こんにちは、3回生のSです!
今回は、10月に参加した木野愛宕神社祭礼準備について紹介させていただきます~!!
木野愛宕神社は、嵯峨から粘土を求めて岩倉木野へ移り住んだ土器師一族が、1600年頃に嵯峨野々宮神社から歓請したものと伝えらています。毎年10月23日に祭礼が行われていおり、祭礼神事の後には烏帽子着(袴着)という元服式が行われます(京都市無形民族文化財)。
今回、先生からのご紹介により、我々学生が祭礼の準備作業に参加させていただきました。
以下に、詳しい各日程の作業をご紹介致します😌
●9月26日(日)
この日は町内の方々と共に、藁そぐりの作業をしました。これは、神社の鳥居に飾る大しめ縄を作るための準備作業です。藁一本一本からはかま(根本に付いた葉)を取り除き、茎の芯の部分だけを残します。
▲地域の方々に教えて頂きながら、黙々とそいでいきます…!
●10月10日(日)
この日も全体としては、藁そぐりを継続して行ないました!はかまを取り除いた藁は、木槌を使って叩き柔らかくします。その後、数人掛かりで藁を編み込んで大しめ縄が作られます。
▲完成したしめ縄は、古いものと交換され鳥居に飾られました✨
また、御幣・紙垂の作成についても教えて頂きました。なかなか出来ない貴重な経験で、とても楽しかったです!
▲型紙に沿って切り目を入れ、切り目ごと順々に折っていきます
●10月22日(金)
この日は祭礼前日という事もあり、様々な神饌作りに参加させて頂きました。木野愛宕神社の祭礼では、神饌としてゆり膳・一の膳・ニの膳・花膳という4種のお膳をお供えしているそうです。
▲このように、様々なものがお供えされます!
●10月23日(土) 祭礼当日
例年では夜に神事と奉納舞、烏帽子着が行なわれますが、今年は新型コロナウィルス感染防止のため午前中に神事を行なうのみでした。
神事は午前10時から始まり、氏子総代に連れられ神官が入場し、神前で様々な儀式が行なわれました。本来の夜間に提灯を灯して行なわれる神事も荘厳ではあるでしょうが、今回昼間の神事ということで、神事の様子をよく見ることができる良い機会になりました。
▲厳かな雰囲気の中、氏子総代の方々と下鴨神社の神官さんにより神事が行われました
今回、木野愛宕神社の祭礼準備に参加し、普段はあまり知ることができない祭礼の裏側を知ることができ大変貴重な経験となりました😊
木野愛宕神社では、氏子の方々が協力して地域と共にこの祭礼を継承していこうと活動されており、記録・発信も熱心に行われています。気になった方は、是非
木野愛宕神社さんのHPをご覧ください!!
最後に、我々学生を暖かく迎え入れてくださり、それぞれの作業について丁寧に教えていただいた木野愛宕神社氏子の皆さん、木野地域の皆さん。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!!!