリ−堀本バレエスクールからは、去年もマシモ先生の息子、ルカくんがスカラーシップを受賞して、現在ロイヤルバレエアッパースクールに留学中。今年も予選には3名の生徒さんが出場されていたのですから、素晴らしいお教室ですね。会場には堀本先生が引率されていて、マシモ先生は日本のスタジオで本日もレッスン中だそうです。来年は自分が!と闘志を燃やしている生徒さん達がいるに違いありませんね。
......受賞者一覧に続く