Cait Sith Underground

psychedelic chaos -Cait Sith-

猫たちの日常★Cait Sithの創作

線と言葉・楠本まきの仕事

2021年06月18日 | my life
楠本まき
『線と言葉・楠本まきの仕事』展
2021.6.10 ー 8.30
@京都国際マンガミュージアム ⇒ 


告知があった日からずっと楽しみにしていました。
コロナの影響で5月の段階で京都在住の人しか来館できないようだったので
6月に入って行けるのか?って心配していたのですが、
良かった~。行けた~。

10時半開館という事で10時半に着くよう出発。
入ってQRコードの入場券を読み取り再入場可の入場券をもらうと
「展示は2階でしています」とスタッフの方に声をかけられた。
もしかして展示目当てで来てるってすぐバレた?
内心フフフッと笑いながら2階へ。
階段を上がると、この大きな看板が。


『戀愛譚』新月と猫目丸



ドキドキしながら中へ入ると楠本まき先生の世界が詰まっていました。
下書きから生原稿から校正の指示まで。
細く儚く繊細な線は退廃的耽美で
ミリ単位の校正が入る言葉には強い芯が。
アナログの手書きであの線が描かれている事に感動して
今まで何度も読んだはずの言葉に胸がぎゅっとなった。
『ドはドリーのド』に出てくる一節で泣きそうになりました。
一つ一つ、一枚一枚、ずっと見てられるくらい線も言葉も美しかった。



中学生という多感な時期に『KISSxxxx』と出会いました。
登場人物の全員が魅力的で、その世界観にとても惹かれました。
展示室を抜けると写真OKの場所に。
カノンとかめのちゃんがライブハウスの階段にいる!



バンドのチラシが貼られてるこの階段。
雰囲気はまさにライブハウス。
チラシをよく見るとあのバンドのチラシだったり、対バンがあのバンドだったり。
こんなところにもニヤニヤドキドキできる事が沢山。
(詳しくは行った人のお楽しみという事で詳細UPはNG)
このチラシを作ったのは秋田和徳さん。
楠本まき先生の本の装丁を手掛けています。
その他にBUCK-TICKのパンフやグッズのデザインも。
初めてB-Tのデザインに秋田さんがかかわった時は狂喜乱舞しました。
楠本まき先生を通して知った秋田さんが好きなバンドのデザインを手掛けるなんて!

そして次の展示室へ入ると。
(一部を除き写真OK)


あ、ここはライブハウスだ。
Eins......zwei......drei......vier
カウントが始まると映写機がカシャ、カシャ、と刻む。
















気が付くと結構な時間が過ぎていてお腹が空いたので一旦外に出て
併設されているカフェへ。



コラボメニューがあり、悩んだ末に
「赤白つるばみ」かき氷(苺ミルク)とホットのラテアート。



予想に反してめっちゃ量が多くて食べ終わる頃にはお腹いっぱい。
苺もたっぷりで美味しかった。
ただ身体も冷えた。
ラテはホットを頼んでおいて正解。



絵柄崩すのもったいなくて崩さないように飲んでたけど
最期はスプーンでぐるぐるかき混ぜて
ウツボカズラに溶けて一つになる一節を思い出した。

注文を待つ間、空いてる席に座ってふと視線を上げると
目の前の壁に上條淳士先生のサインイラストが!
何という偶然。
一人でワタワタ興奮しながら写真撮ってきた。


展示を見に行った人にはこの偶然が何なのか分かる。


階段の上から撮るといっそう
地下へ続くライブハウスの階段のよう。
(チラシの詳細が分からないよう加工しました)

再入場で展示室に戻りまたぐるっと観てきました。
それから7月15日に発売される書籍「線と言葉・楠本まきの仕事」を予約して
ポストカード「Kの葬列」4種全てとリソグラフ「いかさま海亀」「ナジナジ」の両方を購入。
リソグラフはどちらか1枚と思っていたんだけど実物見たら両方欲しくなった。
多分人生で初めて絵を購入した。
飾るための絵。
額縁探しに行こう。
額装したらどこに飾ろうか。



展示を見た翌日の今日。
まだ興奮状態というか放心状態というか。
ライブ後の浮遊感に似てる。


「線と言葉・楠本まきの仕事」⇒ 


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