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花咲かブログ

おたく女ののんびり生活

嘘喰い第257話「偽毒効果」:ネタバレ感想

2011年10月23日 13時55分24秒 | 嘘喰い
ネタバレしてます~






今週は扉が1コマ目を兼ねてリンクさせてあるー。
上の拳が長で画面の外へ向かっているのも、印象的、というか、この位置だと長に若干の優位性を感じるのですよ。なので、「タッキーがんばれ」感が無意識的に増す扉でした。個人的な感じ方もしれませんが。

先週の「死の川」「死域」を受け継いでの冒頭演出。
イメージワールドですね。二人が立ち姿のわけはないですから、一目瞭然です。扉でもそれを示唆しているし。また、足の踏ん張り(&後退)が、共に死の川に踏み入っているところも、ああ、緊張増して行く……!

二人の打ち合いは、遥か小さく、霞がかり。
しかしクローズアップは、攻撃を喰らった長の後頭部のクローズアップ。
何が起こるのかと思ったら。頭皮に亀裂! うっわ、すごいこの描写。おもしろーいい!! 顔が皮だけになって頭蓋だけが吹っ飛ぶとか……。すんごい殺傷方法。おそろしいわー。このホラーイマジネーション面白いなー。嘘喰いはリアル路線なだけに、グロイメージとの調和の仕方が独特で好きです。

てか、これ相打ちなんだ。
てことは、撻器さんもものすごいグロ負けビジョンが頭を過ぎってたりするんでしょうか。こういうのは皮肉にも想像力豊かな方が、メンタルダメージが高そうです。

さて。あのすまし顔の長が、冷や汗流すほどの戦慄を覚えたこの勝負。
てか、パンチの軌道が交差する直前の瞬間に、二人はこの刺し合いにこれだけの洞察を済ませたんですか。はーー、すごいな。

当たれば勝敗決す一撃必勝の間合い。ついに互いにそれを打ち合うタイミングに。

さてはて、それでも長は攻撃を止めない。引かない。
「アクセルが踏まれる限り」「車輪は動き続ける」
とは。
チキンレース的と言ってもいいのですが、これはそんなに軽く扱いたくないなー。
自分が決めて歩み出した思い入れに殉じたい、と、思いたい。
いいな、格好良いな。

一方の撻器さんは。この人のほうがもう少し余裕がありそう。未来のことまで考えているし。

意外と長のほうが一匹狼性分なのかもですね。
公的な役職の重みが高そうなのは長のほうなんですけどね。


そして場面は爺婆対決。
考えるよりも行動が早い鷹さん。夜行さんの腕に食い込んだ(防弾ジャケット?)弾丸を狙って、窓ガラスを。うわー、それで爆発させるって、すごい思い切り方。鷹さんの拳もただでは済むまいよ。だというのに……。

(そして夜行さん、スマフォだし。さすが)


搦手完了報告のために、撻器対長の打ち合いも幕。

なんとゆーか……。
長は撻器の言葉に「茶番」と返しましたし、長も「アクセルが踏まれる限り」とコメントしてます。
故に、長は搦手やらLファイル云々やらは、もとより眼中にないと。ただ、進みたい方向に進んでいるだけのこと、と考えてよいのでしょうか。
そもそも長は、職務でやっていたというよりは、気に入らないから潰しに来た、のでしょうし。
断言はできないけど、長のセリフと行動を追ってみるとそういう思考に思えます。

撻器のとどめの口説き文句は「向いている」でした。
拳を交えたあとなので、このセリフが最も説得力があるのやもですね。
私もあまりわからぬですけど、今週の冒頭で拳を向け合った瞬間にあれだけのイマジネーションが頭に浮かぶ者同士なら、何万語費やして語り合うよりも、相手の人間を理解し得たようにも思いますし。

その撻器が「誰も死ぬまで出ようとしない場所」と言うなら、ヨロメクのでは。

(長が賭郎入り後に伽羅会うことがあったら、伽羅見て「しくじった」と思うかもしれないけど。まー、自分の決断は自分の責任でするものさ。この時、長は伽羅という存在を知り得なかったので仕方ない)

(伽羅の存在は、撻器が持っている説得力を超えてる、という意味です。でも、それに長が気付かないまま命を懸けて賭郎入りしてしまったとしたら、それは長の器量の問題だし。また、伽羅と知り合っても、長も鷹さんも自分達の判断のほうを良しと思うかもしれませんしね。そこはわからない)

火蟻と超個体の話は、初めて知りました。
しかし、本能を超える何かが備わってる種がいるということなのかな。
これは、非常に非常に興味深い現象ですね。

そしてダメな女王蟻であるところの副総監は、自死。
部下の命をさんざん軽んじた男だからね。女王蟻の地位に付きながらも、責務はさっぱり果たさないやつでした。あーあ。




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