今日は課題Task2 機械式(自動巻き)腕時計の話である
機械式腕時計〔現在は自動巻である)の分解、洗浄、組立て、注油、調整及び測定を行い、指定された要求精度範囲内におさめる …このシンプル内容を満足させることが試験というわけである。
機械式をするのであれば、時刻に関する基礎知識、歩度測定器等の使い方、年差、月差、日差や姿勢差の調整方法、ねじの種類、特徴及び用途、ねじ用語の意味、ほぞ、軸受、カム、レバー及びばねの種類等が理解できていれば乗りきれる。
てんぷを製作してムーブメントを組み立てる。歩度などの時間精度を調整。てんぷを組み立て、ひげぜんまいの長さ調整(時間合わせ)をする。
様々な勉強方法が与えられている。時間が無いのならノートを読み返す、実際の作業を繰り返す、真似る、聞く。
「情報や知識を知恵に変換する力」を見極め、地道に身につけ、長期的に実力を築き、身につけるのである。
初めての試験であるならば、今ある限られた情報だけで試験の本質や全体像・解決策をイメージし、現時点で最も妥当だと思える作業効率を導き出す。
例えば今あなたの前にcellが存在していると仮定しよう。
「物理的な個体としてのcell」は「概念」として捉え直せば「話す物」となる。更には「cell=話すもの」だけでなく「cell=情報を見るもの」「cell=送受信するもの」「cell=遊ぶもの」など「個体としてのcell」から多様な「概念」を抜き出すことが可能になる。これは、別の言い方をすれば「cell」の可能性を脳内だけで大きく広げたことと同じだ。実際使いこなせているcellなら容易にこのcellは「携帯電話」であると推測する思考になりうる。
方法は1つではない、何らかの形でcellについてネット等で調べる。知りたいからだ。
時計でなく、機械式時計という物の内部を知りたいから勉強するのである。
これは機械式腕時計の課題の話である。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
次回予定『あ行 多くの課題その3(1~4に分けて短く掲載)』
登場語録…時計、部品製作、巻き芯、