誰でも見たことがあるVache qui rit （笑う牛）という名のチーズ
ジュラ地方出身のLéon Belが、Belグループを創業して以来
今年2021年で100年。今では、世界に15もの工場があり、
120カ国で販売。1秒に121個の割合で食されている
世界で最も売れているチーズの1つとなりました。
でも、このロゴマーク。どうして、笑う牛なの？
と思ったことありませんか？
それは、実は、つらい戦争体験から生まれたもの。
第一次世界大戦中、Léonは貨物列車配属の兵士でした。
ある時、中に牛肉を積んだ列車に牛のマークが…よく見てみると
ドイツ軍を皮肉った牛…だったので、思わず笑い、
そうだ！心から、面白おかしく笑う「笑う牛」
をロゴにしようと決めたとか。
その後も、輸送しやすい、材料を配合しやすい、買い手が買いやすい、
をモットーにグループは大きく飛躍。
特に、コロナにより、外出禁止、自粛となった2020年以降は、
更に売上が伸び、家庭料理には欠かせない存在となっています。
更に売上が伸び、家庭料理には欠かせない存在となっています。
パンにのせるだけではなく、スープにしたり、パイにしたり、
卵と混ぜたり、vache qui ritを用いたレシピは多々あります。
また、驚くことに、世界中、すべての商品の味が
同じではないのです。国、食する場所によって配合を変えています。
老人ホーム用の商品は、カルシウムが多くなっているそうですよ。
110の配合レシピがあり、2500のヴァリエーションが可能だとか。
みなさんも、ぜひ、100年の味、いろいろな調理方法で
楽しんでみてください。私は vache qui rit 入りのキッシュが大好き。
白ワインと、とっても合いますよ。
レシピ本もたくさんあります
フランス語お料理教室CuiCui