泥子のブログ

南房総の山里や海の風景、
そして日々の出来事を綴ってゆきます。

我柳雑感~気の向くままに~宣戦布告か!

2017-09-22 09:03:40 | 日記
◎ 僕ちゃんが晴れの舞台で宣戦を
        布告同様得意満面(泥子)

国連でトランプ大統領が、「北朝鮮を完全に破壊せざるを得なくなる」というようなことを演説した。
その後、我が安倍首相は、これに追随して「今は対話する時ではない。圧力をかける時だ」と、
得意満面の身振り手振りで演説した。
 まるで戦争前夜、宣戦布告のような高ぶり方であるが、
世界各地で煽って周り、さらに国連の場でこれほどまでに「挑発」しておきながら、
近々招集される臨時国会は冒頭で解散するというのだ。
私のようなぼんくらには理解不能である。ドイツや韓国などの首脳とは月とすっぽんではないか、
いまさらながらだが、そんな気がしてきた。
北朝鮮問題を煽れば支持率が上がるので、だからこその解散だ、
森友や加計疑惑もうやむやにできる、野党のスキャンダルもある、今が選挙の好機だ、
ということらしいが、国家の生存をかけた国際政治をこのように弄ぶとは言語道断である。
 以前にも書いたが、虎の威を借りて威張りくさる狐は嫌われる、
というのが古今東西の人心であり、最初に狙われるのは狐である。
虎(トランプ=米国)頼りの狐(安倍=日本)。
だが自然界では虎は狐の都合など構ってはいない。
 ヒトラーを早い段階で国際社会が倒しておけばあの悲惨な戦争は避けられたという人も多い。
ホロコーストは断じて許せないことだが、一般論的に言えば、戦争は資本主義経済の宿業のようなもので、
規模や様相の差こそあれ、必然性はあったのだろうし、第一次大戦の戦勝国がドイツ国民をそこまで追い詰めた,
という側面も忘れてはならない。
そしてまた、一部の人たちが今なお憧れる大日本帝国も、
いわゆる経済的圧力の包囲網によってやむを得ず戦争に突入した、と言い続けているではないか。
(ちなみに私自身は、欧米列強との戦争は強盗同士の争いであり、中国大陸や朝鮮半島、東南アジア、南洋各地では日本の侵略だと思っている)
いずれにしても、野党が憲法に則って要求した臨時国会の早期召集もせず、
自民党幹事長に至っては、森友、加計疑惑について、「そんな小さなこと」と言い放った。
人々がたいへんなご苦労をしておさめた税金を何と思っているのか、ふざけるな!だ。
そして挙句の果てに冒頭解散とは、憲法違反そのものである。
こんなお話にならない状況を見ると、昔のことを言っても始まらないが、
総評・社会党ブロックが健在だったらなぁと、今さらながらに思う。
かつての中曽根首相は、「国労をつぶせば総評がつぶれ、総評をつぶせば社会党がつぶれる」、
お座敷を綺麗にして立派な憲法を安置する、そのことを明確に意識して(国労つぶしを)やった、
というようなことを語っていたが、
当の国労組合員だった当方、
多くの方々のご支援を頂きながら長期闘争を闘い抜いた自負はあるが、
大勢としては力及ばず事ここに至っていることに忸怩たる思いでいる。

昨日の午後遅くの空です。


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