無の境地

ふと、左を向くと蘭丸が

無の境地でヘソ天になっていた。

思わず吹き出しそうになるのをグッと堪えてスマホを探す。

足を伸ばした状態で座っている私の膝には紫衣ちゃんが伸びて寝ている。

スマホは私の足首あたりに。

紫衣ちゃんを起こさないようにそーっと前屈。

かつ素早くスマホを掴みカメラを起動させ、蘭丸にピントを合わせて撮る！

『無』だわ…。

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