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花咲かブログ

おたく女ののんびり生活

嘘喰い第270話「逃亡者」:ネタバレ感想

2012年02月06日 01時51分37秒 | 嘘喰い
ネタバレしてますよー


金と権力のそばには常に火種がくすぶっているもので……
しかも同時多発的に。

貘さんが屋形越え挑戦権を得たと思ったら急展開。
今度はお屋形様である創一さんの身に何かが。
せっかく挑戦権を得たと思った。そうすぐには屋形越えさせてくれそうにないです。
貘さんが病院に行く必要があるということは、どっちにしろ屋形越えまで少し時間を要しそうですね。

そしてそろそろ貘さんと梶くんの暢気トーク聞きたいなあ……、久しぶりに。

はてさて。
カールさんの元にもピンチが。
警備員(?)あるいは警察官姿の謎の男が携帯電話からの通話音を淡々とカールさんに聞かせております。目的は500億のようですが。うーん、こいつが捨隈が恐れていた狙撃手本人、あるいはその仲間なんだろうか。アイデアルですかね。第三勢力でしょうか。
無防備な単身で思いっきり脅迫されていますが。カールさんが怯んでいるところを見ると、この男自体も強いやつなのですかね。職業から、人の恨みを買うのは日常茶飯だろうから、他組織とこじれることをそんなに恐れないんじゃないかと思うのです。てことは、この警察官姿の男が危険な殺し屋……だろうか??

一方、先週の能輪さんの怒号は、警視庁の「栄羽」登場の数分後の出来事のようで。警視庁の現在時間は、逃亡するお屋形様を追いかけている状態。

今週は棟耶様のシャープな動きのキレの良さを堪能する回。
顔つきもですけど、棟耶さんは柄の悪そうなヒゲ面とやんちゃそうな髪型、何を映しているのかミステリアスな虹彩の瞳と、スマートで身軽そうなエレガント身のこなしのギャップがいいというか。これでバトルが始まったら残虐ファイトも厭わないかんじなんだろうなあ、と思うと萌えが止まりません。

最近の南方さんは、活躍しつつも棟耶さんやお屋形様に対して一歩も二歩も引いている感があって大変好もしいです。でも、残念ながら彼より弱そうな人が近くにいないのですよね~。棟耶さんとの関係も、棟耶さんに指示されるばっかしな段階ですし。正直なところ、あの傲岸不遜でハイエンドプライドをお持ちな空気むんむんだった南方さんが、見事な下っ端アシスタントを実演しているところが感慨深いですよ。

(かつて、「栄羽」というつぶやき初登場の場面。南方が何見て驚いたって、棟耶さんの様子がおかしかったり、多分、お屋形様が異様な表情を見せたことがその理由だったんでしょうね)


んで、今週の本文。
お屋形様の様子がおかしいです。棟耶さんの言葉からすると、まるで創一くんは物忘れしてしまうかのよう。状況的にイメージしやすいのは二重人格ですね。
ラストシーンも鏡の中の自分と見詰め合っていたし。

そして「栄羽」何者?!
南方が顔色変えたのは、棟耶さんの謎の行動(=お屋形様を異様警戒)が原因だったとすると、お屋形様が呼んだ名前に該当する存在はあの場にはいなかった、ということで。栄羽は、創一には認識されたけどその場には不在。
てことは。

今週の展開に付いては謎が提示されただけなので、もうひたすらに想像するしかないですけど……

鏡に向かって対話している点から見て。
栄羽というのは、創一さんの中の人、というか、別人格、に思えるのですよ。
先週、創一さんが「栄羽」と思われる人物と一緒にいた? ちと無理くりですけど、あれハンカチーフの黒服は実は無関係で、モノローグは全部オンリー創一、だったり。創一くんが自己内部で別人格と対話してるとゆー。あの黒服のおじさんは、ただいただけ。……無理が強すぎる……。

うーん。
しかしこの別人格、というのは、なさそう。というか、80年代終わりに結構流行ったネタで、私は世代的に「よくあるパターン」なんですよ。こういうポピュラーなネタは持ってこないんじゃないかな、という気も。
ただ一方で、いまの読者さんて多重人格ネタが流行った頃にはマンガ読む年齢じゃなかっただろうから。多重人格の新しい扱い方が出てきたら、それはそれで新鮮に萌える、というか、新鮮な面白さを感じそうにも思います。

ダメ押しで。
今週の最後のセリフ。「お屋形様と」「栄羽だけです…」「創一様……」。
この「お屋形様」てのは誰でしょうね。「創一様」と続くので、「お屋形様」は撻器を指す可能性が高そうには思います。
んで、話者は栄羽。栄羽の話を聞いているのが創一。
撻器さんと栄羽(と創一自身)だけが共有している何かがあるのでは。
そんなふうに思わせる。

「創一の多重人格に気付いているのは、お屋形様と栄羽だけ」と、まあ、読める。読めるだけで、そうとは限らないですけど。


そしてすみませぬ……
今週末とても忙しくて。ちと眠気が……
語りつくせておりませぬが、今日はこのあたりで。




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