子どもの頃の思い出って不思議だ
例えば幼稚園の頃
遠足や運動会、お遊戯会などのイベントは
ほとんど覚えていない
普段の日、天気がいいから外でお弁当を食べた時
地面にこぼしてしまったお茶に
お日様がジリジリ当たって乾いていく様子や
昆布の佃煮をアリが運ぼうとしている様子を覚えていたりする
一番古い記憶はなんだろう
妹がまだ生まれていなかったから
多分2歳の頃、母の実家に帰省中
近くの公園の滑り台から落ちた私は脳しんとうを起こした
母と祖母に抱えられて近くの診療所に運ばれたところで意識が戻った
まだ頭がぼんやりしていたが
スタンド付きの白いホーローの洗面器や
セルロイドの一部緑色に変色したキューピー人形が置いてあった事を覚えている
楽しかった思い出や嬉しかった事は
綿あめの様に甘いけどふわっと溶けてなくなる
辛かった事や悲しかった事はずっしりと記憶に残る
物事が上手くいかない時、ずっしりの辛い記憶ばかりが芋蔓式に思い出されて苦しくなる
ブログには、比較的甘い思い出を書いているが、意地悪されたり、理不尽に叱られたりその何十倍も嫌なことがあった
だから昔の甘い思い出のかけらをかき集めてブログに残している
そう悪い人生でもなかったな、、と思えるように
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