試合(大会や練習ゲーム)での心構え
- ウォーミングアップ
- 試合1時間前に柔軟体操(ストレッチ)、腹(前屈)、背中(後屈)、腕、首、膝、腰、足首、手脚の指を10分~15分。
- その後、軽いジョギング(5~10分)。
- 既に基本練習済の場合はそのまま試合をして良いが、大会の場合は以下を心がける。
- 事前の練習はいきなり100%の力では無く、まず5本~10本はロブ打ちで体をボールに慣れさせ、次から100%の力で強く速いボールを打つ。最後までロブのみもNG。
- 前衛のボレー、スマッシュも簡単なボールから始めて、次に少し難しいボールを打ち練習終わりとする。事前の練習では100%ミスしない。コートに入れる事を体に覚えさせる。
- 試合前の相手との練習(通常は1分)、まず一本目は相手のバックにボールを打つ。90%がバックが弱いので弱い処から打たせ、相手を良いリズムに乗せない(既に試合は始まっています)。
- 試合開始
- サーブの場合、次のどちらにするか決めておく。
- 最初は5サーブでファーストを入れておく。次のサーブは1.0で打つ。
- 最初のサーブは0で打ち、入らなかった場合は次のファーストサーブは1.5で打つ。
- レシーブの場合、次のどちらかにするか決めておく。
- ファーストサーブが入ったらまず、緩くてもいいから取り敢えず返す(小泉流)。
相手前衛が触れるか触れないか微妙な高さが一番良い。触らせてミスを誘う。
- ファーストが入ったら、同じ位のスピードで返す(前衛アタックも可)。
- セカンドの場合、力まずロブで前衛オーバー(小泉流)。
- 力一杯で前衛アタック、ミドルか相手バックに強く返す。
- 第一ゲームの取り方
- 相手のミスでポイントを取る。自分のエースはまだ早い。
参考:全体のポイントで相手ミスによるポイントは70%以上である。エースは30%以下。ウインブルドンの決勝でも50%:50%です。
- 前衛の最初のボレーやスマッシュは簡単なボールでまず一本決める。最初から難しいボールに手を出さない。決まった感覚をまず掴む。
- 調子が悪い場合は以下が原因なので、2ゲーム目から直す。
- 膝が曲がってなく、腰が高い。
- ネットと平行な足の位置になっていませんか。足に位置はネットに左右の足が前後になる構えが基本です。
- ボールから目を離している。ラケットが体から離れている。
- 動いていない(「二日酔いで動けない」は大会出場資格無し)。動けば緊張が解れ、また打ちやすい場所に体を移動できます。
- 前衛の役割は
- ポイントするボールを打つ。
- 自分の後衛が取れないボールは触る。
- 自分の後衛の苦手なボール(バック打ち)が来ない様に打つ。ミドルに立ってフォーアハンドで相手後衛のボールを返す。
- 自分の後衛が打ちやすいボールを相手の後衛に打たせるポジション取り。
2.中盤戦
(1)ポジション取り。
①直前のボール、相手がミスしたボールを考えて位置取りする。
②ペアがサーブの場合の位置取り。
- ファーストの場合 ネットに付くか、ネットから離れるかその場合1mか2m
か。
イ、セカンドの場合も同じ。センタに寄る位置その都度少しづつ変える。
③ラリー中の位置取り
ネットに付いたり、サービスラインまで下がったりを繰り返す。相手後衛(前衛も)は戸惑う。
(2)打つボール(後衛での一例)
- 硬軟交えて打つ。ウィンブルドンを参考に。
- 硬(強くシュートボール)ばかりでは相手前衛にネット付かれて取られてしまう。
- 軟だけでも、相手後衛に打たれて自分の前衛が攻められる。
- 前衛レシーブ(一例)
- 後衛に強く打つと強く直ぐに返ってくるので、強く打つ場合はバックハンドに打つ。またはロブかドロップショット。3ツ引出を用意しておき、そのサーブにより決める。
- サーバが前衛の場合は前衛のバックハンドに打つ。強いファーストが入ったら相手後衛の前にロブで逃げる。
