「二人きりの初めての夜」

ワンイー妄想劇場　「二人っきりの初めての夜」


　ワンアイは用意された部屋入り、鎧を影に戻してラフな格好になった。

ワンアイ「ふぅ…なんだか今日は色々な事があって疲れたな…」

　そう言いながらベッドに腰を掛けた。
　イーズは鎧のままで

イーズ　「あ、あの、ワンアイはもうお休みになられるのですか？」

ワンアイ「え？　そうだけど…やっぱり、ロッドの事が心配？」

イーズ　「え？！　心配ですが、そう言う訳ではなくて…」

ワンアイ「大丈夫…それに、ダージュさんも気をきかせて
　　　　　　ロッドの部屋の隣にしてくれただろ？
　　　　　　もし何かあってもすくに行けば…て、そう言う訳じゃないのか…」

　ワンアイはそう言って、イーズが何を心配しているのか考えた…
　が、イーズが心配している事とはまったく検討違いの事しか
　思いつかなかった。

ワンアイ（やはり、この世界のことが心配なのか…それとも
　　　　　　未知数の強さを持つ「魔王」が二人も近くにいる事が…）

　イーズはワンアイが考えだした瞬間、何かを悟った。

イーズ　「あの、私はもう大丈夫ですから、も、もう寝ましょうか
　　　　　　（き、きっと、ワンアイなら大丈夫ですよね）」

　そう言ってイーズは鎧の姿から寝やすい格好に服を変化させた。

ワンアイ「ん？　そうだな…」

　そう言ってワンアイは、二人で寝るには大きいベッドに入った。

イーズ　（それにしても、なぜベッドが一つなのですか…
　　　　　　も、もしかして、気をきかせて？！）

　イーズは心の準備ができないまま、あとからベッドに入っていった。

イーズ　（さっきは大丈夫と言ってしまいましたが、
　　　　　　やはり二人きりだとドキドキします…
　　　　　　でも、ワンアイなら、だ、大丈夫ですよね
　　　　　　一緒に寝ても何もしませんよね…い、いえ、
　　　　　　ワンアイなら何をされてもいいんですけど…）

　イーズはそう思って、横で寝ているワンアイを見た。
　ワンアイは何をする様子も無く、何かを考えているようだった。
　イーズはその姿をみて内心、少しだけがっかりし、

イーズ　（そう…ですよね、これがワンアイですよね）

　安心した。

イーズ　「あのワンアイ…私はもうさっき言った通り
　　　　　　大丈夫なのですが、何か考え事でも？」

ワンアイ「あぁ、ちょっと…気になることがあって…」

イーズ　「気になること？　ロッド以外の事で？」

ワンアイ「…そのロッドの事も、あの『魔王』達の事…気になる事は
　　　　　　たくさんあるが…とりあえず、明日からどうするかだな」

イーズ　「不安…ですか？」

ワンアイ「少し…（それになぜか、楽しみでもある…）
　　　　　　イーズも不安…？」

イーズ　「私も少し…」

　それなら…とワンアイは横で寝ているイーズの手を握った。
　突然、握られた所為かイーズの顔は少し赤くなった。

イーズ　「え…あ、あの…」

ワンアイ「ミラージュパレスに居た時は、良くこうして
　　　　　　手を握って寝ていただろ…？　これなら
　　　　　　少し安心するかなと思って…嫌？」

イーズ　「あ、い、いえ（あの時は確か間にロッドがいたのですが）
　　　　　　嬉しいです、ありがとうございます」

ワンアイ「今日はもう晩いし…寝ようか」

イーズ　「はい」

　　二人は離れない様にしっかり手を握ったまま眠りについた…
































あとがき＆キャラ設定


今回はキリの良い所で終われたはず！
タイトルを略してはいけない、
もし略すとｓｙ（ｒｙ　…に、なるからな！！！ｗ

さて、ダージュさんの設定はこちら


　　「ダージュ」

主な武器：黒刀
外見：長い黒髪、真ん中に大きな瞳が付いた黒い鎧、黒いマントと
　　　　全身黒尽くめの男。顔や雰囲気は何処と無くワンアイに似ている。
名前の決め方：不明
性格：本人は自身の事を「自分勝手で我侭」と称している。


モデルにした人物（キャラ）は聖剣伝説に出て来る
闇の精霊シェイドですが、まぁ、性格などは
前回のルティさんと同じく全然違いますね。
（※ルティさんは月の精霊がモデル）

ワンアイでわかってたんですが、もし寡黙にすると話が進まないので…
あと喋らないといるのかいないのか正直わからないｗ
ワンアイとダージュが喋る代わりにリュードさんは
全然喋らないからプラマイゼロってことで！