久しぶりにエッセイを読んだ
彬子女王の『赤と青のガウン』
皇族の彬子様がオックスフォード大学に留学され
博士号を得られるまでのお話し
研究と努力を重ねて
論文を完成させるまでのご苦労と
イギリスでの普段の生活や指導教授やご友人との事
時々楽しまれる旅行やスキーなどのご様子が書かれていた
文章は読みやすく瑞々しくユーモアがあり
著者は聡明で優しい方だと思う
普段の移動はバス
マーケットで安い食材を探して自炊
贅沢とは無縁の学生生活
サラダうどんのレシピなどは庶民そのものなので私にも出来そうだ
日本の宮家から送られてくる荷物も
お米やインスタントのお味噌汁、缶詰、モコモコの靴下など普通の学生と変わらないけど
側衛官や侍女さんなど皇族ならではのエピソードもあり興味深かった
お父様とのやり取りは数多く登場するのに
不思議とお母様については最後まで全く触れていなかった
どうやらお母様とは確執があり長く別居だったよう
皇族と言えども家族の悩み事はあるのね
無事、博士号を取り、赤と青のガウンをお召しになって式典に出席される件では、なんだかホッとした🤭
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