- 後衛レシーブ(一例)
- 相手後衛のファーストサービスがフォアに来たらパッシングでサイド抜き。
- 相手後衛ファーストサーブがバックに来たら、ロブで逃げる。
- セカンドサーブを前衛アタックする時はジャンプして打たない。次の捕球が出来ない。
- 相手前衛を見なくてアタックする、打つ方向(相手前衛)を見ないでボールだけ見て打つ(日頃の練習が必要)。
- 相手の陣形を見て打つ事。
- 前衛が下がっているのに、後衛に打つ事は絶対にしない。前衛に強く打つ。
- 短いロブが上がってきたのに、ロブで返さない。チャンスボールなので強く打つ。
- それをしないと相手に舐められる。ペアも「がっかり」する。仮にミスしても強く打つ事。
- 終盤戦
- 前衛は積極性と作戦が問われる。以下を決めておくと積極性が出る。
- 前衛のポイントは1ゲームに2本以上、ジュースになれば更にジュース毎に1本以上。
- ファイナルでは4本ポイント以上を取る
- 平行カウントでは出る。アドバンテージカウントではもっと出る。
- 0-2、1-3、相手アドバンテージでは前衛の動きで相手ミスを誘う(ボールに触らずにポイントする)。
- ファイナルまでにサイドを2~3本抜かれているケースが多いが、ファイナルではペア(後衛)と作戦を立てそのボールをネットに付いて取る(日頃の練習が必要)。
(2)後衛:ファイナルゲームは今まで以上にラリーを続ける。根気比べである。冷静な精神力が勝敗の分かれ目である。日頃の練習でコースの変更をしている場合は変更して良いが、試合でのいきなり変更はミスを犯す確率が高い。
(3)最後の一本を確実に取る。
ファイナルでリード(6-3、5-2等)していても、安心せず次の一本か二本を相手にポイントを与えないで試合に勝つ心つもりをする事。勝ったと思った瞬間逆転負けを食らう。
5.対戦相手の試合が見学可能であれば必ず見る。ミスは何処で発生しているか。データを取る、相手2人別、ストローク(ファオ、バック)別、ボレー(ファオ、バック)別、スマッシュ(ファオ、バック)別、データを分析すると相手のウィークポイントが分る。対戦相手との試合にはそのウィークポイントに打つ。
6.試合終了後
(1)お互いで相手をたたえる。負けても楽しいテニスは此処から始まる。
(2)試合終了後、ペアで反省事項を整理して次の試合に臨む。
(3)一日の反省も重要。しっかりした・適格な反省は次回の楽しみになる。
(4)ペア以外の人からも意見や注意点を貰うともっと励みになる。
(5)素直に受け入れるマインドを養う。
(6)最近アドバイス貰って例
①Aさんから「セカンドサーブが悪い(弾み過ぎる)、ファーストの確率も低い」
フラットサーブ(2個ボール持ち)→イースタングリップボール一個持ちでサーブ後即持ち替える。セカンドサーブもイースタングリップに変更。サーブ&ダッシュも実行。
②Bさん「ミドルスペースが空く時がある」
センタに1m寄る事とした。その為の練習(強いボールをフォアのローボレーで受ける)を最近始めている。
「バックハンドレシーブが弱い」
バックハンドレシーブ時ボールが2バウンド寸前まで待つ事により時間的余裕が生まれ、少し強く打てる。また、バックハンドレシーブでのサイド抜きの練習。
- C之さん(お褒めの言葉)
「ネットに付いているのか、さがっているのか分からない。後衛は打ちずらい」
更に磨きを掛けるべく、前後の動き強化。
- Dさん(お褒めの言葉)
「抜けたと思っても後ろから手が出てきて取られてしまう」
更に磨きを掛けるべくバックのハイボレー特訓中。
- Eさん
「フォア・スマッシュはミドルに引っ張らず相手前衛のバック奥(サイドラインとサービスサイドラインの間)に打つと楽でかつ決まる。」
修正後、効果あり。
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