昨年のある日
私の父親が亡くなった
以前から患っていたので突然ではないし
「あと一ヶ月もつかどうか分からない」
と言われてもピンとこず
兄に促され
ようやく私は家族を連れて見舞いに行った
車で３０分程度の所に実家はあるのだけれど
私は父親が嫌いだったので
あまり行き来もなく過ごし
「もう危ない」と言われても
「そうなのね」ぐらいにしか思わず…
見舞いに行っても大した変わりはなく
( 良くも悪くも )
「じゃあ、また」
と病院を後にした翌日
容態が急変し
「１週間もたない」という知らせを兄から受け
それでも、あまり深刻にはならず
悲しくもなかったけれど
… 涙が止まらなかった …
何となく引っ掛かるものがあり
後悔するのも嫌だったので
兄から連絡を貰った２日後
仕事終わりに旦那と病院へ向かった
確かに…
人工呼吸器で
息をするのもやっと、という感じの父
でも、子どもが熱にうなされていると
こんな感じだし…
みたいに思いながら
何十年か振りに父親の手を握った
「○○だよ、分かる？」
と、意識が朦朧としている父親に向かって話すと
かすかに頷いた父
自分勝手で横暴で、母を苦しめていた父親
心の中で
「もう許してあげるから、安心して」
と呟いた
翌日、父は逝った
このブログはその日も更新している
それまで毎日更新していたので
空いてしまうと
そこが父の亡くなった日だと
すぐに自分で分かってしまうと思ったので
そんな思いを埋めるように更新を続けた
亡くなるまでは
何日も父親の事など考えた事もなかった
親不幸な娘だけれど
父が逝った日以来
父の事を思い出さない日はない
５月
まもなく父親の誕生日
こんなに花が沢山の
素敵な季節に生まれて羨ましいと
先日出掛けた時に思った
父が亡くなる前も亡くなってからも
私はディズニーばかりで
( 開園以来のディズニー好きなので父親も熟知 )
「危ない」と言われた時も
頭をよぎったのは
予定していたディズニーのお出掛けという
酷い娘
どのお出掛けもキャンセルする必要のない合間に
父は逝った
娘への最初で最後の心配りだったのかも知れない
などと、勝手に思ったりした
花に囲まれたディズニーリゾート
この季節、この時期になると
きっといつも以上に
父を思い出すのだろうと思う
これから先も…
ブログを何度も引越し、やり直し
何とか今の形で落ち着いた
今度はディズニー以外の事を
書くのはやめよう
と決めたのだけれど・・・
今日だけは
ディズニーとは関係ない記事になってしまいました
また明日から、いつもと同じようになりますので
… 今日だけは、ごめんなさい …